【ヴィーガンスイーツ】まさに“万能薬フルーツ”!旬のオーガニックりんごで作る『 タルト·クランブル·オ·ポム 』のレシピ
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フランスでは、
「Une pomme chaque matin éloigne le médecin.
(1日1個のりんごが医者を遠ざける)」と、
言われています。
またイギリスでも「一日一個のりんごは医者いらず」、
日本では「りんごが赤くなると医者が青くなる」と言われ、
りんごの栄養価や健康効果の高さは世界中で知られてきました。
抗酸化物質と水溶性食物繊維が豊富なりんごは、私たちが健康を保つ上でに様々な効果があります。
また、栄養的特長として食物繊維・やカリウム、ポリフェノールを多く含んでいます。
今が旬!! りんごの7つのメリット
1. 歯に良いりんご
りんごは歯ブラシの代わりにはなりませんが、噛みしめることで口の中の唾液の分泌が促されて細菌の数が減り、
虫歯予防に繋がります。
2. 病気の予防に役立つりんご
りんごを定期的に摂取することで、アルツハイマー病やパーキンソン病、特定の癌、2型糖尿病、白内障、痔などのリスクを減らすことができます。
3. 心臓を健康にするりんご
りんごに含まれる水溶性食物繊維は、腸内の脂肪と結合します。その結果、「悪玉」コレステロールが下がり、動脈とともに心臓も健康になります。
りんごを食べることで心臓病のリスクを減らすことができるのです。
4. 腸内環境を整えるりんご
便秘で悩んでいる人も、下痢で悩んでいる人も、りんごの食物繊維があれば大丈夫!!りんごには、便秘に効果があると言われる「水に溶けにくい食物繊維」と、
過剰なコレステロールの排出を助けると言われる「水に溶けやすい食物繊維」の両方が含まれています。
そのため、りんごには、腸内の余分な水分を吸収して消化を促したり、
便からも余分な水分を吸収してくれる働きが期待できます。
このため、便秘、下痢、腹痛、膨満感を特徴とする過敏性腸症候群の改善が期待出来ます。
5. 体重管理に役立つりんご
体重を管理し、体の健康状態を改善するためには、少ないカロリーで満腹感を得るのに役立つ「食物繊維」を
多く含むりんごのような食材を摂ることが推奨されています。
体重が維持されれば、心臓病、脳卒中、高血圧、2型糖尿病、
睡眠時無呼吸症候群など多くの病気の回避にも繋がります。
6. 肝臓に優しいりんご
体内の毒素を排出する役割を担っている肝臓。りんごのペクチンは腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を駆逐してくれるます。
その結果、腸内での毒素の生成が抑えられ、肝臓への負担を減らしてくれます。
7. 免疫力を高めるりんご
赤いりんごにはケルセチンという「抗酸化物質」が含まれており、免疫系を刺激して強化することができます。
参照 : santé magazine
フランスでの生産量・消費量ナンバーワンのフルーツ、りんご
りんごは、私が暮らしているフランスで最も栽培され、消費されている果物です。また、フランスでは最も農薬処理を受けている果物でもありますので、日本で料理される場合も、オーガニックのりんごを選びましょう!!
私の住まいがあるフランスのノルマンディー地方の気候は、りんごを育てるために適した条件が揃っているため、一般の家庭にもりんごの木が多く植えてあります。
そのため、オーガニックのりんごもこの時期ですと、格安で購入できます。
また今年が天候に恵まれたため、りんごは豊作でした。
そこで今回は、生地から全てを手作りする、ノルマンディー特産 オーガニックのりんごを使った、ヴィーガンスイーツ『 タルト·クランブル·オ·ポム 』のレシピを紹介します。
デザートや間食を、りんごを使ったスイーツにしていただくと、
普段の食生活で不足しがちな栄養素が補えるというメリットもありますよ。
ヴィーガンスイーツ『タルト·クランブル·オ·ポム 』の作り方
材料
■タルト生地の材料・有機エポートル粉/type70(1)※英語ではスペルト粉 180g
※小麦の原種と言われている穀物「エポートル」は、
グルテンが少なく、アレルギーが出にくい穀物として、
フランスでは良く食べられています。
パンにしたり、料理に使ったり出来る万能な食材で、
フランス人には馴染みのある穀物のひとつです。
・有機きび砂糖(2) 70g
・有機アーモンドパウダー(3) 60g
・天然塩(4) ひとつまみ
・有機バニラパウダー(5) 少量
・有機りんごのコンポート(6) 50g
・有機ココナッツオイル(7)70g
・水 20g
■クランブルの材料
・有機コーンスターチ又は有機とうもろこし粉(A) 50g
・有機アーモンドパウダー(B) 100g
・有機黒砂糖(C) 75g
・有機ココナッツオイル 50g
季節の果物とスパイスやハーブなど、好みで変更可能です。
・有機りんご 4個
・有機シナモンパウダー 小さじ1
器具
■皮むき機(りんごピーラー)ノルマンディー地方では、りんごを使った料理をよく作ります。
その際は多くのりんごを使用しますが、りんごの皮をむく量は半端ではありません。
そこで、りんごーピーラーが大活躍します。
料理する手間ひまを節約できる、優れものの一品です。
■タルト生地作りに必要な器具
・タルト用の型 Ø22cm 高さ 2cm
・調理用のトレー
・めん棒
・クッキングペーパー
下準備
①タルト生地を作る1,上記の材料(1)−(5)の粉類を入れます。
2,手でザックリと混ぜます。
3,(6)と(7)の材料を入れて、手で生地をまとめていきます。
4,水を加えてタルトの生地を整えます。
5,タルトの生地ができました。
6,ラップに包んで、冷蔵庫に20分間寝かせます。
②クランブルを作る(タルトの生地を寝かせている間に、クランブルを作ります)
1,上記の材料(A)−(C)の粉類をボールに入れて混ぜます。
2,ココナッツオイルを加えて手で混ぜます。クランブルの出来上がりです。
作り方
1,オーブンを180℃にセットします。2,りんごの皮をむきます。
3,打ち粉をします。冷蔵庫からタルトの生地を取り出します。
4,めん棒で5mmの厚さに生地をのばしていきます。
5,めん棒に生地をくるみます。
6,生地をタルトの型に乗せて広げます。余分な生地は取りのぞきます。
7,中まで火が通るように、フォークで穴をあけます。
8,りんごを生地に入れ、シナモンパウダーをかけます。
残ったタルト生地はクッキーの型でかたちを取り全て使いきります。
(ごみゼロを心がけましょう!!)
9,クランブルをタルトとクッキーにふりかけます。
10,180℃のオーブンで、40分間焼きます。
・各家庭のオーブンで焼き具合が違います。タルト生地はしっかり焼きましょう。
・タルト生地やクランブルの生地は手早くまぜ、サクサク感を出しましょう。
季節に応じて、フルーツをかえることで
一年中ヴィーガンスイーツタルトを楽しめます!!
エポートル粉の香ばしさと、タルトのサクサクした食感…。その上にのった、クランブルとキャラメル風味のりんごが調和し、
とても美味しい『タルト·クランブル·オ·ポム 』です。
下の写真は余った生地で作ったクッキーです。
りんごに限らず、季節のフルーツを使って作れますので、
ぜひ、季節ごとに旬の果物で試してみてくださいね。
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