今年こそ土鍋デビューしませんか?マクロビオティックの基本のマルチに使える土鍋を活用しよう。
鍋料理のマストアイテム「土鍋」。
朝晩の冷え込みが厳しくなり、身体も心も温まる鍋料理が恋しい季節になりました。
INYOU読者の方たちの中でも、鍋料理をよく食べるという方は多いのでは?
鍋料理は、好きな具材をカットし鍋に入れてダシと一緒に火をかけるだけという調理の手軽さが魅力。
さらに、生では食べにくい野菜も火を通すことで食べやすくなります。
野菜をたっぷり入れることで、野菜のファイトケミカルが摂取できるのも嬉しいですね。
ファイトケミカルについて詳しくはこちら。調味料不使用!野菜の味だけでできる、病から身を守る最強「ファイトケミカルスープ」の作り方。
野菜くずで作ったベジブロスを使えば栄養価もさらにアップ!
ベジブロスについて詳しくはこちら。その野菜くず捨てないで!病からあなたを守るファイトケミカルの宝庫「ベジブロス」の作り方
そこで、今回は鍋料理のマストアイテム『土鍋』に注目したいと思います。
脇役と思われがちな土鍋、実は主役級の価値を持つ調理器具。
“鍋料理に使う料理器具”と思っていませんか?それだけではありません!
土鍋は、鍋料理以外にも様々な料理に使える万能調理器具なんです。
■お米(玄米)を炊く
炊き込みごはん、雑炊、パエリア、リゾットなど。玄米の炊き方についてはこちら。
玄米ご飯をうまく炊けた試しのなかった私が、初めておいしすぎる玄米を炊けた理由。
■炒め料理
野菜炒め、ゴーヤチャンプルなど。■蒸し料理
茶碗蒸し、プリンなど。■煮込み料理
煮物、煮込み豆腐ハンバーグ、カレー、シチュー、アクアパッツァなど。■オーブンを使う料理
アヒージョ、グラタン、ラザニアなど。このように、様々な料理に使えるんです!
土鍋で使うことでの具体的なメリットとは?
じわじわ温度が上がるので、料理が美味しく仕上がる!
土鍋を使って調理をすることで、料理が美味しく仕上がります。
その理由は、土鍋自体がに熱が通った後、土鍋全体からじわじわ温度が上がり熱が伝わるから。
急激に熱を加えるのではなく、じっくりと素材に熱が伝わることで、素材本来の旨味を引き出してくれます。
特に、お米(玄米)や根菜類はこの性質を持っています。
高い保温性により、味がしっかり染み込む
土鍋は保温性が高く余熱で火が通るのも特徴。
煮物などの煮込み料理は温度が下がっていく過程で味が染み込むので、
土鍋での調理は味が染み込みやすくなりますよ。
たくさん調理器具を持つ必要がなくなる!
土鍋は、様々な料理に使える万能な調理器具です。
フライパン、揚げ物用鍋、中華鍋、蒸し器、中華鍋など、料理に応じた調理器具はたくさんあります。
しかし、種類が増えればその分置き場所や手入れなど、管理する手間が増えてしまうというデメリットも。
土鍋を色んな料理にフル活用することで、調理器具を減らしてキッチンをスッキリさせることも可能です。
さらに、フッ素加工(テフロン)やアルミ製の調理器具は人体に害を与える可能性もあることも知識として頭に入れておく必要があると思います。
詳しくはこちら。
健康に有害な影響を与える、危険性のあるアルミ鍋・フライパンの実態と調理器具の選び方。
そのまま食卓に出せる!
土鍋は、そのまま食卓に出しても違和感がないというメリットも。
お皿に移す手間も省けるし、その分洗いものも減らせます。
食卓にどこか懐かしさを感じる雰囲気を演出することもできちゃいます。
フライパンやアルミ製の鍋などをそのまま食卓に出すと…違和感ですよね。
食事は見た目も大事!土鍋は食卓を目で楽しめるひとつの要素になってくれますよ。
お米(玄米)を土鍋で炊けば、光熱費の軽減も可能!?
INYOU読者の方の中には、お米(玄米)を土鍋で炊いている人も多いかと思います。
過去に私が土鍋で炊いたことがなかった時、
とても手間と時間がかかるんだろうな~という印象がありました。
が、これは思い込み。
浸水時間はかかりますが置いておくだけ。
さらに炊飯器で炊くのとそんなに時間の大差はありません。
土鍋で炊いたお米(玄米)の美味しさを知ってしまうと、炊飯器に戻れなくなるかも。。。
その違いは食べた人にしかわかりません。
どうせ食べるなら美味しく食べたい!と思いませんか?
試したことがない方は、ぜひ一度試してみてください。
また、炊飯器は炊飯~保温まで電気代がかかりっぱなし。
土鍋はガス代こそかかるものの、炊けたら保温に光熱費はかかりません。
余った分は冷凍しておいてもいいですが、電子レンジで解凍したお米はあまり美味しいとは言えません。。。
できれば、毎回食べきれる量を作るのが無駄がなくていいですね。
土鍋は、マクロビオティックでは良く使われる調理器具。
電子レンジやIH調理器は「極陰」なうえに発ガン作用のリスクも!?
マクロビオティックでは、土鍋は陰性の調理方法とされています。
ちなみに、電子レンジやIH調理器は「極陰」になるので、便利ですが健康のためには出来るだけ避けたいところです。
電子レンジは、マイクロウェーブ(電磁波)が発生する調理器具。
電子レンジについての多くの研究がされた旧ソビエト時代を経て、1976年にロシアでは電子レンジの使用が禁止されたという歴史もあります。(その後禁止が解かれたそうです)
土鍋は陰性
便利だけどリスクも持ち合わせている調理機器に比べ、土鍋はマクロビオティックでも良く使われる調理器具です。
土鍋は1000℃以上で焼かれて完成する調理器具。
遠赤外線効果がありじわじわゆっくり熱が加わり、その後ゆっくり冷める。
土鍋での調理は、身体を冷やしにくいといわれています。
実際に、炊飯器で玄米を炊いているけどなかなか冷え性が改善できなかった女性が、土鍋で玄米を炊くようにしたところ冷え性が改善されたという話も。
では、実際どんな土鍋を選べばいいか。
実際に土鍋を使ってみよう!と思っても、種類は様々。選ぶ時にはここをチェックしてみてください。
■伊賀焼、萬古(万古焼)、信楽焼など伝統があり信頼できるもの
■人工的に強度を増したもの(目止めの必要がない)ではなく、自然の土を原料にしているもの(使用前に目止めが必要)
■家族構成に合ったサイズのものを選ぶ
■自宅のコンロIHの人は、IH対応かどうかを確認する
これらのポイントを考慮して選んでみてください。
最後に。
今回は、鍋料理がよく登場する今の時期以外はあまり出番がない土鍋について書きました。
我が家も鍋料理以外には使うことが少なかったですが、ちょこちょこ色んな料理を試していています。
実際に使ってみて、鍋肌に材料がこびりついたり、目が離せなかったりということもありますが、料理を作るという行い自体に味が生まれたような感覚を覚えました。
便利で快適なのは確かに魅力です。
でも、土鍋での料理は不思議と愛情が込められているのか、仕上がりが違います。
それは、体験した人にしかわからない感覚。ぜひ、この感覚を味わって見てほしいです。
まずは、難しいことを考えずに家にある土鍋で試してみる。
きっとその行動が「次はこうしてみよう」「こんな種類の土鍋を使ってみようかな」といった、さらに次の行動につながっていくのではないでしょうか。
「土鍋は料理をより楽しくするもの。」と私は思いました。
ぜひ、土鍋を最大限に活用してみてくださいね。
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