余った野菜、捨てないで!簡単”べジブロスの作り方。くず野菜がお宝食材に生まれ変わる”裏技レシピ。
◎あの老舗料亭の出汁パックを自宅で再現!くず野菜をお宝に変身させる活用術
今回ご紹介するのは、くず野菜を乾燥させ粉砕すれば完成という
どんな料理にも使い回せる万能調味料です。
使い切れず余ってしまったお野菜や
「あの有名出汁パック」を凌駕する(かもしれない)
ベジタブル出汁パックをご紹介します。
「自家製ベジタブル出汁パック」を作ろうと思ったきっかけ
現在、アメリカに在住しているのですが
海外で和食を作ろうとなると、良質な素材に遭遇できない場合があります。
日系スーパー等があれば、こんぶやかつお節、干ししいたけ等の
乾物類も入手できますがやはりコストは高くついてしまうもの。
日本に一時帰国をした際には、スーツケース満タンに
日本でしか手に入らない食材や調味料を持ち帰ります。
もちろん、お味噌汁や煮物に欠かせない
あると便利なお手軽出汁パックも利用します。
しかし、ある問題点が…
市販品の多くに、化学調味料や砂糖、食塩といった
余分な添加物や調味料が含まれているのです。
化学調味料無添加と記載されているにも関わらず
味覚を麻痺させる”酵母エキス”や発酵調味料が含まれていたり
良質な素材を使用されている商品であれば
最後まで無添加を貫いて欲しい…
一消費者として考えさせられる契機になったのです。
栄養満点!離乳食にも使えるお野菜出汁パック作り
ここから市販出汁パックの再現を目指して
原材料や味の研究を重ねていくと
意外と身近な野菜で作れることに気づきます。
・たまねぎ
・人参
・セロリ
・にんにく
・キャベツ
このような香味野菜を中心に作るベジタブル出汁パック。
一度常備しておくと、出汁パックとして使用する以外にも
そのまま中身を振りかけてミートソースや煮込み料理、ピラフ等の
あらゆる洋食にも活用できるので本当に便利なんです。
後ほど簡単なレシピもご紹介しますが
栄養価も抜群な上に、時短調理が実現しますよ。
くず野菜を活用した
出汁パックの作り方
材料
作り方
(1)くず野菜+上記野菜を薄く切り、材料を準備する・なるべく薄く、みじん切りにすると乾燥しやすい
・面倒な方はフードプロセッサーを使用すると便利
(2)野菜の水分を拭いたら、天日干しする
日当たり・風通しの良い場所に干しすると栄養価と風味が別格に増します。
湿気の多いはなるべくさけ半日程度日にさらせばOKです。
(3)乾燥が足りない場合、オーブンやトースターで低温乾燥
野菜の水分量や天候次第で、野菜の乾燥度合が異なってきます。
「もう少しパリッと乾燥させたい」「雨天が続く…」という時には
100度程の温度で30から40分程焼成するといいでしょう。
作り方はいたってシンプル!(ただし、多少の時間は必要です)
使う野菜は必ず無農薬のものを使用しましょう。
最後にミルサーやフードプロセッサー等で細かく粉砕すれば完成!
さずがにパウダー状とまでは行きませんが
程よい食感と旨味が見事に感じられる
自家製ベジタブルの素が完成です。
100均で購入できるお茶パックに
小さじ1強程入れて冷蔵庫に保管しておけば
さっと使用でき重宝します。
▼こんな感じで1回分ずつお茶パックに入れ冷蔵保存。2週間を目安に使い切る
「今日は動物性の出汁を控えたいな…」といった気分の日には
お野菜出汁パックでお味噌汁を作ると、滋味あふれるごちそう椀に。
市販の顆粒出汁にはない、奥深さと上品さを堪能できます。
野菜出汁パック&パウダーで作る簡単レシピ
コトコト煮込んだら完成!
洋風根菜ポトフの作り方の作り方
材料
作り方
具材、お水、出汁パウダーを全てお鍋に入れる。野菜に火が通れば完成。
王道ですが外せない洋風おでん=ポトフです。
市販のコンソメキューブの代わりに、野菜出汁パックを使用してみてください。
スープだけでも栄養価抜群の滋味あふれる逸品になります。
煮込むお野菜と、出汁パックから溶けだすうまみの相乗効果に
お疲れ気味の胃もほっと安らぎを感じるでしょう。
お手軽レシピをもう一品
出汁パックもぽんと入れるだけでで本当に便利なのですが
私のおすすめはそのまま中身を料理に振りかける調理法!
野菜の旨みをまるごと堪能でき、ほのかな食感がくせになります。
以下に活用方法をご紹介していきます。
◎煮込み時間不要!野菜出汁を活用したお手軽マリアーナソース
トマトソースと言えば、香味野菜である玉ねぎや人参、
セロリ等をじっくり煮込んで旨味を引き立たせると絶品ですね。
しかし、この野菜パウダーをそのまま使用すれば
時短でも味わい深い濃厚マリアーナソース(トマトソース)が完成します。
※ミートソースを作りたい方は、お肉を炒めた後
トマト缶を投入した段階で野菜出汁パウダーを加えて下さい。
本来は、トマトとニンニク、バジルで作りますが
コクと旨味を増やすために野菜だしを途中投入します。
1、オリーブオイルひいたフライパンに、にんにくスライスを入れる
2、にんにくの香りがたったら、トマトソース(1缶)と野菜出汁パウダー
を大さじ2程投入する
3、約10分程煮込みお好みの煮詰め加減になったら、塩・こしょうで味を整え完成!
トマト缶にパウダーを振りかけるだけですので、本当に簡単です。
程よく水分を吸った乾燥野菜のおかげで、驚くほど奥深い味になります。
しかも、野菜嫌いなお子様にもバレません。
一見面倒に思える「自家製野菜出汁パック作り」ですが
化学調味料では再現できない芳醇なうま味とコクの差に
きっと驚かれることと思います。
丁寧に出汁をとったお料理は、自然と塩分も少なくて済み
満腹感も感じやすいので食べ過ぎ防止にもなります
最近では「健康飲料」として、コーヒや嗜好品の代わりに
出汁を飲む人が増えている程、出汁の効果は偉大です。
空いた時間や余り野菜が増えたら、自家製野菜出汁パックを作るチャンス。
是非一度トライされてみてはいかがでしょうか?
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