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イライラや不安感に効く「ツボ」で、優しく春を乗りこなそう

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木の芽時は心も不安定に

こんにちは。

徐々に春の風も吹き始め、だんだんと冬も終わりに近づいていますね。

先日雪が降っていたと思ったら、もう梅の花が開いたりぽかぽかの陽気で、寒暖の差も激しく、体調を崩しやすかったり心が不安定だったりと、心身ともに慌ただしい日々が続いてはいないでしょうか。

むかしから、この冬から春にかけての季節というのは、「木の芽時」と呼んで心身の不調のきたしやすい時期と言われてきました。

そもそも季節の変わり目や気圧の高低のような自然環境の変化は、その変化に対応する体のほうも合わせることが負担となって、不安定な状態を招きやすくなります。

特に、こうして冬の寒さに耐えるようにぐっと硬直させてきた体を、ふっと和らげるような暖かな春の風は、自律神経のバランスにも大きな影響を与え、不眠やうつ、怒りっぽさや不安感、持病や様々な心身の不調の悪化をいっそう誘発します。

木の芽時に悪化しやすい症状

怒りっぽい、イラつきやすい めまい、耳鳴り、頭重、頭痛、肩こり、 生理不順、生理痛、更年期障害 胃痛、胃腸の不快感、食欲不信、便通の異常 寝つきが悪い、途中で目が覚める、睡眠への満足感がない 抑鬱感、やる気が出ない、全身の疲労感 手足のしびれ、筋肉のひきつり 目の疲れ、充血、乾き目、抜け毛 神経痛、手足のしびれ、リウマチの疼痛 など

出典 : 春の木の芽時と体調不良

こうした症状も、溜めこんだ疲労がどっと溢れだしたものですから、変にここで気張って我慢したり抑えつけるよりも、なるべく優しくケアをしながら、「木の芽時」の不安定さを乗りこなしていくことが肝心になるでしょう。



ツボ

そこで今回は、不安感や怒りっぽさといった感情の不安定さに効果のある「ツボ」を幾つか紹介したいと思います。

ところで、具体的なツボの紹介の前に一つ、「ツボ」というとどんなイメージをお持ちでしょうか。

もしかしたら、‘ 古臭い ’ といった印象もあるかもしれません。実はその通りで、ツボの発祥は、今から約三千年前とも言われ、中国から日本に伝わったのは6世紀頃のことでした。

ツボは、日本の古い文学にもたびたび登場し、日常に根づいていたことがわかります。

たとえば、「つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付」けた随筆「徒然草」では、兼好法師が、こんな助言を書き残しています。

四十以後の人、身に灸を加へて、三里を焼かざれば、上気の事あり。必ず灸すべし。

出典 : 『徒然草』 | 吉田兼好

40歳を過ぎたら、足三里というツボに必ずお灸をしましょう、と兼好さんは勧め、また俳人の松尾芭蕉も、長い旅路の疲れに、「三里」にお灸をして乗りきったと「奥の細道」で書いています。

古くから、「ツボ」は日本人にとって身近な健康法だったのですね。



不眠や不安感のツボ「神門」

さて、足の三里(詳しくはリンクをご覧下さい)も大事なツボですが、もう少し心の不調に添ったツボとして、まずは、「神門(しんもん)」というツボを紹介したいと思います。


神門

Photo : kyushin.co.jp

 

これは、憂うつな気持ちや不安感が生じたり、頭痛や不眠、夢をよく見るなど眠りが浅いときに効果のあるツボです。

場所は、手首の内側で、反対側の手の親指でぐうっと押し込むように刺激しましょう。

ツボの位置は、最初は大まかで大丈夫です。じっさいに刺激してみると、自分で「ああ、イタ気持ちいいなあ」と思えるポイントを探り当てることができると思います。

そのポイントを、数秒強めに押して、数秒休む、ということを繰り返しましょう(どうしても痛みが強いときは、触れるくらいの優しさでもかまいません)。




イライラや動悸、不安感のツボ「内関」

動悸や息切れがひどく、イライラや不安感、また胸がもやもやしたり驚きやすいといったときには、「内関(ないかん)」を指圧すると良いでしょう。


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Photo : blog.kaisei-tiryo.com


場所は、手首から指3本ぶんの位置にあり、筋の真ん中辺りになります。

押すとずうんと響くような痛みのある箇所がツボのポイントで、ツボの位置は個々人によって微妙に違うので、ご自身で刺激しながら探してみて下さい。

イライラが強いときには、その内関を、数分、小さく時計回りに円を描くように指圧しましょう。体とともに徐々に心も解きほぐれていきます。




イライラ、不眠、生理不順のツボ「行間」

こちらもイライラや不眠を中心に、ほてり、ストレス性の頭頂部の頭痛や偏頭痛、また生理不順や更年期障害など女性特有の不快な症状などにも効果のあるツボです。

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Photo : kango-roo.com



ちょうど足の甲の親指と人差し指のあいだの水かきの部分が、「行間(こうかん)」の位置です。

親指をツボのポイントに当てて、深く呼吸しながら、じんわりと指圧したり、はさみこむようにして丁寧にもみほぐしましょう。結構痛みも強いと思いますが、頭に血が上りそうなときなど、ぜひ試してみて下さい。



こうしたツボの指圧は、実際に症状が生じたときにも効果がありますが、普段から日常的な習慣や癖にすることで予防や改善にも繋がっていきます。

また兼好さんや芭蕉さんのように、お灸をすえるのもよいでしょう(お灸は薬局に大抵置いてあり、熱さのレベルも選べるので、気軽に取り入れることができます)。


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優しい春を

僕が「ツボ」と出会ったのは、10代の半ば頃、ちょうど学校に行けなくなっていた数年のあいだのことでした。

当時通っていた東洋医学が専門の心療内科の先生からの紹介でカウンセリングを受けることになりました。そのカウンセラーの先生が教えてくれたのが「ツボ」でした。

正直、その先生とは相性が合わず、僕自身もすっかり心を閉ざしていた時期だったので、せっかくの対話の時間も、重い沈黙とともに過ぎ去っていきました。

ある日のこと、その先生が、「ツボって知ってる?」と言い、僕は黙ったまま、首を縦とも横とも言えないような微妙な角度で振りました。先生は、ちょっと足を貸して、と言って僕の足裏の内側を押しました。

すると、ぎゅうっと響くような痛みが走りました。

先生は、「ここは胃に関係してるところでね、ストレスとも関連してるんだよ」「家でも定期的に押すといいよ」と言いました。

僕は、それ以来、部屋で自分の足裏とにらめっこをしながら色々と押してみるようになりました。母親が指圧してくれることもありました。

誰かと会うときや外に出なければいけないとき、それだけで不安感や動悸が激しくなって体調が悪化することも多かったのですが、おまじないのように一人でツボを指圧していました。

結局、その先生とは、その後、数ヶ月でカウンセリング自体を中断することになったのですが、そのとき教わった「ツボ」は、こうして今でもずっと大切な習慣となって残っています。



いつだったか、祖母が動悸と不安感で苦しんでいたとき、僕は祖母の手をとって「神門」のツボにそっと触れました。「大丈夫だよ」「ゆっくり深呼吸して」そう言ってそのツボを優しくさするように指圧しました。

その後祖母は、血圧計ではかって脈拍が下がったと喜んでいました。

もちろん、ツボの効果もあったのでしょう。でも、手で触れること、投げかけることばや声といったことが重なって、体と心を鎮めることができたのだと僕は思います。



冒頭で触れたように、冬から春にかけては、自然環境の変化で、心身ともに不安定な季節です。また加えて、引越しや入学など、社会環境の変化も重なり、どうしても色々とピリピリする日が続くことでしょう。

お互いがイライラしたり落ち着かなかったりと不安定になるので、親子や恋人、友人関係などの近しい間柄でもつい喧嘩になってしまうこともあるかもしれません。

そんなときは、なるべく誰か(自分自身も含めて)を責めるのではなく、「ま、春だからね」とほんの少し「いい訳」を許して、ツボを指圧してみて下さい。

そうしてこの不安定に揺れる春を、優しくやさしく乗りこなしていきましょう。


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kei
不登校だった子どもの頃にお世話になった先生が、瞑想や漢方など、東洋医学について教えてくださったこと。また、後年体調を崩したことをきっかけに、食の安全や自然に関する興味を深めました。もともと読書が好きなので、ことばで少しでも何か変わるきっかけがつくれたらと思っています。  www.minocafeodakyu.link
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