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活性酸素を除去する東洋のパワーフード「棗」=なつめの効能と食べ方。

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空気、水、食材の宝庫「飛騨」に棗の季節がやってきた!

観光地である「飛騨高山」。
いったことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
昨年末に名古屋から飛騨へ移住し、大自然の中で親子で暮らしています。

古い町並みは小京都と呼ばれ、たくさんの観光客がこの地を訪れます。
この土地で実る作物は、高地の綺麗な空気や山からの澄んだ水、寒暖差などを味方にして様々なパワーを持っているようです。

知ってる?棗(なつめ)

漢方薬としても使われてきた薬効的な植物「なつめ」


季節は秋。

たわわに実ったお米の収穫期、もう一つ収穫の時期を迎えるものがあります。
それが「棗」です。

読み方はなつめ。

飛騨では庭に棗の木がある、という家庭も珍しくありません。
(私からしたら、宝物が庭にあるようで羨ましくてたまりません!)

棗は中国原産の果実で、中華料理や漢方薬として重宝されています。

飛騨地方では青い実が赤茶色に熟したものを生で食べたり、甘露煮にしたり、干したりします。
生の果実はリンゴのような味がします。

棗は、中国では「一日食三棗」という言葉があります。

「これは一日3個棗を食べると老いない」という意味です。

そう、棗には老化防止効果があるのです。

そして、美容効果、滋養強壮、貧血予防、アレルギー改善…など様々な効果が期待できる飛騨のスーパーフード!

デーツとは違うの?

はい。
デーツとは別物。

見た目も少し似ていますが、根本的に全然違うもので、東洋ではなつめのほうが一般的です。
なつめは上記であげた通り、漢方の世界でよく用いられる食材です。
胃腸をいためる薬を飲むときの胃薬のような使われ方をすることもあるといいます。

棗(なつめ)の効能


棗には、カリウム、亜鉛、鉄分、葉酸、食物繊維、パントテン酸、ナイアシンなどが豊富に含まれています。
カリウムは余分な水分を排出し、むくみを予防します。

またナトリウム濃度を調節し血圧が上がり過ぎるのを抑えます。
そして、食物繊維は便通を良くし、腸内環境を改善する効果があります。

サポニンという栄養素も含まれており、こちらも便通を良くし、脂肪の蓄積を抑制する効果もが期待できます。
棗はダイエットにも効果が期待できそうですね。

先にお話した、老化防止効果(アンチエイジング効果)は、豊富に含まれた食物繊維に加え、サポニンという抗酸化作用を持った成分が含まれていることからきているようです。

このサポニンには活性酸素を除去してくれるという嬉しい効果もあります。

特に女性に食べて欲しい

月経前や妊活などにも


棗にはリンや鉄などのミネラル分が豊富に含まれています。
漢方では、棗は、脾臓と胃の気を元気にし、血液に栄養を与えると考えられています。

貧血にはもちろん、月経前にもおすすめです。
また、葉酸が豊富に含まれています。葉酸は胎児の発育に欠かせない栄養素です。
妊娠中に葉酸サプリを飲んだことがある人、多いのではないでしょうか。
妊婦の方にも是非おすすめです。

棗には体を温める作用があり、女性に多い冷え性にも効果を発揮します。

そして、もう一つ注目すべきは「パントテン酸」です。

あまり不足することのない栄養素ですが、ストレス過多、不摂生などで腸内フローラが乱れている方が多い現代には摂取すべき栄養素ではないかと思います。

パントテン酸は神経細胞の合成や神経伝達とも関わりがあると言われており、
また、副腎皮質ホルモンの合成を助け、ストレスへの耐性を高めると言われています。

また、カルシウムはイライラ防止、マグネシウムはセロトニン(ハッピーホルモン)の生成を助ける効果があるので、
精神的なストレスに強い体作りに一役買うということになります。

棗は女性に嬉しい効能がいっぱいですね。
月経や、妊娠出産、更年期などホルモンバランスが崩れやすい女性の強い味方になるのではないでしょうか?

まだまだある、棗の力

アレルギー抑制作用も!


棗には、フルクトピラのサイドという栄養素も含まれ、アレルギー抑制作用に効果があることが期待されています。
また、上記で紹介したパントテン酸は副腎皮質ホルモンを合成する働きがあるので、アトピーや花粉症にも効果が期待できるのではないでしょうか。

このパントテン酸、棗に豊富に含まれており、ビタミンCの働きをサポートする働きもあります。
ビタミンCはコラーゲンの生成にも必要な栄養素であり、化粧品にも多く利用されている栄養素。

ビタミンCはストレスや喫煙、飲酒などでも消耗されるので、毎日こまめに取る必要があります。
ビタミンCには抗酸化作用のほか、異物の代謝を助ける作用もあります。

こんなにいいことづくめですが、一度に大量に食べることは、胃腸へ負担がかかります。
一日3個~5個を目安に食べてみてください。

また、体を温める作用があるので、火照るような症状のある方は、食べる量を少なくするようにしてください。

棗の食べ方


では棗ってどうやって食べるのかというと、飛騨地域ではそのまま食べたり、甘露煮、ドライにしたりという食べ方があるようです。
私は、この時期に秋・冬に備えて棗を乾燥させて保存しようと思っています。
ドライの棗を水とはちみつで煮て、ナツメ茶にしたり、そのまま食べたりと楽しもうと思っています。

ドライなつめで病知らずに!

【ドライ棗の作り方】

① 生の棗を5日程干す。
②赤茶色くしわしわになったら、15分ほど蒸す。
③乾燥するまでもう一度干す。



最近は台風が多くて干せる日が少なく、しかたなく乾燥機にかけることもありましたが、
やっぱり太陽の光をいっぱい浴びさせたいですよね。

ドライ棗を使った棗茶の作り方

【棗茶】

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①ドライ棗を20個~30個ほど一晩水でもどす
②棗、生はちみつ(大さじ2)、水(2カップ)、ラム酒(大さじ2)を鍋に入れ火にかける。
③沸騰したら弱火にして30程煮る


お好みでシナモンや生姜を入れてもいいと思います。
我が家ではルクルーゼを使用しました。
手作りのグラノーラにドライなつめを使用してもおいしいですよ。
甘すぎずくどくないので、我が家ではナッツと棗のグラノーラをよく作ります。

甘いものが苦手な方ははちみつの量を調整してください。

みなさんも一日3個の棗生活始めてみませんか?

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千原 清花
マクロビセラピスト、オーガニックビューティーセラピスト。 家族の病気や自分の体調不良をきっかけにマクロビオティックに興味を持つ。 3.11の震災を機に「正しい情報を自分で選ぶ」ため漢方や東洋医学を中心に学ぶ。息子を出産し、息子がアトピーだったことから、スキンケアと食事についてもさらに学びを深める。現在は岐阜県飛騨市へ移住し、空気・水に恵まれた環境の中で、ライターをつとめる。東洋医学、ローフード、発酵食など様々な考え方がある中で、情報を自分で選択出来るよう、また人へその方法を教えることが出来るよう邁進中。
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