クリスマスに作りたい!冬に疲れ気味の身体も心も元気になる丸ごと玉ねぎとさつまいものポタージュ
皆さんはもうクリスマスのメニューは決まりましたか?
せっかくのクリスマス。
手作りで、すてきで、喜んでもらえる、
でも簡単で美味しいものを作りたいですね。
ただ師走はやることも多くなって、
身体の疲れも心も疲れも
感じやすく、
でも師走の名の通り、
あっという間で疲れを感じる暇さえないかもしれません。
クリスマスに、忘年会に、お正月、
イベントも多ければ、
自然と仕事の量も、家庭でこなすことの数も、
増えていきます。
楽しいことも沢山ある分、
心にも身体にも
余裕を持たせていきたいところ。
今日は、そんな楽しいイベントの一つ、
クリスマスに身体も心も元気になるシンプルなメニューをご紹介いたします。
今回のテーマは、野菜丸ごと。
器も野菜そのままを活かすと、
無駄もなく、簡単でなんだかちょっぴり豪華に見えます。
それでは、
身体も心も元気になるクリスマスにおすすめの
丸ごとたまねぎとさつまいものポタージュをご紹介いたします。
12月、頑張っているあなたにおすすめ食材。
血液の巡りをよくしたい方にも!
気持ちも落ち着くたまねぎの効能。
生でも、焼いても、煮てもおいしいたまねぎ。
長期保存もでき、他の野菜との組み合わせもよく、
お家に常備している、という方も多いのではないでしょうか?
あの玉ねぎのピリッとした辛さや熱を加えたときのほんのりした甘みに、
どんな効能があるのか、確認してみましょう。
●血液サラサラで血管系の病気の対策に
●免疫力を高めて風邪を防ぎ、疲労回復
●精神安定
●滋養強壮
など、たまねぎの効能書ききれないほどたくさんありますが、
今日は上記をピックアップしていきたいと思います。
目に染みるたまねぎ。
その辛みが血の巡りをよくする理由だった
玉ねぎの味や特徴は、漢方ではこのように位置づけられています。
味「辛:滞っているものを発散し、気血を巡らせる」
性「温:少し身体を温める」
引用:漢方デスクhttps://kampodesk.com/eat_methods/63503
玉ねぎを切りながら、
涙がぽろぽろと流れて、
鼻がつーんとし、鼻水が出てきますが、
それは玉ねぎの辛みのもとである硫化アリルという刺激成分によるものです。
この辛み成分は、ネギのみならず、
健康食材として認識の高いニンニクやニラにも含まれています。
たまねぎの辛みである硫化アリルは
日本三大疾病の救世主?!
たまねぎの催涙成分のもとである硫化アリル。血管が詰まることでおこる様々な病気。
硫化アリルはそのような病気を防ぐサポートをしてくれます。
過去にはこんな記事もIN YOUでご紹介しています。
その皮、捨てないで。「玉ねぎの皮」茶は現代病を防ぐ最強な万能薬だった!
安眠・美肌に効果抜群!玉ねぎの皮のお出汁で作る簡単「野菜おでん」の作り方。
硫化アリルは血栓やコレステロールの代謝を促進してくれるため、
血液をサラサラするだけでなく、動脈硬化を予防する作用もあります。
そのため、高血圧や脳梗塞などの血管が鍵となる病気や
今や死因が50%を超える日本の三大疾病である、
がんや脳卒中、急性心筋梗塞などを心配される方も食べておきたいですね。
硫化アリルは、善玉コレステロールを増やし
悪玉コレステロールを減らす作用があるので、体のバランスを整える働きがあるのです。
また、玉ねぎの味や特徴は、漢方ではこのように位置づけられています。
味「辛:滞っているものを発散し、気血を巡らせる」
性「温:少し身体を温める」
引用:漢方デスクhttps://kampodesk.com/eat_methods/63503
味や使い勝手だけでない、効能としても玉ねぎは欠かせませんね。
生で食べると辛いのに、
加熱すると甘くなるのはなぜ?
たまねぎの栄養をたっぷり摂るのに注意したいこと
黄たまねぎは、夏以外の季節であれば生でも1~2か月など持つので、
長期保存にも優れていますね、
新玉ねぎとは異なって、
今の時期のたまねぎは生で食べると辛みがとても強いけれど、
加熱すると甘みがありますね。
上にも述べた、辛み成分の硫化アリルは、水溶性の成分。
玉ねぎの辛みをとるのに、水につける、ということが一般的に
知られていますが、
実は水にさらしすぎてしまうと、せっかくの成分が流れ出てしまいます。
そのため、たっぷり栄養を摂りたい場合は、
むしろ玉ねぎを水につけないほうがいいのです。
なので、硫化アリルの効果を最大限に生かしたい場合は
生が一番いいのですが、
この時期は特に焼いたり煮たり、と加熱調理が多いと思います。
実際、加熱することで甘みとうまみが出るたまねぎ。
その理由は、辛み成分の硫化アリルが熱を加えると、
プロピルメルカプタンという甘み成分に変化され、
うまみ成分であるグルタミン酸も出るためです。
プロピルメルカプタンは、
胃の粘膜を保護して、胃の血流を増やす働きもあるので、
食べ過ぎやすいこの時期には特に嬉しい成分です。
ただ調理時に注意したいのは、上記にも書いたように、硫化アリルは水溶性で、
水に溶けだしてしまいます。
冬におすすめのたまねぎの食べ方
なので、召し上がるときは、加熱するであれば煮汁をそのまま使うなど、
たまねぎを煮た水分も一緒に頂くようにしましょう。
スープやお味噌汁、丸ごとたまねぎエキスも召し上がって下さいね。
そうすることで、水に溶けた栄養も無駄にすることなく身体に取り込めます。
たまねぎとの組み合わせで相乗効果!
年末の疲れ回復にも。
硫化アリルの一種であるアリシン。
アリシンは、ビタミンB1と結合して、アリチアミンというビタミンになります。
アリチアミンは、ビタミンB1と同じ働きをするビタミンです。
糖分をエネルギーに変えて代謝し、
身体に蓄えられないビタミンB1と身体に蓄えることができるビタミン。
そもそもビタミンB1というは糖質からエネルギーを作るために欠かせませんが、
水溶性のため長くない帯に蓄えられません。
またビタミンB1が不足しがちになると、
疲れやすくなったり、眠りにつきにくかったり、
イライラしたり、気分が落ちたりという症状が出やすくなります。
疲れを回復させたいときや、元気になりたいときに、
こまめに摂取したいビタミンの1つです。
かといって、なかなか毎日の食事でバランスをとることは容易ではありません。
だからこそ忙しい現代人の皆さんに知っておいてほしいのが、
アリチアミンはビタミンB1との相性がピッタリだということです。
短期的効果が期待できるビタミンB1と
長期的効果も期待できるアリチアミン。
アリチアミンはビタミンB1と異なり、脂溶性のビタミン。
そのため、体内で蓄えることができる、エネルギー代謝の潤滑油的な存在です。
アリチアミンはビタミンB1と一緒に摂取することで、
ビタミンB1の吸収を促進するだけでなく、
新陳代謝の活性化や疲労回復を助けてくれるため、
スタミナをつけたいときにおすすめです。
また、気持ちを落ち着かせてくれる作用もあるため、
不眠症がちな方も意識して食事に取り入れてみてくださいね。
さらに、ビタミンB1はこまめな体内に蓄えられないために摂取が必要なのに対して、
アリチアミンはビタミンB1と異なり、脂溶性のビタミン。
体内で蓄えることができるビタミンなので、エネルギー代謝の潤滑油的な存在です。
運動で例えるなら、
ビタミンB1は短距離向き、
アリチアミンは長距離にも適したビタミン選手、
というイメージでしょうか。
なんとなく、疲れやすい、体力がないというときは
ビタミンB1を多く含む食材、である
ニンニク、にら、らっきょうなどと
組み合わせて意識して摂取してみてくださいね。
それでは、
血液サラサラ、
丸ごと玉ねぎとさつまいものポタージュをご紹介いたします。
丸ごと玉ねぎとさつまいものポタージュの作り方
材料・無農薬たまねぎ 2個
・無農薬さつまいも 約70g (やや細めのさつまいも一本分くらい)
・薬品不使用のしいたけ 1個
・蒸し器に残ったたまねぎやさつまいものエキス 適量
・無調整豆乳 大さじ3~
・自然塩 適量
・こしょう 適量
作り方
1皮をむいたたまねぎを8~9分程蒸す(蒸しすぎると2の工程がしにくくなります。)
2ほどよく柔らかくなったたまねぎを取り出して、
一番外の皮のみを破れないようにつるっとむく。
(一番外の皮の部分がメインの器になります。)
※むくのが難しければ、一番外の皮を傷つけないように気を付けながら、
上から包丁を縦に入れて中のたまねぎに少し切れ目をつけると、
つるっと取れやすくなりますよ。
3中のたまねぎの下のほうを切り、(この部分を、たまねぎの器の底の部分として使います)
一番外の皮部分を、さつまいもとしいたけと一緒に蒸し器にいれて、さつまいもが柔らかくなるまで蒸す。
4さつまいもが柔らかくなったら、蒸したたまねぎ、さつまいも、しいたけと
蒸し器に残ったたまねぎとさつまいものエキス、豆乳、塩、こしょうを入れ、ミキサーにかけて完了。
素材の甘みとうまみそのものの味がして、おいしいですよ。
クリスマスのごはんの前日に作っておきたい場合は、
4の工程までしてから、食べたい当日にもう一度ポタージュを蒸し器で蒸すことで、
一番下の底のたまねぎも温かくなり、さらに柔らかくおいしくなりますよ。
次の日に再度蒸して食べるときには、
ポタージュを注ぐ前に、生のほうれん草の葉を
たまねぎの器にそのまま中に入れておくなどしておくと、
彩どりも味わいも一味変わって楽しめます。
蒸しすぎると、
外側の皮がやわらかくなり、たまねぎが外れやすくなるため、
スプーンで支えるなどして取り出すなどは気を付けてくださいね。
もしたまねぎの器がきれいにできなくても、
ポタージュそのものが簡単で、とても美味しいので、
クリスマスのテーブルをちょっと素敵に彩るのに
ぜひ試してみてくださいね。
栄養たっぷりのたまねぎパワーを活かした、
疲れが出やすい年末にもぴったりの
身体と心と元気にしてくれるレシピです。
ぜひクリスマスディナーにいかがでしょうか。
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