旬の赤紫蘇の時期です。ジュース以外も!紫蘇パワーを丸ごと摂取できる簡単美味しい、赤紫蘇使い回し活用術。「無添加ゆかりふりかけ」「紫蘇味噌」「梅塩3種類」の作り方
1 シソの季節到来です
春に種をまけば、もりもりと葉を茂らせ、夏の間中便利に使えるシソ。
畑ではコンパニオンプランツとしても活躍しています。
今年はこぼれ種で出た苗を、にんにく、バジルと共に、トマトの近くに移植しました。
シソ特有のいい香りに含まれる「ペリラアルデヒト」という成分が、害虫を遠ざけ、トマトの風味をよりよくしてくれるそうです。
スーパーの店頭にも、青梅と共に並び、梅仕事の季節が巡ってきたことを知らせてくれます。
その時期にできるもので、からだによい保存食をつくる。環境にもからだにも無理のない先人の知恵。
一年中手に入る青シソとは異なり、この時期にしか店頭には出ない「赤シソ」を使って、この季節だけの「紫蘇パワー」を取り入れてみませんか?
2 赤シソの効能
「紫蘇」という名前は、昔、中国の名医が、カニを食べて食中毒を起こした若者に、紫色の煎じ薬を与えたところ、
その若者が蘇(よみがえ)ったことが由来と言われています。
生薬で用いられるのは、青シソではなく赤シソです。
・陰干しした葉「紫蘇葉(しそよう)・蘇葉(そよう)」:解毒作用
・陰干しした種子「紫蘇子(しそし)」:咳止め、便秘、七味唐辛子の中のひとつ
・天日干しした茎「紫蘇梗(しそこう)」:食欲改善、消化促進
その他、上記のペリラアルデヒトをはじめ、αリノレン酸、シソニン(アントシアニン系色素)、
ベータカロテンの働きにより、
殺菌作用、食欲促進、アレルギー対策、成人病予防
などに効果があると言われています。3 食養に生かされる赤シソ
「赤シソ」でまず連想するのは「梅干し」。スーパー伝統フード「梅干し」に、食欲をそそる鮮やかな色付けだけでなく、防腐効果もさらに高めてくれています。
(過去に紹介の「砂糖なしの赤シソ保存食レシピ」もぜひご覧ください。)
では、材料も作り方も、無理なく、嗜好品ではなくふだんの食卓で少しずついただける紫蘇の活用レシピをご紹介します。
ごはんの進みすぎにご注意!【紫蘇味噌の作り方】
紫蘇の香りと上品に甘辛いみそ味が、ごはんに合いすぎます。みりんは、お米と麹だけで発酵させた本みりんを。
[材料]
・無農薬赤シソ(葉) 16g
・良質な油 大1
・有機しょうが 10g
・有機にんにく 5g
・有機本みりん 大3
・無農薬みそ 100g
[作り方] 1.赤シソは千切り、しょうが、にんにくはみじん切りにします。
2.フライパンに、油、しょうが、にんにくを入れ、火をつけて炒め、みりん、みそを加え、よく混ぜます。
3. 赤シソを加えて混ぜたらできあがり。
簡単なのに美しすぎる【手作り梅塩3種】
梅干しを漬けると、副産物として美しい赤梅酢ができます。清潔な瓶に保存し、風味づけや腐敗防止に使います。
うちでは、おかゆにお好みでかけるのが人気です。
赤梅酢はあまり使わないという方や、毎年漬けるうちに余ってきたという方、場所を取らず保存も楽な「梅塩」はいかがですか?
3種類の梅塩をご紹介します。
<完全天日干し梅塩の作り方>
エネルギーを使わず、お日さまの力だけでのんびりと干します。天候によって、乾くまでに何日もかかるので、気長に。
【材料】(できあがり約40g)
・赤梅酢 200cc
【作り方】
①清潔な器に梅酢を入れ、ほこり防止にざるなどをかぶせて、日なたに置きます。
*鉄、アルミは酸に弱いので、ガラス、ほうろうなどさびない素材を選んでください。
②水分が飛んで、塩が結晶化してきます。
③数日後、しっとりしているうちにオーブンシートの上に広げて乾かし、すりばちでさらさらにしたらできあがり。
<梅酢100%☆簡単梅塩>
鍋で水分を飛ばすので、30分もかからずできます。
【材料】(できあがり約40g)
・赤梅酢 200cc
【作り方】
①鍋に梅酢を入れ、火にかけます。
*鉄、アルミは酸に弱いので、ガラス、ほうろう、ステンレスなどさびない素材を選んでください。
②沸騰してきたら、へらで混ぜながら、水分を飛ばしたらできあがり。
③しっとりしているうちにオーブンシートの上に広げ、さらさらになるまで乾かすと、保存しやすく使いやすいです。
<梅酢半量☆もっと簡単 梅塩の作り方>
【材料】(できあがり約55~g)
・赤梅酢 25cc
・自然塩 50g
【作り方】
①鍋に梅酢を入れ、火にかけます。
*鉄、アルミは酸に弱いので、ガラス、ほうろう、ステンレスなどさびない素材を選んでください。
②沸騰してきたら、へらで混ぜながら、水分を飛ばしたらできあがり。
③しっとりしているうちにオーブンシートの上に広げ、さらさらになるまで乾かすと、保存しやすく使いやすいです。
太陽と風の力でパワーアップ。塩むすびに、お料理に。
昔ながらの定番ふりかけ!<天日干し無添加ゆかり>
赤シソの塩漬けでくるむ「赤シソむすび」は、シソをふつりとかみ切るの感覚が心地よいおむすび。
乾かして細かくすれば、食欲をそそる赤い色と酸味が、ごはんにぴったりの定番のふりかけです。
[材料] ・赤シソの塩漬け
適量
[作り方] ①赤シソの塩漬けを、ざるに広げて、天日でカラカラになるまで干します。
②すりばちですったらできあがり。
地元産のお米を炊いてむすんだ、梅塩むすび、塩漬け赤シソむすび、ゆかりむすび、シソみそむすびを、地元の竹林で採取した竹の皮に入れてお弁当をつくりました。
4 まとめ
「赤シソ」は、表舞台で目立つことはないけれど、昔からいつもそばでそっと薬効を届けてくれているのですね。旬のハーブと共に、どうぞこの季節をすこやかにお過ごしください。
このレシピを見たあなたにオススメした必須アイテム「無農薬味噌」
炭とイオン化した水(電子水)が自然栽培米と出会って起きた「奇跡」。これ以上はない、こだわりの味噌と甘酒。今すぐここをクリック!お味噌と甘酒を作っている麹屋さんは岡山県で60年以上続く老舗。
自然に逆らわず、自然の力を最大限に生かした味噌作りをモットーにしています。
蔵のすぐそばには清流が流れており、もともと自然に恵まれた味噌作りに適した場所でしたが、
時代の流れが様々な環境変化をもたらし、目に見えないところで品質に影響を与えるようになっていったそうです。
味噌作りの工程で使う水は全て電子水を使用しています。
また、味噌蔵は、床・壁・天井の全てを備長炭で覆った炭蔵。
味噌蔵特有の発酵臭を感じないほどに空気が清浄に保たれているのだそうです。
このお味噌は、原材料にも究極のこだわりがあるのです。
それは、「奇跡のりんご」の木村秋則さんの指導を忠実に守って作った
自然栽培米(岡山県産)と自然栽培大豆(北海道産)を使っていること。
自然栽培は、化学肥料や農薬を使わないのはもとより、有機肥料や堆肥すら使わず、太陽・水・土の力だけで栽培します。
オススメの記事
知らなかった!一つあれば万能飲料。緑茶の意外と知らない意外な活用術と使い道。四季のからだに添う野草茶のつくり方。旬のビーツ。どうやって使えばいいかわからない時にオススメな使い回し活用術・サラダレシピ
飲むだけじゃない!効能沢山ルイボスティー使い回し活用術。ノンカフェインルイボスティーを使った妊婦さんや家族皆で楽しめるクッキーとオートミールレシピ2018年3月27日
この記事が気に入ったら
いいね!しよう