ママのご飯が子どもの一生を左右する!?子育てにマクロビを取り入れる方法
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母になり、可愛い我が子の成長に幸せを感じる反面、ママ1年生は未知との遭遇の連続。
子供の体調の以上に目を白黒させ、お医者さんへ走ったり、食事をなかなか食べてくれず悩んだり…
私もそうでした。
私は現在2歳8ヶ月の息子の子育てをしています。
息子は生まれた時からとっても少食。
私のお世話になった産院では
「おっぱいは欲しがるだけあげましょう。」
という方針でした。
しかし、息子はずっとちびちび飲んでは寝てを繰り返し。
たくさん飲んでたくさん寝る子を羨ましく思ったものです。
離乳食を6ヶ月で始めてからも、
離乳食はほとんど食べずにおっぱいばかりを欲しがっていました。
1歳を過ぎても食べる量は少なく、おっぱいがとれる気配もなし。
何故食べてくれないんだろう?とやきもきしながら毎日食べさせていました。
自分からはご飯に手が伸びず、遊ばせながらの「ながら食べ」しかしてくれませんでした。
「きっとこの子は食べることに興味がないんだ」
と、いつしか思い込んでいました。
ある時、知り合いのお宅にお邪魔した時のことです。
普段は白いご飯はあまり食べずに、味のあるおかずと一緒にしかご飯を口に運ばなかった息子が、
圧力鍋で炊いたご飯で作ったおむすびを渡されると、パクパクと食べ始めたのです。
そして、「もう一個!」と2個目のおむすびに手を伸ばしました。
こんなことはとても珍しいことだったので、夫婦でびっくりしていました。
子供は食べるべきものを本当はわかっている
息子は相変わらず少食で、好きな食べ物はハムやソーセージ。
せっかく勉強しているけど、私にはマクロビが出来ないかもしれない…。
そんな風に悩んだ時期もありました。
しかし、息子がおむすびを口に頬張ってニコニコしている姿を見たあの日に、
何だかそんな霧が晴れたように感じたのです。
もしかしたら、息子は食べるべきものをわかっているのかもしれない。
息子はアトピー持ちですが、
もしかしたら、息子に6ヶ月からの離乳食は早すぎたのかもしれません。
IN YOUでも離乳食について様々な角度からお伝えしています。
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それに、普段手の届く所にお菓子があったり、
食卓に加工品ばかり並んでいては、
そちらに興味をしめし、味が濃く、甘いものについ手を伸ばすのは大人も一緒です。
でも、お菓子の代わりにおむすびが置いてあったら?
子供はそれに手を伸ばすのかもしれません。
母として子供の食生活を全てコントロールできるのは、きっとこの幼少期だけ。
自分で選べるようになってからは、息子が自分で選んだものを口にします。
それまでの間、自然のおいしさをきちんと覚えてもらいたいと思いました。
14歳までの食事がその子の一生を左右する!
マクロビオティックでは、地球上に存在する全てのものを、陰と陽に分けて考えます。
「陰」は、上に伸びる力・広がる力・拡散する力
「陽」は、下へ下降する力・ぎゅっと凝縮する力・硬くなる力
陰性の食物には体を冷やす効果があり、陽性の食物には体を温める効果があります。
食物だけでなく、人間の一生、1日の生活においても陰陽に照らし合わせて考えられます。
例えば、朝は陽が昇り、上昇する陰性の力が働きます。
正午に向けて、陽のエネルギーが伸びて行き、ピークに達します。
それから徐々に陽が沈むように陽性の力は凝縮され、
ゆっくりと陰性へとシフトしてゆき次の日に備えます。
1日の中でも、陰性と陽性のエネルギーはゆっくりと変化しながら流れています。
では、人ではどうでしょう?
人は生まれた時は陽性です。
ぎゅっと凝縮した状態で生まれてきて、その後、上昇する陰のエネルギーで成長してゆきます。
一定のところで安定し、そこからはまた陽のエネルギーで凝縮してゆきます。
その一連のエネルギーの変化をマクロビでは5つのに分けて考えています。
上昇→活発→安定→収束→漂う
この上昇のステージが0〜14歳に当たます。
上昇のステージではどんどん背が伸び、体が成長してゆきます。
この時期に、塩分はあまり必要ではありません。
どんどん成長する陰性のエネルギーの妨げになるからです。
動物性の食品も陽性が強いので控えめにします。
この時期は玄米食を基本とし、野菜をたくさんとります。
特に葉物が良いでしょう。
子供は成長していく段階で、だんだんと考えることができ、
自分で選べるようになってきます。
そうなるまでは、きちんと手作りの料理で育ててあげると、
あとは自分で判断します。
この時期の食事をしっかりすることは、内臓の働きに大きく影響します。
しっかりとした体を作ることで、将来の健康な体を維持できる力もつきます。
また、よく噛むと脳にとても良い刺激になりますし、消化も良くなります。
私たちは食べたものでできているのです。
食べたものが体だけでなく心にも影響します。
子供の頃の食事が一生を左右するといっても過言ではないのです。
頑張らなくても作れる
子供と食べる毎日ごはん。
子供との毎日は、楽しくも嵐のように過ぎ去ってゆきます。
コーヒーを片手にDVDを見ながら、ボケっと物思いに耽る…
なんていう独身時代のあの時間が夢か幻のよう。
とにかく「何かをしているわけじゃないのに忙しい!」というママあるあるな日々を送っています。
そんな中でも、食事だけはちゃんとしたい!という想いはきっと皆さん一緒ですよね。
しかし、手の込んだものがなかなか作れないのが現状なのです。
そこで、簡単だけど栄養がたっぷりのマクロビレシピをご紹介します!
子供が喜ぶ!
簡単マクロビ料理
手づかみでもりもり食べてくれる
抗酸化作用の高いにんじんのフライの作り方
材料
有機にんじん有機塩
小麦粉又は米粉 ・・・適量
作り方
①にんじんは縦に細長く、長さを合わせて切る。②にんじんに塩を振り5分ほどおき、その後蒸す。
③蒸したにんじんに衣をつけ、さっくり揚げる。
にんじんはオレンジ色でぎゅっと固く陽性の野菜です。
βカロチンが豊富で油で加熱することで効率よく吸収できます。
そんなにんじんを子供がぱくぱく食べてくれるのがこのにんじんフライです。
我が家では、水に小麦粉又は米粉を溶いたものににんじんをくぐらせて、パン粉をつけます。
固形スープの素はもう卒業!
甘くて美味しい野菜スープの作り方
材料
有機玉ねぎ有機キャベツ
有機かぼちゃ
有機にんじん
有機玄米 大さじ1
ミネラルウォーター 2L
作り方
①玉ねぎ・キャベツ・かぼちゃ・にんじんをそれぞれみじん切りにする。②鍋に玉ねぎ・キャベツ・かぼちゃ・にんじんの順にしき、最後に炒り玄米大さじ1を加える。
③水2Lを野菜が踊らないように静かに注ぎ、火にかける。
④沸騰したら30分ほど煮て、ザルで濾す。
西洋の鰹節とも言われる玉ねぎは、スープにすると旨味と甘味がたっぷり出ます。
玉ねぎは体を温める陽性よりの野菜です。
そこへキャベツとにんじん、かぼちゃ、玄米を加えます。
野菜は陰性のものから順にしいていきます。
そうすることで野菜の甘味が引き出されます。
昔はスープといえば固形スープの素を使っていましたが、
マクロビに出会ってからは、野菜の甘みに感動し
固形スープの素は使わなくなりました。
炒り玄米は家でなかなか作れないので、私は市販の炒り玄米で楽をしています。
マクロビオティックは難しい?
マクロビオティックのお料理に出会った頃、
いつもと違う食材を使わないとマクロビとは言えないではないか。
いつも使っている調味料や食材を全部変えないとダメなんじゃないか。
と、勝手に強迫観念に襲われ、頑張らないとできないと思い込んでいる時期もありました。
でも本当はもっとシンプルなんじゃないかと最近は思い始めています。
マクロビオティックの料理の先生にこんな相談をしたことがありました。
「肉や魚や卵を使わずに料理するのは至難の技のように感じてしまう。」
素人丸出しの相談でお恥ずかしい限りですが、
先生は、
「マクロビオティックで食べてはいけないものなんてないんですよ。
私もお酒が好きで、飲みに出かけたりします。
ただ、マクロビオティックを学んだり、そういう食事をしていると
おのずと肉や魚を食べる頻度は減っていくと思いますよ。」
と答えてくださいました。
とても肩の力の抜ける素敵なアドバイスで
勝手に作っていたマクロビオティックの壁を壊してくれました。
マクロビオティックで子育てをする
メリット
マクロビオティックで子育てをするメリットはたくさんあります。
・ 体が丈夫になり、風邪をひきにくくなる
・ 集中力、理解力が向上する
・ アレルギーが改善される
・ 聞き分けの良い子になる
しかし、ただ玄米を食べれば良い、
とにかく忠実にマクロビオティック食を食べさせれば良いか言えばそうではありません。
人にはそれぞれ個性があります。
陽性の強い子にお肉ばかり食べさせたり、
陰性の強い子に果物ばかり食べさせるのは危険です。
例えば、子供が玄米を食べる事を嫌がるかもしれません。
もしかしたら、子供の体が陽性に傾きすぎているからかもしれません。
いきなり機嫌が悪くなり、お菓子を食べたいと泣くかもしれません。
もしかしたら、低血糖気味になっているのかもしれません。
みんなと同じ、お肉を食べたいというかもしれません。
そんな時は、拒否せずに食べさせても良いと思います。
その後に胸焼けがしたり、情緒不安定になったりするかもしれません。
しかし、それを繰り返すうち、体の変化を食べ物と結びつけて考えてくれるようになるかもしれません。
子供の体は、私たち大人よりも食べ物の影響が顕著に出やすいのです。
子供自身がその事を理解出来れば、自分で選んで食べるということが出来るようになるのではないでしょうか。
少し関心を持つだけで
食事は変わる!
子供が自分で食べるべきものをわかり、
たくさんある食べ物の中から選べるようになるまで、
私たち親も子供の状況を見て判断できるようになる必要があります。
しかし、それは決して難しい事ではありません。
日本の習慣や風土、環境問題に少し関心を持つだけでいいのです。
様々な知識を少しづつ得ていく中で、少しずつ食生活も変化していくのではないでしょうか。
毎日頑張っているママさん、ご苦労様です。
子供があまり食べない。
お菓子ばかり食べている。
なんて悩みはありませんか?
ご自宅にあるご飯でおむすびを作って机に置いておいてみてください。
きっと子供さんはそれに手を伸ばしてパクパク食べてくれますよ。
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