材料3つ!レモンで作る、発酵が成功しやすい、簡単「酵素ドリンク」の作り方
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以前より、健康に良いと話題になっている「酵素ドリンク」。
IN YOU読者の皆様の中にもご自宅で作られている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
でも、「発酵がうまくいかない」
「ドリンクを作っても飲みきるのが大変」
「発酵後の実をどう活用したらいいか分からない」
とお悩みの方も少なくないと聞きます。
そこで今回は、地元で採れた薬草や旬の野菜・果物を活用し、
“酵素で健康づくり”をテーマに事業活動をされている「近江バジル協会」に監修いただき、
酵素ジュースの基本の作り方と様々な活用法、
発酵後の実を捨てることなくいただくためのアイデアを教わってきました。
酵素ドリンクで肝心なのは「水」
近江バジル協会の代表である寺本さんは、「酵素ドリンク」を上手に発酵させるにはミネラルたっぷりのお水が大事だと言います。
ミネラル水と言っても市販のペットボトルのものではミネラルの種類が4種ほどと少なく、
不十分なのだとか。
日本酵素マイスター協会でも、酵素ドリンク作りに使う水について以下のように提唱しています。
ミネラルウオーターといっても、ペットボトルで市販されているものや、サーバータイプのものなど、
沢山のお水がありますが、そのなかでも発酵にとって発酵にむいているものと発酵にむいていないもの
があるんです。(酵素マイスター協会調べ)
お水の硬度やPH値、ミネラル含有量など、菌や発酵にとって居心地の良い環境を作るお水を使うことが、
上手に発酵させるためには必要なんです。そのなかでも大事なのがミネラルです。
そもそもミネラルってどんなもの?
私たちの身体に重要な五大栄養素の一つに数えられる「ミネラル」。ミネラルには、約100種類の栄養素が含まれると言われています。
そのうち、人間の身体に必要とされるミネラルは16種類とされていて、
これを「必須ミネラル」と呼び、
そして人体に含まれる量によって、以下のように分けられています。
<多量ミネラル>(7種類)
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素
<微量ミネラル>(9種類)
鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン、コバルト
また厚生労働省は、必須ミネラル16種類のうち硫黄、塩素、コバルトを除く13種類について、
1日の食事摂取基準を定めています。
なぜミネラルは人体に必要なのか?
ミネラルは体内で作ることが出来ないため、食べ物から補う必要がありますが、すでに現代の日本人の多くが深刻なミネラル不足に陥っていると言われています。
その原因は様々ありますが、土壌の痩せ細りによる農作物のミネラル不足や
加工食品に頼りがちな食生活が挙げられます。
ミネラルはビタミンと合わさり「補酵素」という酵素のサポートをする働きもあります。
また、ミネラル・ビタミンも酵素がないと単独では身体の中で十分に働けません。
他の栄養素や酵素とコラボレーションすることで初めて機能するのです。
以上のことからも、酵素ドリンクをミネラル水で作ることは理にかなっていると言えるでしょう。
旬のレモンを皮ごと使った酵素ドリンクの作り方
材料
・専用容器(発酵性のあるものを保存するための空気孔付き容器がお勧めです)・ミネラル水(野菜や果実の農薬等の軽減のために使用)分量外
・ミネラル水 50cc
・有機レモン(他の果実や野菜でも代用OK) 1kg
・有機黒砂糖(粒度の細かいものが適しています) 1kg
下準備
・レモンの汚れを流水でよく洗います。・ボールかバケツにミネラル水(分量外)を入れ、レモンを約1時間浸します。
※今回は無農薬無化肥料のレモンを使用していますが、もし無い場合はミネラル水に浸けることで
農薬等を軽減することが出来ます。天然由来成分の野菜洗い洗剤でも代用可能です。
・手・包丁・まな板・専用容器は、除菌スプレーや加熱処理でしっかり除菌します。
作り方
1. レモンをスライスします。※発酵後の実はいろいろな用途に使用できるので、
薄いものから厚いものまで作っておくと便利です。
2.専用容器にスライスしたレモンを全て入れ、
次に黒砂糖→ミネラル水50ccの順で投入します。
3.蓋をしっかりと閉め、空気孔を押さえながら縦10回、
横10回程度容器を振ってよく混ぜます。
4.直射日光の当たらない場所で常温保管し、
1日に1度、縦10回、横10回程度容器を振ってよく混ぜます。
完成目安は2ヶ月です。
完成したドリンクはザルなどで濾し、容器で保存します。
実は取り分けて冷蔵庫で保存します。
・お湯(50℃以下がオススメ)、お水、炭酸水割りがおすすめです
・いちごやバナナを使った酵素ドリンクは
牛乳・豆乳割りでフルーティなシェイクになります
・生姜の酵素ドリンクは炭酸割りでジンジャーエールに
・別の果物で作った酵素ドリンク同士を混ぜて
ミックスジュースにしても美味しくいただけます
飲むだけじゃない?!
酵素ドリンクの活用いろいろ
1)お料理に
・ドリンクと醤油・酢・オリーブオイルを混ぜてドレッシングに・りんご、パイナップルはお砂糖やみりんの代わりに
・カレーに入れて隠し味に
・実をミキサーにかけて生のジャムに
※お料理で火を入れると80℃以上で酵母が死滅しますが、善玉菌のエサになり腸内環境を整えます
※りんご、パイナップル、いちご、野菜(人参、たまねぎ、トマト、にんにく、ゴーヤ、ヤーコン)の酵素ドリンクは
料理に適していますが、レモンなどの柑橘類で作ったものは、料理での活用に不向きです
活用例1:豆腐のスイーツ
冷奴にきな粉をたっぷりとかけ、いちごの酵素ドリンクを原液のままかける。ドリンクを作った後の実はナッツなどと合わせてこのようにグラノーラとしても美味しいです。
活用例2:ピザ
パイナップル、ブルーベリー、人参、ミカン等の実が入って、他の具材ともマッチして美味しいです。活用例3:ケーキにかけるシロップとして
甘味の控えたケーキなどに原液のままかけると、ほのかな甘味が足されて良いです。2)お風呂に
・余った発酵後の実を洗濯ネットなどに入れて、お風呂に入れれば入浴剤いらず!一度作れば、ただ飲むだけでなく、料理や入浴剤がわりにと様々に活用できる酵素ドリンク!
お好みの旬のフルーツを使って、ぜひお試しください!!
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