食を変えたいと思うならまずは調味料から。 私がお勧めしたい「糀」を使った調味料の基本知識と糀鉄板レシピvol.3(酵素と健康のウソホントと糀中華レシピ!)
こんにちは。日本糀協会 えいらくさゆりです。
私が一番語れるのはやっぱり「糀(こうじ)」!ということで、
3回完結編。
今回は、糀と言えば酵素!
「酵素と健康のウソホント」と、
お勧めしたい「糀」調味料の基本知識と鉄板レシピ (今回は「中華」) をお届けしたいと思います。
前回の記事はこちらからどうぞ。
第1回目
食を変えたいと思うならまずは調味料から。 私がお勧めしたい「糀」を使った調味料の基本知識と糀鉄板レシピvol.1
第2回目
食を変えたいと思うならまずは調味料から。 私がお勧めしたい「糀」を使った調味料の基本知識と糀鉄板レシピvol.2
糀(こうじ)のパワーは酵素力!酵素と健康のウソホント
「酵素」という言葉を使った健康食品やサプリメントを目にする事、
本当に多くなりましたよね。
最近は、まさに「こうじ」と書かれた酵素サプリメントもよく目にします。
しかし、この酵素、どう健康に良いのか理解して飲んでいる方は少ないのではないでしょうか?
活きた酵素を必ずとらなくてはならない??
実は「活きた酵素を体に取り入れる」事については、
体にどう作用しているのがが分からないまま言葉だけが一人歩きしているのが現状です。
「酵素サプリ」「酵素ドリンク」と書いてあっても、実際活きた酵素が入っていないものもあり、内容は
「酵素を使って作ったもの」。
いわゆる「発酵食品」といわれるものと同じと思っていただいてよいと思います。
(もっと化学的に作られているものもありますので「同じ」と言うと語弊があるとは思いますが)
そして、それが良いか悪いかと言われると、
悪くはないものもたくさんあると思います。
しかし、反対に
大して良いとは言えないものも。
どうして「酵素」がこんなに「体に良い」イメージがあるのでしょうか?
・発酵食品に使われるものだから
・健康サプリのネーミングによく使われているから などなど理由はあると思います。
実際に「活きた酵素を腸に入れる事で、代謝があがる」などの研究結果も報告されていますが、
全ての酵素に当てはまるわけではありません。
コウジ菌の出す酵素の中では、タンパク質分解酵素を活きたまま腸に届けてあげると、
代謝が上がると言う結果がでているようです。
(作用機序は明らかではありません)
企業の研究結果は、意図的に都合良く結果がでるように操作されている場合もあります。
腸内環境は、同じ人間でも個人差が大変激しく、
ましてや動物で実験しても意味のある結果が得られないものも多いのです。
研究しても「結果」として答えを出す事が大変難しい分野であり、
まだまだ分からない事がたくさんあります。
それ故に、人間の興味をそそり、いろんな情報が飛び交うのでしょうね。
しかし、サプリメントや、意図的に操作された企業のうたい文句をそのまま鵜呑みにして
高額な健康食品を買い続けるのは、お金のむだになる可能性もあることを理解したうえで、
しっかり商品を選んでください。
「活きた酵素」「生の酵素」だけにこだわりすぎないで!
酵素の健康効果にこだわりすぎるあまり、
・火を通したものを一切食べない
・活きた酵素を食べなければならない
と食生活が偏ったり、ストレスを溜め込むことの無いように。
日本糀協会のセミナーにきてくださった方の中に、
ある講座を受講してから何年間も「しなければならない」にとらわれて苦しんでいる方がいらっしゃいました。
「生野菜しか食べては行けない」
「活きた酵素を食べなくてはならない」
暖かいものが食べたくても生で冷えたまま食べる。
そんな食生活に疲れていらっしゃったその方は、
「これからは、もっと気楽に酵素生活が楽しめそうです。」
とおっしゃってくださいました。
新しい研究結果が出る事を楽しみに、
酵素の力で美味しくなったものを、楽しみながらいただく。
健康のためにやっていることで、ストレスをためてしまっては本末転倒!
過度のストレスは、健康の一番の敵です。
糀の酵素を上手に使う
それでは、家庭で糀(糀の酵素)の恩恵をどう受けるか?
それは、調理のときに、酵素の力をできるだけ引き出す使い方をする事です。
糀に含まれる酵素は、それぞれ一番活性化する温度帯が違います。
使う食材のもつ栄養素や形態(かたまりか、細切れか。など)も考えて
漬込む時間や温度を調節します。
タンパク質や脂質をたくさん分解したいときは、少し暖かいくらいの室温がベスト!
糖質をたくさん分解したいときは、60度以下の高温がベスト!
この基本知識を頭に入れて、
この環境に合わない場合はその分時間を置く、という風に考えてみてください。
もっと活きた酵素を積極的にとり入れてみたい!という方は、
偏りすぎない程度で
・味噌を加熱しない方法で食べる。
・野菜や果物を生のまま食べる。という食事も。
あと、とても大切なのが、
酵素力の強い糀を使うという事。
生の糀でも、作る業者によって酵素力にはとても差があります。
また、それ以上に、塩糀等は、市販されているモノと、手作りのものでは
一概にはいえませんが、酵素力の差が大変大きいと考えられます。
市販のものでは塩分濃度が高めのものも多いですが、手作りする事で塩分量の調節もできるので、
できるだけ自家製をおすすめしています。
さて、「糀」や「酵素」についてのハテナ、解消していただくことができましたでしょうか?
今後も、安心な食卓と、
ママの楽チンを応援する「糀」や周辺情報について、お伝えして行きたいなと思っています。
毎日の食事がもっと美味しく、楽しくなりますように!
(完結)
中華にも糀って使えるの??糀を使った「簡単中華醤(ジャン)風調味料」レシピと中華風味付けの工夫
ソースがあれば、炒めても、付けても、和えても「中華風」!
主な中華ジャン風調味料が糀で簡単に作れます。
中華と言えば、「豆板醤」風!
麻婆豆腐や担々麺・バンバンジーといった
日本でもおなじみの中華料理に使われる豆板醤!
わざわざ買いに行かなくても、必要な分だけ 「無添加・豆板醤風調味料」をおうちで作ってみてください!
・無農薬味噌 大さじ1
・有機醤油で作った醤油糀 大さじ1
・一味(お好みで七味でも) 小さじ1〜 (お好みで調節してください)
この3つを練り合わせるだけ!
冷蔵庫で寝かせて味を見てみるのも、さらにうま味がでて、辛みが和らぐのでgood!
こちらの豆板醤風糀ダレは、
ニンニクすりおろし・酢・ごま油を適量混ぜれば、
これからの季節にピッタリの
・キュウリ
・さっと湯がいたもやし
その他 ・ゆで卵 などに
和えたり漬けたりするだけでとっても美味しく食べていただけます!
また、レモン果汁をプラスしてスープにすると、トムヤムクン風に!
色々使い回して楽しんでみてください!
辛いのは苦手!のかたには「甜麺醤」風!
北京ダック等に使われる甘味噌 甜麺醤(テンメンジャン)。
こちらはシャキシャキのお野菜をクレープ包みやレタス包みにするときに
一緒に入れて食べていただいたり、冷奴にかけたりしても美味しい!
【材料】
・無農薬味噌 大さじ1
・有機醤油で作った醤油糀 小さじ1
・糀甘酒 小さじ1
・有機ごま油 適量(1.2滴)
これも全部混ぜ合わせるだけ!
お味噌を豆味噌等にすると、赤っぽくてより甜麺醤ぽくなります。
お肉や豆と野菜をさっと炒めて、仕上げにテンメンジャン風糀調味料をあえても
美味しい一品が出来上がります!
使う分だけ!おうちで作る無添加糀調味料
簡単におうちで美味しい調味料がつくれたら、
市販の添加物いっぱいの調味料を買わなくてもすみますし、
その時しか使わないものを買って、冷蔵庫でダメにしてしまう。。。なんてこともなくなります!
基本の和風調味料に 「糀」をプラスしておけば、
どんなお料理にも対応できます!
ぜひ、おうちの調味料を見直すことで、より安心で美味しい食卓にして行ってくださいね!
とびっきりの麹調味料で美味しい料理を作ろう!
炭とイオン化した水(電子水)が自然栽培米と出会って起きた「奇跡」。これ以上はない、こだわりの味噌と甘酒。今すぐここをクリック!お味噌と甘酒を作っている麹屋さんは岡山県で60年以上続く老舗。
自然に逆らわず、自然の力を最大限に生かした味噌作りをモットーにしています。
蔵のすぐそばには清流が流れており、もともと自然に恵まれた味噌作りに適した場所でしたが、
時代の流れが様々な環境変化をもたらし、目に見えないところで品質に影響を与えるようになっていったそうです。
味噌作りの工程で使う水は全て電子水を使用しています。
また、味噌蔵は、床・壁・天井の全てを備長炭で覆った炭蔵。
味噌蔵特有の発酵臭を感じないほどに空気が清浄に保たれているのだそうです。
このお味噌は、原材料にも究極のこだわりがあるのです。
それは、「奇跡のりんご」の木村秋則さんの指導を忠実に守って作った
自然栽培米(岡山県産)と自然栽培大豆(北海道産)を使っていること。
自然栽培は、化学肥料や農薬を使わないのはもとより、有機肥料や堆肥すら使わず、太陽・水・土の力だけで栽培します。
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