何かと使いにくかった「えごま油」の酸化防止方法と、使い方。基本混ぜるだけえごま油を活用した時短ソースレシピ集
エゴマオイルは、危険?使いにくい?
1日小さじ1杯(2〜5g)程度を摂りましょう。
劣化しやすいので、冷蔵庫で保存しましょう。
熱に弱いので、生で摂るようにしましょう。
低温圧搾の箱入り商品を、冷蔵の宅急便で家まで配送してもらいましょう。
・・・・・・・と、効果的に摂取するには、守ったほうが良い条件がいろいろとあり、
賛否両論あるえごま油。
風味も独特です。
毎日サラダにかける、と言われてもなかなか続かないという声も聞かれます。
オイル以外にも毎日摂りたい食品がいろいろとある私たちですから、
できれば食事の機会に自然な形で取り入れられたら、忘れたり、飽きたりして飲まなくなってしまうこともなくなります。
何かと使いにくかった「えごま油」の酸化防止方法と、使い方
混ぜるだけのえごまソースが料理の仕方を変える!?
とはいえ、そのままふりかけて食べられるし、時短にも繋がり魅力ポイントもあるえごま油。
確かに、酸化しやすい油なので、加熱には不向きですが、ドレッシングなどの生で食べる調理法にはオススメ。
酸化防止方法はいくつかありますが、
● 1-2ヶ月以内には、使い切る
● 新鮮でオーガニックのえごま油を買う
● 生で使う
● 光になるべくあてない
● 不快なにおいや油っぽい味がしたら捨てる
などには気をつけると良いでしょう。
エゴマオイルの混ぜるだけのソースは、料理への取り組み方を変えるかもしれません。
料理への構えというか、よっこらしょという気持ちが薄らぐ、そんなレシピです。
ささっと混ぜるだけのオイルベースソースは、シンプルな食べものと合います。
つまり、たいそうなものを手間暇かけて作る必要がないのです。
シンプルで、いろんな調理工程のない料理、例えば、蒸し野菜や茹で野菜、オーブンで焼いただけの野菜や豆腐。
茹でただけの麺、炊いただけのご飯、生野菜などなど。
それらをいいバランスになるように組み合わせるだけ。
発酵食品を加えとさらに良いですね。
料理をシンプルにすることで、いいことづくめ!栄養素を変えない「生の調理法』
10年以上前から無農薬無化学肥料で栽培、オメガ3を豊富に含む貴重な島根県産のえごま油
料理をシンプルにすることによって、調理で失われる栄養分も最小限にでき、塩分の摂取量も減ります。
いうまでもなく時短にも。
時短料理を覚えることで、料理への心の壁が少なくなる
私も、愛情を持って料理に時間をかけることはありますが、
洗い物をなるべく出さない、
キッチンに立っている時間を減らしたい、
ラクチンして体に良いご飯を作りたい、という視点も大事にします。
料理は、これからもずっと付き合うものですから。
ここでは、時短料理に活用できるエゴマオイルと簡単に手に入る材料の一例を、好きな割合で混ぜるだけというソースを紹介をします。
そこに自分のアイデアで、スパイスや調味料を加えて、自分好みのソースを見つけてください。
鍵は、ちょっとクリエイティブになること。
こんなの入れたらどう?という好奇心をフルに使って実験すること!
いろんなオイルを使った「混ぜるだけソース」の可能性に魅了されるかもしれません。
αリノレン酸やオメガ3必須脂肪酸についてのおさらいはレシピの後に。
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作り方
基本は材料を混ぜるだけ!(1〜2人分)
[梅系バージョン]
無農薬エゴマオイル 大さじ1
梅酢 or 有機梅干しの漬け汁 小さじ2〜3
*ドライ梅シソも使えます。うま味調味料など添加していないもの推奨
梅系ソース
[トマト系バージョン]
無農薬エゴマオイル 大さじ1
有機ドライトマト 3〜5枚 グラインダーにかけて
or
有機トマトジュース 大さじ2
*トマトジュースには、黒酢や柚子果汁を加えると塩分なしでもパンチのあるドレッシングになります。
米粉のベルミッチェリに椎茸の出汁を底に少しひき、梅系バージョン(前)とサンドライトマトバージョン(奥)のソースを。
メカブと梅干しの果肉をオートミールに混ぜ込み、トマト系バージョン+バルサミコ酢のソースをかけて。
[昆布系バージョン]
無農薬エゴマオイル 大さじ1
塩昆布 小さじ1〜3 添加物の入ってないもの推奨
ジップロックで浅漬けにしてもgood!
今回はフラックスシードをグラインドしてトッピング。
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オメガ3のおさらい
エゴマオイルが賞賛されてきた理由は、αーリノレン酸=オメガ3脂肪酸が豊富に含まれるからです。それがどういう役目を果たすかをざっとおさらい。
心臓疾患やガン予防
脳細胞の神経伝達をスムーズにする
アレルギーや炎症を抑える
良いコレステロールを高め血圧を下げる
オメガ3とオメガ6の比率
オメガ6必須脂肪酸が過多になりがちな現代の食生活では、できるだけオメガ3摂取量を増やすよう心がけるというのが常識になっています。
オメガ3とオメガ6の理想の比率は1:1〜1:4。
ただエゴマオイルからαリノレン酸を毎日たっぷり摂っていれば安心かというと、実はそうでもありません。
αリノレン酸以外のオメガ3系、青魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)の摂取も必要なのです。
αリノレン酸は体内で、このDHAとEPAに変換されますが、還元されるのはほんの1〜10%程度。
殺生をしない食べ方を選択している場合、魚から摂取するDHAとEPAは望めませんから、植物性のものでDHAやEPAを摂りたいところです。
ところが、ナッツ類や海藻類から摂取できるDHAやEPAは極めて低くいため、量で補う方法は使えません。
ベジタリアン、ヴィーガンの課題はこの辺りにありそうです。
ポイントは
オメガ3必須脂肪酸とオメガ6必須脂肪酸のバランスが重要なわけです。ということは、DHAやEPAの摂取で頭を悩ますかわりに、オメガ6系の摂取を減らせば、理想的な比率に近づくことは可能です。
オメガ6を多く含む精製されたオイル(植物オイル)はもう使ってないよ!という人も、
普段食べている加工食品や精製食品を見直してみるといいと思います。
例えば、パンやパスタ、買うお菓子類などの小麦製品には、加工食品や精製食品がふんだんに使われています。もちろん、外食をする場合にも。
αリノレン酸を毎日せっせと摂るより、無意識に摂っているかもしれないオメガ6必須脂肪酸を減らすことが意外と近道かもしれません。
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