秋の不調をいたわる薬膳食材クコの実を日々簡単に取り入れる方法。クコの実養生レシピ5選
秋の不調をいたわるクコの実を、日々簡単に取り入れるクコの実養生レシピ5選
あつい夏もようやく終わりが近づき、少しずつ秋の気配を感じるようになりましたね。
今年もすごく厳しい夏でしたが、すっかり疲れてしまったという方はたくさんおられると思います。
秋になれば元気を取り戻せるかと思いきや、実は夏の疲れをひきずって秋も不調が続くというケースが増えています。
連日の猛暑やきつい紫外線、エアコンによる屋内と屋外の気温差、食生活の乱れなどから、
胃腸の不調や疲労感、食欲不振などに陥る、いわゆる「夏バテ」はよく知られていますね。
その状態が蓄積し、秋になってもなかなか解消されず不調が続いていると感じている人が増加していて、
近年では「秋バテ」という言葉も聞かれるようになっています。
一刻も早く、長引く不調から抜け出したい!
そんな方に強くおすすめしたいのがクコの実(ゴジベリー)なんです。
秋の不調にはクコの実がおすすめ!その理由とは。
クコの実とは?
クコの実とは、中国が原産のナス科の果実です。別名「ゴジベリー」とも言われます。
杏仁豆腐の上にトッピングされていたり、サムゲタン(韓国の薬膳スープ)に入っていたりする、あの赤い実です。
中国では、
不老長寿・滋養強壮・疲労回復の妙薬として知られ、
3000年も前から食されていた食品なんです。
クコの実の持つ栄養成分や効能は?
クコの実には、ビタミンB1、ビタミンC、そして鉄分、マグネシウム、亜鉛など非常に多くのビタミンとミネラルが含まれると言われています。
また、
ルテイン、ゼアキサンチン、βカロチンなどのカロテノイド類、
ベタインを始め18種類のアミノ酸、
ルチンやタンニンなどのポリフェノール類なども豊富です。
そのため、「飲む目薬」「食べる日焼け止め」など、クコの実にはさまざまな異名があります。
【強力な抗酸化作用!】
クコの実に含まれる抗酸化成分には、ビタミンCやβカロテン、ルチン、ルテイン、リコピン、ゼアキサンチン
などがあります。
活性酸素を取り除いて細胞の老化を防ぐ働きを数値化したORAC値は、
数ある食品の中でもダントツです。
クコの実…25300
アサイーベリー…18500
ブルーベリー…2400
にんじん…210
疲労回復だけでなく、
夏の紫外線で疲れ切った肌のハリの回復や美白効果、
免疫力を高めて病気を予防する効果も期待できます。
【冷えやむくみの改善と代謝アップ】
エアコンのきいた室内での生活や冷たいものの摂取が続くと、どうしても体が冷えてむくみがちになりますね。
ビタミンPであるルチンやヘスペリジンは、
毛細血管を強くし、血流をよくする働きがあると言われています。
ビタミンB1も含まれているので、
冷えやむくみの改善、代謝アップの効果が期待できます。
【肝機能回復、胃の健康を保つ】
夏に疲労が蓄積すると、肝臓が弱り、胃腸の働きも低下したままです。どんなに休んでもなかなか疲れが取れません。
アミノ酸の一種であるベタインは、肝機能を改善し、
胃の働きを助けて消化を促進する効果が期待できます。
毎日食べるクコの実は、安心・安全で高品質なものを選ぼう。
IN YOU Marketで取り扱っている有機クコの実は、それまでのクコの実のイメージを覆すおいしさです!
杏仁豆腐の上にのっかっているクコの実って、たいしておいしいイメージはなかったですよね。「ただのお飾り?」くらいにしか思わないものです。
しかし、このクコの実は食べてみてびっくり。
じんわりと後をひく、旨味と甘味。
え~!クコの実ってこんなに甘かったっけ?
栽培地は、中国・青海省。
長江と黄河の水源地にあたる場所で、最低海抜なんと2800m!
空気が澄んでいて、雪融け水が豊富にある秘境なんです。
中国産というとよいイメージを持たれない方もおられるでしょうが、
有機JAS認証だけでなく、NOP認証やEU認証も取得していて、その品質は折り紙付きです。
一般的な商品は、味があるのかないのかわからなかったり、苦味を感じたりするような物が多い中、
噛めば噛むほどじんわりとおいしさが感じられます。
レーズンやプルーンなど、食べてすぐに強い甘味を感じるドライフルーツとは一線を画する、とっても深い味わいがあります。
なので、一粒味わって食べ終えると、また一粒…また一粒…と、
つまみ食いの手が止まりません(笑)
クコの実は、毎日どのくらい食べたらいい?
クコの実の一日の摂取量については諸説あり、20粒までとか、楊貴妃は3粒食べていたとか、さまざまな情報が見られます。
生薬なので食べ過ぎるとお腹がゆるくなることがあり、自分の体と相談しながら最初は10g程度の少量から始めてみることをおすすめします。
また、ベタインという成分について月経促進や流産の危険性が示唆されているので、妊娠中や授乳中は控えるのが無難です。
毎日と言われても、食べ方がいまいちピンとこない?
別に日々クコの実を乗せて杏仁豆腐を食べるとか、敷居の高そうな薬膳スープを作るとかいうわけではありません。まずはとっても簡単な方法で、時には手作りを楽しみながら、
少しずつ毎日の食生活に取り入れてみてください。
クコの実がどういうものか味わって、身近なものに感じるところから始めてほしいです。
見た目も赤くてかわいらしいので、毎日食べるのが楽しみになります!
秋の不調をいたわるクコの実を、日々簡単に取り入れるレシピ5選
何か手のこんだスイーツや料理を作るよりも、毎日手軽で色々違った食べ方を楽しめるほうが始めは面白いです☆まずは簡単に、ナッツ類や他のドライフルーツと共に。
これは意外にハマってしまいます。
小腹が空いた時におすすめです。
噛めば噛むほどじんわりとおいしさを感じるクコの実と、ナッツの香ばしさが後をひきます。
けっこうな回数噛むことになるので、少量でも満足できますよ。
秋の夜の静かなひとときを楽しみながら、
クコの実入り白ワイン。
お好きな白ワインに、クコの実などお好みのドライフルーツを入れておくだけです。
夕食の準備のついでにでも仕込んでください。
ドライフルーツの甘さで飲みやすくなり、
最高に贅沢な気分になります。
毎日慌ただしい生活をおくる方、夏に疲れ切った方。
夕食後やおやすみ前のひととき、お好きな音楽を聴きながら体も心も癒やされてください。
今回は抗酸化作用が高く、シミや貧血の予防にも効果があると言われるプルーンを一緒に入れました。
分量はお好みなのですが、今回は白ワイン200mgにクコの実10g、プルーン4粒くらいで作ってみました。(このあとにお伝えするクコの実ジャムを作る場合は多めにしてください。ふやけて大きくなります)
日持ちしないので、仕込んだその日のうちに飲んでくださいね。
白ワインに漬けたクコの実をジャムに。
白ワインに漬けておいたクコの実ですが、少し多めに漬けておけば、飲む時に余ったものをジャムにすることもできます。
取り出したクコの実をバーミックスやミキサーでペースト状にし、その約1/4の重量のアガベシロップあるいはメープルシロップ(もちろん入れなくてもかまいません)、レモン汁少々を一緒に鍋に入れてアルコールが飛ぶ程度に少々加熱します。長時間加熱の必要はないです。
これを豆乳ヨーグルトにかけて食べる幸せ!
ぜひ朝食にどうぞ。
適度に酸味もあって甘くおいしく、とても幸せな気持ちで一日をスタートできます。
いちごとは違った美しい赤い色も、心を前向きにしてくれます☆
さつまいもとりんごの塩煮に入れれば、味のアクセントに。
これから、さつまいもがおいしい季節になってきますね!
レーズン入りでさつまいもを煮るレシピも見られますが、クコの実はレーズンよりもクセがなく、爽やかな酸味があります。
さつまいもとりんごだけだと味がぼやけがちですが、クコの実の酸味と甘味のアクセントで意表をつくおいしさになります。
【材料】
・無農薬さつまいも…約500g
・無農薬りんご…1個
・有機クコの実…大さじ2
・自然塩…適量
【作り方】
・無農薬りんご…1個
・有機クコの実…大さじ2
・自然塩…適量
1、重ね煮で作ります。鍋の底にパラパラと敷き塩をして、乱切りにしたりんご、クコの実、乱切りにしたさつまいもの順に重ねます。
焦げ付きが心配なら水大さじ1を回し入れて、さつまいもの上からパラパラと塩をふって蓋をし、弱火で加熱します。
2、いい香りがしてきたらふたをあけ、さつまいもが透明感をもって火が通っていたら完成です。全体をざっくりと混ぜて下さい。
我が家の味にうるさい中1の娘は、「さつまいもとりんごの煮たやつ大好きなのに、なんでこんな赤いの入れるの!」と最初は憤慨していましたが、食べて納得。
「さつまいもにクコの実入ると、おいしいんだね。」
新しいおいしさ大発見でした。
休日、時間のある時に、
焼かないシュガーフリー・エナジーバーを作ろう!
お出かけのお供に、スポーツ後の栄養補給に。
「分量はこうしなくちゃ」「材料はこれを揃えないとだめ」など、あまり難しいことは考えず、グルテンフリーで作りたい、タンパク質を摂りたい、肌にいい食材で、抗酸化力のあるものを、などなど自分に必要だと思う成分の入った材料で、自由に作ってみましょう!
材料を混ぜて冷やし固めるだけなので、あっという間に作れます。
【材料】
厚さ約1cm、約15cm×約18cm・有機デーツ…12粒(他のドライフルーツでもOKです)
・クコの実…20g
・好みの有機ナッツ(炒ったもの)…1カップ
・有機オートミール…20g
・有機エゴマ(炒ったもの)…大さじ2
・有機きな粉…大さじ2
・ココナッツオイル…大さじ1
・有機ごまペースト…大さじ2
・自然塩…ふたつまみ
【作り方】
1、デーツは同重量の熱湯に浸してふやかしておき、クコの実は半分に切っておきます。
2、エゴマとナッツをフードプロセッサーやミキサーで粉末状にします。
(注意!)エゴマとナッツを同時に粉末状にしようとすると、ナッツばかりが細かくなってエゴマが細かくなりにくいです。必ず別々に行って下さい。
3、デーツをミキサーでペースト状にします。回りにくければ大さじ1ずつ水を足してみてください。
4、ボウルに2のエゴマ、3のナッツ、オートミール、きな粉、自然塩を入れてよく混ぜます。
5、別のボウルにペースト状にしたデーツ、ココナッツオイル、ごまペーストを入れてよく混ぜます。
6、5に切ったクコの実と4を入れて、よく混ぜます。
次第にまとまってきます。
7、広げたエコラップに7を移して、1㎝厚さの長方形に伸ばしていきます。
8、エコラップでぴっちりと包みます。
このエコラップは、一般的なキッチンラップと違ってとても丈夫で、きっちりと折り曲げられますし、端も折ってぴったり包むことができるスグレモノです!
9、8を30分ほど冷蔵庫で休ませて、固まらせます。
取り出すと、切るのにちょうどいい固さになっています☆
お好みの幅に切り分けてください。
クコの実の赤が、おしゃれなアクセントになります。
シュガーフリーなのに、食べると甘くてとってもおいしいです!
子供のおやつに出すとあっという間に消えますので、そんな時は自分が食べる分をしっかり確保してから出してくださいね(笑)
秋の不調をいたわるクコの実、毎日少しずつ食べておいしく楽しく習慣化しよう。
栄養が豊富で、多くの効果が期待できるクコの実。
しかし、なんといっても毎日食べるのがおいしくて楽しくて、元気になれるところが大きな魅力です!
ぜひさまざまな食べ方でクコの実を毎日の食生活に取り入れてみてくださいね。
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クコの実は、500年もの長くクコ栽培の歴史を持つ寧夏・中寧産。
米国食品医薬品局の指定農園で採ったものを使用しています。
乾燥クコの実では叶えられない、生の栄養をほぼそのまま残した状態で摂ることができます。
きっと今まで味わったことのないフレッシュな味わいに、美味しくて感動するはずです。
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