自宅で簡単!鍼灸師が教える、柔らかい心身を得るための方法|あなたの身体が緊張していないか確かめる4つのセルフチェック法
あなたの身体は、柔らかいでしょうか?
それとも、硬いですか?
人によって身体の柔らかさは違いますよね。
手のひらがべったりと床につく方、
全く床に手が届かない方・・・
もちろん、身体は柔らかいに越したことはありませんよね。
身体だけではなく、
心も柔らかい方が人間関係などの衝突も少なく穏やかです。
今回の記事では、身体と心の柔らかさについて詳しくお伝えしていきます!
柔らかい身体とは
「柔らかい身体」というと、
ヨガのような動作やストレッチを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
立った状態で、膝を伸ばしたまま前屈して、
掌が床に着けば柔らかく、
指が床から20センチ・30センチ離れていれば、硬い身体です。
ストレッチをしても、なかなか身体が柔らかくならない、という方もいます。
反対に、あまり運動をしていないのに、身体が柔らかいという人もいます。
これは、人によって筋肉の起始・停止(付いている所)が微妙に違う為です。
また、もともとの筋肉の柔軟性の違いもありますね。
①身体の柔軟性
脚が大きく開くとか、開脚で前屈して胸が床に着くとか、身体の柔らかさというと、どうしてもそちらに目がいってしまいます。
そうした柔らかさは、関節の可動域が大きいという事です。
バレリーナや力士では、そうした柔軟な身体が求められます。
しかし、そうした柔らかさとは別の柔らかさもあります。
②柔らかな筋肉
筋自体が柔らかい、というのもあります。
用のない時には余分な緊張がなく、柔らかな状態の筋肉。
こうした筋がアスリートにとっても、私たちの日常生活にとっても有効です。
立ち姿が、フワッとしていてリラックスしているように見える姿。
これは肩に力みのない状態です。
表情を見ても額にしわが寄っていることはありません。感情的にも平穏である状態です。
スポーツの試合などでも、
意識して筋をリラックスさせることができ必要な瞬間だけ爆発的に筋を使える。
これも「柔らかな身体」「柔軟性のある体」として大切な事です。
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柔軟な心でいること。メンタルタフネスとは
緊張や怒りは、人にとって精神的なストレスです。こうしたストレスに過剰に反応する人は、
緊張しやすい人、怒りっぽい人、になります。
どちらも、柔軟性を欠く折れやすい心ですね。
メンタルタフネス
スポーツの場面などでは、メンタルの強い弱いが大きな問題になることがあります。
いくら運動能力が高くても、
それを十分に発揮するためには強いメンタルが必要だからです。
怒りや過剰な緊張は筋を硬くして、
十分なパフォーマンスを阻害します。
その為にアスリートは運動能力だけではなく、
メンタルな強さが求められます。
テニスの大坂なおみ選手が
「メンタルが3歳から5歳になった」と言った事は有名です。
この試合に勝ちたいとか、負ける事は出来ないといった
強い意志と感情を持ちながら、それを冷静にコントロールしていく
そうした所に一流選手のメンタルを感じます。
ただ、やる気力だけが暴走して、根性根性と言っていたのでは
とても世界に出ては行けないという事ですね。
常に最高のパフォーマンスを発揮するには
氷の心と炎のやる気の両立のような事が求められるわけです。
柔らかな心・強い心
気持ちに余裕があれば、多少の問題も笑って受け流すことができます。スポーツやスピーチなどの場面で、緊張した時に、
それを糧にして力を発揮する人がいますよね。
「まあいいや」と気持ちを切り替えられる人もいます。
これができる人とできない人の違い、
それが「柔軟な心」です。
不利な状況になっても、折れない心が突破口を開きます。
アスリートにとっては、心のありようも、
身体能力同様に大切なわけですね。
アスリートでなくても、
柔軟で強い心は持っているに越したことはありません。
困った時にただ強気なだけでは立ち行きません。
物事を上から見る下から見る、ひっくり返して見る、
というような発想の転換も役に立ちます。囚われのない柔軟な心です。
会議やプレゼンテーション、商談などでも役に立つ心構えですよ。
精神的ストレスと東洋医学の関係
東洋医学では、精神的ストレスは
肝(西洋医学の肝臓とは同じではありません)の機能と関係しています。
怒ると、肝火上炎 といって気が上がった状態になります。
怒りの為に顔を真っ赤にして、
という事は日常生活でも時々目にすることですね。
また、意のままにならない事があると、肝気うっ結 といって
お腹に不満を抱えた状態としています。
肝は筋と密接に関係があり、
いずれの場合でも筋肉の緊張を招きます。
その為、筋の血行が悪くなりさらに状態が悪化します。
ストレスの強い方では、
実際にお腹の辺りが硬くなるという症状として、現れる事があります。
鍼灸師の仕事として、そうしたお腹の状態を改善することで
症状を良くしようとすることは、よくあることです。
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筋緊張が原因で頭痛になることも
東洋医学を出すまでもなく、
ストレスで筋緊張が高まることは良く知られています。
PC入力を長時間続けたり、同じ姿勢で作業をしていると
肩や首の筋が硬くなってきます。
さらに進行すると頭痛が起こることもあります。
同じ姿勢を維持する事は、
身体にとっては思った以上のストレスです。
同一姿勢で入力を続けると、身体のストレスと心のストレスの両方で1日の終わりには、
自分ではどうしようもないほど、首や肩が凝ってしまう方も少なくありません。
休みに気分転換をしてリラックスしていますか?
昼間頑張って働いて、帰宅して気分を変えて
リラックスできる人は良いのですが、
これが意外に難しいのです。
気分転換で、お酒を飲みに行くとか、友達とお喋りを楽しむとか
日帰り温泉でゆったりした気分になる。
そうして、気分を変えられる人は良いのです。
帰宅しても、仕事モードを引きずっていて、
硬い身体と緊張した心のままリラックス出来ないと、疲労も回復しなくなります。
心の緊張と身体の緊張は、同調します。
気持ちを緩めれば、身体も緩みます。
身体を緩めれば、心もリラックスします。
そうすることで気血の流れも良くなり健康度も上がっていきます。
好きな音楽を聴いて気持ちが緩むと、身体の緊張もとれてくる。
反対に、休みにテニスをしたり山登りをしたりして、
好きな事で身体を動かして仕事で硬くなっていた筋肉をほぐすと、
気持ちも晴れやかになってくる。
自分に合った方法で、
心と身体に緊張を取る事を多くの人は知らず知らずにやっています。
残念なのは、体力が落ちてきた中高年の人は
そうした事をやらなくなることです。
長く続けられる趣味で、
ストレス解消や気分転換の手段を持ち続ける事が大切です。
あなたの身体と心、緊張しすぎていませんか?緊張度のセルフチェック
意外に多くの人が、常に身体に必要以上の力を入れています。
鍼灸師の仕事で、肩や首の痛みなどの治療をよくするのですが、
本人も気が付かないうちに、
日常的に身体に力を入れている方が多くいます。
緊張度チェック
①筆圧が高くないですか?
ちょっと書き物をすると直ぐに肩が凝りますよ。②キーボードを打つ音が大きくないですか?
自分のキーボードだけやけに音が大きい人は要注意。キーボードの劣化が、
同じ仕事量の他の人より多い場合は肩や首の凝りが辛い事と繋がります。
③舌の歯形を見てみよう
鏡に向かって、舌を出して見てください。舌の横に歯の跡がついている事があります。
そうした方は、普段から緊張度が高いか、
常にストレスに曝らされていることが考えられます。
もともと緊張度が高い方もいますし、
仕事などで心身共に疲れ切っている方もいます。
でも、自分の緊張しやすい傾向が分かれば、まずは一歩前進です。
力みやすさをチェックしよう:「肩の力を抜いて」
特にストレスに曝されなくても、もともと緊張しやすい人やつい余分な力を入れてしまう人、そういう人もいます。
思っているより、リラックスして動くことは難しいです。
簡単なチャックがあります。試してみましょう。
右手を、掌を下にして肩の高さまで挙げます。
左手で右手首を掴みます。
右腕全体の力を抜いて、
左手だけで右手をその位置に支えるようにします。
右腕を脱力したままで、掴んでいた左手を突然離します。
普通は、右腕はストンと落ちます。
ところが、かなり多くの人で、
右手がそのままに位置にあったり、一瞬その位置に止まった後に落ちたり、
ゆっくりと落ちたりします。
これは「肩の力を抜く」という事が十分に出来ていない為です。
右腕がストンと落ちなかった人も、
何回か練習することで肩の力を抜く事ができるようになります。
右腕がストンと落ちた人も、肩の力が抜けている状態を
味わいながら何回か練習してみましょう。
日常生活での気づき
「肩の力を抜く」というのは、色々な場面で聴く言葉です。「緊張しないで」という
「心のリラックス」の意味で使われることもあります。
本当に「肩の力を抜いてください」という
「身体のリラックス」の指示であることもあります。
それ程、肩の力みと心身の緊張は関係しています。
実際の場面では、どうなっているかと言いますと、
まず、肩があがっています。
気持ちが緊張する状況では、身体に力が入りがちです。
すると肩があがります。
そうした時には、1度更に肩に力を入れてあげてみます。
その後で、息を吐きながら肩を下げます。
そうした事を数回繰り返します。
肩に力が入っていることに気づく事、
そしてそれに対応する事それだけでも、少しリラックスします。
家で楽しくテレビを見ているような時でも、
肩に余分な力が入っていることもあります。
慢性的な肩こりの人は、
ちょっと気を付けて肩の状態を見て下さい。
自分の状態を知るのは大切な事です。
人の心と身体は、必要な時に一時的に緊張状態になって、
用のない時には、リラックスしている事が効率の良い使い方です。
緊張したまま日々を過ごしていく事がないように、
時々自分の内面を観てみると良いでしょう。
自分の身体が緊張状態にないか?
心が緊張状態を続けていないか?
それを、第三者の目で観てみると色々と気づくことがあります。
時々そうしたチェックをすることで、
心身の緊張を改善するきっかけを作ってみましょう。
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■参考文献■
東洋医学 基礎編 学研 山田光胤
フェルデンクライスメソッド入門 BABジャパン 伊賀英樹
素問ハンドブック 池田政一 医道の日本社
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