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知らないと怖い経皮毒。防虫剤の使用は特に注意。健康にこだわるなら衣類の安全性も気をつけよう。自然の香りを使った心地よい生活とは。

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口以外からも余計なものは体に入ってくること、意識していますか?


私たち人間は様々な有害物質や細菌、害虫など自分にとっては余計なものと日々戦っています。

細菌や害虫などは大きな視点でみれば地球の構成メンバーであり、決して無駄ということはないのかもしれませんが、人間にとっては脅威になることがありますよね。

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人間が合成した自然界には本来存在しないような化学物質などはできる限り摂取したくないところです。

合成でも安全なものもあり、自然界にあるからといって安全というわけでも全くありませんが、人体への悪影響があるとされている有害物質はできる限り避けたいものですね。

食べ物に関しては、目で見て、自分の意思で口に運び取り入れるということからも意識しやすいので、意識している人が増えてきています。

IN YOUを御覧の方は、オーガニック、無添加など安全性を優先した素材選びを心がけている皆さんが特に多いでしょう。

でも皆さんは、洗濯洗剤や防虫剤まで十分に意識できていますか

これらは、口からも入ってきますが、実は口から入る毒以上に見逃せないのが、「経皮毒」です。

今一度、経皮毒のことを知っておこう

私たちの皮膚は、角質層、真皮層、皮下組織の3つの層からできています。一番外の触れることができる部分である角質層は、バリアー機能を持っており、簡単には突破できない構造になっています。

2009100412010200c (画像:kakushitsubaiyo.com/)

分子量が500以上の大きな構造の分子は入りにくいのです。

しかし、その角質層を通り抜けて内部に浸透しやすい物質があります。
それは、分子量の小さい物質と皮膚の性質に近い脂溶性の物質です。

洗剤などに使われている合成界面活性剤は、プロピレングリコールで分子量76程度、やラウリル硫酸ナトリウムが分子量288程度であり、サイズが小さく浸透しやすいといわれています。

通常、私たちには解毒能力があるので、外から入ったものを全てまともに受け入れているわけではありません。例えば、口から入れたものについては肝臓、腎臓などで代謝排泄されるので、約90%は外に排泄されていくとも言われています。

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しかし、皮膚から吸収したものに関しては、10日かかっても10%程度しか外へ排泄されないので、皮膚の下に蓄積しやすい。

皮膚の部位によって吸収されやすさは異なり、二の腕の内側に対して例えば背中では17倍、なんと性器では42倍も吸収されやすいというデータもあります。

下着など直接身につけるものには、安全性にもこだわりたいところです。

衣類の保存に使われている防虫剤のこと知っておこう

衣類は直接皮膚に触れるもの。中でも影響が気になるのが衣類を保存する時に使う防虫剤です。なんだかイヤーなニオイがしますよね?
これらの成分のことも知っておきましょう。

衣類防虫剤の毒性

 

ナフタリン

防虫剤の代名詞にもなっている「ナフタリン」。
ネオパース(エステー)、わらべ(白元)など、古くから馴染みのある商品も多く存在します。

・直接触れてしまうと手が赤く炎症を起こして腫れたりする。
・合成段階で生成されるベンツピレンは発ガン性物質である。
・パラジクロロベンゼン、しょうのうと併用するのは危険

パラジクロルベンゼン

有機塩素系殺虫剤。ネオパラエース(エステー)、トイレの防臭剤などに使われています。
薬剤が空気中に拡散しやすいため吸入による影響も注意が必要。

・頭痛がしたり、めまいなど、また、目、鼻、のどの粘膜の刺激、腎炎などの問題が起きる。
・白内障の発症
・発ガン性の可能性も示唆されている。


ピレスロイド系

無臭を謳っている製品に多い、エンペントリン配合の防虫剤。
アレスリン、フェノトリン、メトフルトリン、トランスフルトリン、イミプロトリン、ペルメトリン など。

ミセスロイド(白元)、サザン引出し用防虫シート(フマキラー)、ムシューダ(エステー)など一番多くの商品に使われています。

「無臭=安全」 と思い込みがちですが、無臭だからといっても成分は揮発して呼気として口、鼻、そして皮膚からも吸収されます。

・全身作用よりも、局所的作用が問題となりやすい。
・神経系への影響、内分泌ホルモンへの影響、免疫なども問題など

(参考: アース www.earth-chem.co.jp/gaichu/anzensei/)


ディート

虫除けスプレーに配合されている成分。もともと軍事用に開発された忌避剤です。
遺伝子的な突然変異の可能性が示唆されていますが、遺伝的毒性はまだはっきり解明されていません。

・重度の神経障害
・皮膚炎を起こす など

吸入や経皮吸収した場合の影響は不透明である

これらの成分は防虫目的に使われるものですが、もちろん私たち人間にも吸収されてしまいます。
固形の防虫剤は「昇華」といって、固体⇨気体へと直接変化します。
それだけ軽くて舞い上がりやすい性質を持っているのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA (写真:mykaji.kao.com/)

正しい使い方をすればすぐに影響がでるものではありませんが、間違った使い方をすれば人体に影響を及ぼす可能性も否定できません。
長い目で見ればできる限り使用を避けた方が無難と言えるでしょう。


食べ物だけでなく、洗剤や防虫剤など衣類の香りが気になり始めた

口から入れる食べ物を安心安全なものを選ぶように意識し始めてから、私が次に気になったのはシャンプー、歯磨き粉など、そして衣類の洗濯洗剤や防虫剤の使用でした。

つまり肌につけるものです。

ナチュラルなものを求めるようになればなるほど、市販の匂いがきついシャンプーや洗剤類が異常に鼻につくようになっていったのです。
そして、よく分からない成分が肌にまとわり付いているような気持ち悪さ・・。

18wwc1bh8n2v7jpg (参考:lifehacker.com/)

特に私自身はヨガウェアが一番気になっていました。
ヨガをしている時に、呼吸を意識するようになると、自分の衣類からする合成洗剤の匂いが気になって仕方ないのです。頭がつーんとくるような感覚

集中できないし、なんだか気持ちがよくない。
それが嫌で肌につけるものも、ナチュラルで無添加のものを選ぶようにしました。

ナチュラルな香りで防虫、防臭したい。出会ったのは「くすのき」の香り

たしかに無添加のものは心地よかったです。でもなんだか物足りない感。

特に、湿気が多い時期や、冬場で外干しでは洗濯物があまり乾かない時などに気になるのが「ニオイ」。
洗濯物の半乾きのニオイって本当に嫌ですよね。

だからといって、不自然な柔軟剤は絶対に使いたくない。
ナチュラルなものがいいけれど・・でも、ちょっと香りも欲しい。

防虫作用、消臭作用があるアロマには「レモングラス」「ペパーミント」「ラベンダー」「ティートゥリー」などがありますが、私がおすすめなのは「くすのき」の香りです。

皆さん衣類の防虫剤に使われる「しょうのう」って聞いたことはありませんか?
「しょうのう(樟脳)」はクスノキから採れる精油成分なのです。

なかなかくすのきのアロマオイルなどを探しても見つからないところ、やっと出会えたのが屋久島の「くすのきウォーター」でした。
すすぎの時に入れるだけで、洗い上がりが軽やかになって、森の香りがほのかに残る程度。
もしくは干す時にスプレーして使ったりしてもよし。リネンウォーターとして万能なのです。

くすのきウォーター
しかも無農薬だから安心。
屋久島といえばあの世界自然遺産にも指定された「屋久杉」が有名ですね。
手つかずの自然が残る島、屋久島。

c4fffa9f801453de56f8a358ed56a743be5ab9aa (画像:kinarino.jp/)

そこには照葉樹林といわれる、椿の木やシイノキが茂っている緑豊かな森があります。
「くすのきウォーター」のクスノキはその森から届いた天然無農薬の「しょうのうエキス」が入っています。

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天然の「しょうのう」をつかって気持ちよく衣類を保存する

ドラッグストアで買うような合成の防虫剤のニオイが苦手という方は多いはず。
実は合成の防虫剤には不快なニオイというレベルだけの問題ではなく、「経皮毒」の問題があります。

そして、衣類を保存する時に重宝するのが「天然無農薬しょうのう」です。これは、衣類防虫剤になります。
タンスやクローゼットに衣類と一緒にしのばせておくだけです。

冬が過ぎて、春が来た時、気持ちよく自分の大好きな衣類と再会できる。もうあのツーンと嫌なニオイとは無縁になります。

天然の香りの力を借りて、気持ち良く生活する

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こういう自然の香りを使った商品はまだまだ少ないですね。

そもそも虫や雑菌は自然界の生き物。
そして私たち人間も自然の一部であり、衣類ももともとは自然の一部からできている。
自然の力で洗濯して、自然の香りで衣類を守る。

そうすれば、皮膚から余計な化学物質を吸収することもなくなる。

何かを選ぶ時、「毒が入ってるからダメ!」というマイナスな思考をするのではなく、「より心地よいのはどっちだろう?」という観点で使うものを選んでいくと、生活が少し楽しくなってくると思います。

みなさんも身の回りの安全性を今一度見つめ直してみませんか?

おすすめくすのき商品

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manami sasao
タイ在住、ときどき日本。フリーライター兼薬剤師。 薬剤師でありながらも、ヨガを始めてから薬に頼りすぎないセルフケアに関心が高まる。祖父がタイ人、ハーブを多用したタイ料理、タイの穏やかな空気に魅了され外資系製薬企業を退職して夫と共にタイに渡る。現在は薬局での経験と知識を生かして、ヘルスケア関連ライターとして活動中。西洋、東洋医学にも自然療法にも偏りすぎない方法を発信していきたいと考えている。
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