栄養満点の梅のパワー|梅干しを活用して生野菜をおいしく食べよう!ローフードマイスターがおすすめする簡単梅干しの作り方
日本の伝統的な食事に欠かせない梅干し。
酸っぱいだけでなく昔から大切にされてきたのにはワケがあります。
体の調子を整えるのに欠かせない
ビタミン・ミネラル・食物酵素を効率よく取り入れるのに便利な
ローフードとのコラボレーションをご紹介します。
日本の伝統食に欠かせない梅干し
日本には古くから大切にされ受け継がれてきている食材が数多くあります。
醤油や味噌といった発酵食品や海に囲まれた環境を生かした海塩などが
今も日本食の代表格として根付いています。
梅干しの歴史
その中でも梅干しは、平安時代に医師が著した「医心方」にもその効用が取り上げられています。また、鎌倉時代には兵士の出陣や凱旋時に
縁起の良いものとして食事に添えられていました。
江戸時代に戦に明け暮れていた武士たちは、
「梅干丸」と呼ばれる梅干しの果肉と氷砂糖の粉末と米の粉を練ったものを
常に携帯していたといわれています。
これは、長い戦いでの息切れを調えたり、
生水を飲んだ時に雑菌を殺したりといったことで用いられていました。
原爆投下時にも梅干しは大活躍
梅干しは放射能の対策にも良いとされていて、とくに原爆が投下されたときには味噌と玄米と梅干しと塩が良い
ということが明確に証明されたといっても過言ではありません。
8月9日に原爆が長崎に投下された際、
玄米と味噌と梅干しと塩を積極的にとった人々は
爆心地から1.8キロほどのところで被爆したにも関わらず
原爆症が出なかったといわれています。
これは玄米に含まれるイノシトールという物質が
肝臓を強めて老廃物を排出する働きが促されます。
また、フィチン酸という物質が
梅干しに含まれるクエン酸やアミグダリンという成分と組み合わさると、
放射能に含まれるストロンチウムを体外に排出してくれるのです。
毎日取り入れたい梅干しの効果
昔の医学書にも取り上げられるほど体に良いとされてきた梅干し。
現代の科学によって梅干しに含まれる栄養素が
私たちの体に良いものをもたらしてくれることが明らかになってきました。
体のサビつきを防ぐ
「酸化」することによって老いていく私たちの体。見た目だけではなく、体の中も当てはまります。
梅干しに含まれる「梅リグナン」には
体の酸化反応を抑える作用があるといわれており、
細胞や組織が酸化し老化することを防いでくれます。
体が疲れにくくなる
疲労回復に必要な物質としてメジャーになってきたクエン酸。梅干しを酸っぱいと感じる成分のひとつです。
「梅干しを食べると体の調子がいい」と言われたり、
風邪などで体調が悪く養生が必要なときに「梅干し茶」を飲む習慣があったりします。
梅干しに含まれるクエン酸が
乳酸とよばれる疲れの原因となる物質が作られるのを防いでくれるので、
疲労を感じる物質を作りにくくすることで体が疲れにくくなる、
ということなのです。
ダイエットにも効果がある!?
最近の研究では、梅干しに脂肪燃焼作用があるということがわかってきました。和歌山県紀南地域に住む女性201人を対象にした調査によると、
毎日梅干しを食べている女性は食べていない女性と比べると
BMIの値が低い(やせ型傾向にある)ということがわかりました。
また、さらに調べたところ梅干しに含まれるバリニンという物質が
脂肪細胞に刺激を与えているということが発見されました。
梅干しを毎日食べることで健康的な体作りが外からも中からもできることが期待されています。
現代人に不足しがちなビタミンとミネラル
現代の日本の食卓は、
意識しないと加熱したものばかり食していることが多いといわれています。
例えば、ごはんにおみそ汁、青菜のお浸し、魚の煮つけといった
一見バランスの良い食事とされる献立。
生の食材は一つもありません。
ビタミンやミネラルは1日に必要な量はごく微量なのですが、
不足すると体の調子を崩したり
不足した状態が続くと生命維持問題にも関わったりするほどといわれています。
ビタミンやミネラルは熱に弱いものが多く、
できれば含む食材を生で食べることがおすすめです。
生野菜、特に緑の濃いほうれん草や小松菜といった葉物野菜に
ビタミンやミネラルがバランス良く含まれていますので積極的に摂りたいところ。
しかし、生で食べるとなると抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか。
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生野菜をおいしく食べる梅干しレシピ
梅干しは生野菜を一度にたくさん食べるのに必要な要素をもっています。それは酸味とうま味。
大皿にサラダが山盛りで盛り付けられているのを想像してみてください。
そのままで食べきるのはいくら健康のためとはいえ、
毎日いえ一食であってもすんなりと食べられる人は多くないと思います。
おいしく生野菜を食べるときにまず必要な要素が酸味。
フレンチドレッシングやイタリアンドレッシングなど
メジャーなドレッシングに含まれているのが酢。
苦みが強く味がシンプルな青菜の野菜に酸味がプラスされると食べやすくなります。
もう一つの要素がうま味。
売れ行きの良いドレッシングの代表格として
シーザードレッシングやごまドレッシングなどがあります。
シーザードレッシングにはチーズ、
ごまドレッシングにはごまや味噌が含まれています。
共通しているのは発酵食品が使われていること。
発酵食品は原料のたんぱく質が分解されたアミノ酸を多く含んでいます。
アミノ酸をたくさん含んだ食材が口の中に入ると
それは「うま味」として認識されます。
味がシンプルな青菜の野菜にうま味が加わることで箸が進みやすくなるのです。
梅大根サラダ
今回ご紹介したいのは、梅干しのもつ栄養素を最大限に生かすことができて
生の食材をたっぷりとることができる「梅大根サラダ」です。
材料は梅干しと切り干し大根だけというシンプルレシピです。
居酒屋の定番メニュー「梅クラゲ」に似た食感でありながら、
大根も梅干しも消化を助けてくれるのでお酒のお供にもぴったりです。
オーガニック梅大根サラダの作り方
材料
下準備
切り干し大根をほぐして水またはぬるま湯に5分浸す。
作り方
①種を取り除いた梅干しの果肉部分を包丁でたたく
(またはすり鉢ですってペースト状にしてもよい)
②戻した切り干し大根の水気をしっかりきってボウルに入れ、②の梅干しペーストと和える
お好みで細かい千切りにした大葉や
ごまと合わせてもよい
まだまだ使える梅干しパワー
梅干しは和え物に使うだけでなく、
ペースト状にしたものを柑橘の果汁と合わせてドレッシングにしたり
味噌と合わせて野菜手巻き寿司に使ったりもできます。
煮魚やおむすびの具として使うのももちろん良いのですが、
生の食材と合わせて不足しがちな栄養素の補給に役立てましょう。
伝統的な日本の食事スタイルに添えるだけでなく、
素材のもつ魅力を引き出す食材としてぜひ活用してみてください!
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