【1分レシピ】神から贈り物、デーツとカカオニブで作る超簡単チョコレートのレシピ
バレンタインのチョコレートの準備はもう済まされましたか?
IN YOUオーガニックアドバイザーのLelienルリアンです。
市販のチョコレートは白砂糖たっぷりの上、カカオ自体も農薬の問題などがちょっと心配。
大切な方に贈るバレンタインチョコレートとなると、手作りをしてみたくなりますね。
前回は、材料3つで作るトリュフを紹介しましたが、
さらに忙しくてなかなか時間が取れない方のために今日ご紹介するのは、
ただ切って詰めるだけの超〜時短レシピです。
しかも、GI値が低くて、栄養価が高いから、受験勉強のおやつにもお酒のおつまみにもピッタリ。
今回使う食材はカカオニブとデーツ。どちらも注目のスーパーフードですよ。
カカオニブとはどんな食材?
カカオニブは、チョコレートの原料でもあるカカオを砕きチップ状にしたものをいいます。
アメリカのセレブの間ではとてもポピュラーな食材なんですよ。
カカオ豆の胚芽部分を発酵させ、焙煎して外皮を剥がしたものが上の写真左側。
右側がそれを細かく砕いたカカオニブです。
続いては、アフリカや東南アジア、中南米を原産地とする
カカオがチョコレートの材料になるまでを簡単にご説明しましょう。
カカオ豆が加工されてチョコレートになるまで
<発酵>
カカオ豆を収穫したら、その果実から種を取り出し、バナナの葉に包んだり、木箱に入れて発酵させます。発酵期間はおよそ1週間ほどです
この工程を経ることで特有の香りが生み出されます。
<乾燥>
発酵を停止させるためにカカオ豆を乾燥させます。水分量をおよそ全体の6%以下まで減らすため、保存性が高まり、輸出も可能になります。
<二次加工>
二次加工は「焙煎」、「粉砕・分離」、「磨砕」の順に進められます。この工程を経るとカカオは、カカオニブ、カカオマス、カカオバター、ココアに分かれます。
収穫から出荷までの一次加工段階では衛生的とは言い難いので、
二次加工は、まずは殺菌やゴミ取りからスタートします。
そして、カビが生えていたり、質の悪いものを取り除きます。
ここから焙煎まではコーヒーの製造工程によく似ています。
二次加工①:焙煎
カカオ豆を焙煎します。焙煎をすることでカカオ豆の持つ旨味や香味を引き出します。
二次加工②:粉砕・分離
焙煎したカカオ豆は粉砕して殻と外皮とカカオニブに分けられます。カカオニブとはカカオ豆の中心部分の胚乳です。
二次加工③:摩砕
次にカカオニブをすりつぶしてペースト状にする作業に移ります。この半液状の状態のカカオニブはカカオリカーと呼ばれます。
これが冷却され固体になったものがカカオマスです。
カカオニブは半分くらいはカカオバターという脂肪分で出来ています。
この脂肪分がチョコレートのもつコクのもとでもあります。
ココアはカカオニブからカカオバターを取り除いたもので、
これを粉末にしたものがココアパウダーです。
大抵はカカオパウダーに再度カカオバター追加し、甘味も加えてチョコレートに仕上げていきます。
「神の食べ物」と呼ばれたのが納得出来る、
カカオの豊富な栄養素
カカオニブは豊富な栄養を含み、元々は薬として使われたほど。主に次に挙げる成分を含んでいます。
* ポリフェノール
* カテキン
* 食物繊維
* ミネラル
* マグネシウム
* 鉄分
* テオブロミン
* PEA (フェニルエチルアミン)
ポリフェノールといえばアンチエイジング!
強い抗酸化力があり、シミ・シワ・たるみなどを予防する美肌効果、活
性酸素を除去して免疫力を高める効果が期待されています。
強い抗酸化作用をもつカテキンもまた、緑茶の4倍の高濃度で含まれています。
カテキンは肝臓で作られる胆汁酸の排泄を促し、
血液中のコレステロールの増加を抑える働きがあります。
また、体脂肪を減らす作用や抗菌作用もあるのに、
カカオニブには糖質がほとんど含まれないため、
口臭や虫歯、歯周病の予防にもなります。
(余談ですが、歯周病には バイオペーストがオススメです)
マグネシウムは、ビタミンCやビタミンE、酵素の働きを補助し、
エネルギー代謝をはじめとする体の働きを調整して
エイジングケアに効果を発揮してくれます。
テオブロミンは、食べたときにほろ苦く感じるカカオニブ特有の苦味成分です。
テオブロミンという名称は、カカオの学名「テオブロマ」から名付けられたことからも分かるように、
カカオを代表する成分です。
血流を良くすることで、脳を刺激し、集中力や思考力を高めてくれます。
また、自律神経のバランスを整えて心身をリラックスさせる効果もあります。
PEA (フェニルエチルアミン)は、別名「恋愛ホルモン」とも呼ばれる神経伝達物質です。
恋愛をしたときなどに分泌され、幸福感をもたらす働きのある成分です。
チョコレートを食べると幸せな気分になるのはこの成分が含まれているからです。
続いては、今回使用する、もう一つの食材を紹介します。
デーツとはどんな食材?
デーツは「ナツメヤシ」の果実をのこと。
すでに紀元前6000年前から栽培されていたと言われ
砂漠の過酷な条件のもとで生育する、カカオ同様に栄養価が高い果物です。
イスラム教の聖典コーランには「神の与えた食物」、
旧約聖書には「エデンの園の果実」と記載されているそうです。
また、栄養価が高さから、「生命の樹」とも呼ばれています。
実際にかつて中東では、砂漠を移動するキャラバンが何日もの間、
デーツとラクダの乳を食べて旅を続けていました。
またイランでは、妊娠中の女性が毎日2~3個のデーツを食べると、
生まれてくる子が丈夫に育つと言われています。
さらにラマダン(断食月)明けには栄養補給のため、ジュースにして飲まれます。
神の与えた果物「デーツ」にも栄養素がたっぷり
デーツに含まれている栄養素は次の通りです。* ブドウ糖
* パントテン酸
* カリウム
* カルシウム
* リン
* 鉄分
* 亜鉛
* 葉酸
その他にも、ビタミンA・B1・B2・B5・B6・E、マグネシウム、
食物繊維、炎症を抑え細胞のダメージを防ぐのを助ける抗酸化物質などが含まれています。
デーツの甘味の元であるブドウ糖は疲労回復を促進し、脳のエネルギーとなります。
記憶力や集中力を高めたいときに必要な栄養素で、しかもGI値が低いので、
ダイエット中でも甘いものが食べたいという方の糖分補給に最適です。
亜鉛は、インスリンの分泌を助ける働きがありますから、
血糖値の急上昇を抑制し、GI値を低くしてくれます。
さらに、パントテン酸はビタミンCの働きを助けると同時に
エネルギーの代謝を助ける働きがありますから、ダイエットの助けになります。
ビタミンB2は、脂質の燃焼を促し、ビタミンB1は糖質をエネルギーへと変えます。
さらに糖質の代謝を助けるマグネシウムも含まれています。
ダイエットに向いている栄養素が多いですね。
カリウムは細胞内の浸透圧を一定に保ち、余分な水分を吸収してくれるので、むくみ改善が期待できます。
鉄分、葉酸、亜鉛は 貧血予防に欠かせない成分で、ヘモグロビンや赤血球の生成を促します。
カルシウム、ビタミンB、亜鉛、パントテン酸、セロトニンは、ストレスを緩和し、
カルシウム、ビタミンB、亜鉛にはイライラの鎮静効果があります。
パントテン酸は、副腎皮質ホルモンの生成を助け流ので、ストレス耐性を高めます。
デーツは、ダイエットやストレス対策など、色々な効果が期待できます。
お待たせしまいした!幸せ成分一杯のカカオニブとデーツの簡単おやつを作りましょう〜!
デーツとカカオニブで作る超簡単チョコレートの作り方
材料
・オーガニックデーツ 10個・オーガニックカカオニブ 5g
作り方
① デーツを縦に切って種を取る
② デーツに中にカカオニブを詰める。
ピンクペッパーやオレンジピールなどを少量混ぜても美味しくなります
カカオニブが無い時は、アーモンドをオススメします。
キャンデーラッピングの包み紙を変えることで印象がガラリと変わります
お酒のお供にもなります。
スーパーフードと言えども、過ぎたるは及ばざるがごとし。
一日の摂取量の目安を知っておきましょう。
カカオニブの1日摂取量は 体重10kgに対して小さじ1杯(5g強)です。
カカオにはカフェインが含まれていますから、コーヒーより少ないですが、体に長く残ります。
妊娠中は避けましょう。
デーツは食物繊維とマグネシウムが豊富で便秘の解消にも効果がありますから、
食べ過ぎると、お腹がゆるくなってしまう原因にもなります。
デーツの1日の摂取目安は3~5粒にとどめてください。
くれぐれも食べ過ぎにはご注意を〜
素敵なバレンタインをお過ごしください。
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