お祝い料理には欠かせない!無農薬乾燥蓮根で作る、冬の保存食「はりはり漬け」の作り方。
いよいよお正月を迎えますね。
忘年会やクリスマスといったイベントがひと段落し、
ここ数日は、新年に向けてお節料理の準備をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ご存知の通り、お節料理には
黒豆・・・勤勉と健康、
数の子・・・子孫繁栄、
栗きんとん・・・金運など
一品一品におめでたい意味や願いが込められています。
また、近年では、ワンプレートお節というスタイルも流行っていますが、
重箱に詰めることで「めでたさを重ねる」という縁起の良い意味も込められています。
そして、使われる食材にもいわれがあり、
たとえば、筑前煮、野菜の煮しめ、甘酢づけに使われる蓮根は、
・穴が開いていることで、将来への見通しがきく
・穢れのない(極楽浄土の池で咲く蓮の花に由来)
・多産(種が多いことから)
といった意味があり、
見た目が華やかになることからも、お祝い料理には欠かせないお野菜です。
お祝い料理には欠かせない!
今が旬の蓮根の栄養価
さて、そんな縁起の良い意味をもつ「蓮根」は、今が旬。
マクロビオティックの理論では、呼吸器系の働きを助ける中庸~やや陽性の野菜で、
粘膜を保護したり、乾燥を和らげる作用をもつことから、
昔から、咳や痰の辛い症状を抑えたり、鼻や喉の違和感を軽減する働きがあると言われています。
蓮根に豊富に含まれる栄養素
・デンプン・ビタミンC
・ミネラル(カリウム、鉄、銅、亜鉛)
・食物繊維
・タンニン(ポリフェノール)
・プロトアントシアニジン(ポリフェノール)
通常でいうと、ビタミンCは熱に弱いので、熱が加わると無くなるのですが、
蓮根はデンプンが多いため、熱を加えてもビタミンCが多く残ります。
また、プロアントシアニジンは、
脂肪肝が改善する可能性があるという報告もでてきています。
ですから、冷えを改善したい方、風邪を予防したい方、
高血圧予防、便秘予防、美肌効果などに蓮根はお勧めの食材なのです。
乾燥蓮根を使って「はりはり漬け」を作ってみよう!
はりはり漬けとは、切干大根で作る冬の代表的な保存食(漬物)で、
食べた時に「はりはり」と音を立てることから、はりはり漬けと呼ばれています。
今回は、ご紹介するのは、切干大根の代わりに「乾燥蓮根」を使った、はりはり漬けのアレンジレシピ。
お節料理風に、香りの良いゆずの器に詰めてみました。
では、早速ご紹介します。
乾燥蓮根でつくる!
冬の保存食「はりはり漬け」の作り方
作り方
1.乾燥蓮根は、熱湯で7~15分戻し、水気を十分に切る。人参は、皮を剥いて千切りにする。
2.ボウルに、ゆず果汁、米酢、甜菜糖、塩を入れ、よく混ぜる。1と刻み昆布、鷹の爪を加え、よく混ぜ合わせる。
3.半日以上漬け込む。
4.ゆずの器に詰める。
この乾燥蓮根は、大分県のとある蓮根農家さんが、美味しさ・健康のために土壌作りからこだわった有機蓮根を、乾燥させて作られたものです。そんな手塩にかけて育てられた蓮根を乾物加工した「乾燥蓮根」は、日持ちするのはもちろんのこと、うまみやミネラルなどの栄養分がぎゅっと濃縮されています。元々「陽性」の性質をもつ蓮根に、さらに乾燥して水分を飛ばした乾燥蓮根は、より「陽」の性質が強まっています。冬場の寒い時期に、夏場のクーラーで冷えた身体に、1年中お勧めの商品です。
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