玄米、白米、それとも分づき米? 結局健康にいいのはどのお米?お米は目的と健康状態によって選ぼう。
初めまして!
健康で美しくなれるナチュラルフードをこよなく愛する工藤万季(くどうまき)です。
美容健康マニアとして、食を中心に発信をしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
さて、初回は私たち日本人の日々の食を支える「お米」について。
美容や健康に関心の強い女性から
「お米は玄米がいいの?白米?それとも分づき米?」
という質問をよく受けます。
今日はそのご質問にお答えしたいと思います。
玄米と白米の違いって?
玄米と白米の違いを簡単に言うと、玄米は精米していないお米、白米は精米したお米です。
精米とは「玄米から糠(ぬか)を取ること」。
元々お米の周りには糠の層が付いていて、それを取れば白米になります。
稲から籾(もみ)を取って皮を剥いた、糠の層が付いたままの状態を玄米と言います。
ご存知の方も多いかと思いますが、この糠の層にあるのが「胚芽」。
この「胚芽」こそ、お米の中で一番栄養豊富な場所です。
胚芽を取り除かない玄米は、お米の栄養がそのまま残っています。
玄米には糠臭さや独特の香りがあり、米の芯が残っているようなプチプチとした食感があります。
私は好きなのですが、この香りや食感が苦手という方もいますね。
そんな方も食べやすいのが、米の糠をわざと少し残しつつ精米した「分づき米」。
玄米と白米の中間のお米と言えるでしょう。
残す糠の割合で3分づき米、5分づき米、7分づき米と呼ばれます。
ポイントは目的と健康状態
「玄米が健康に良い」というイメージを持っている方が多いかもしれませんね。
これはもちろん間違いではありませんが、
それぞれのお米も目的と食べ方、そしてその人の身体の状態によって善し悪しは変わります。
詳しく説明していきますね。
玄米、分づき米、白米の違い
お米は元々、種です。
これから芽吹いて生き抜いていかなければならない種は、外敵から身を守るための毒性を持っています。
つまり玄米はお米本来の栄養価と一緒に、その毒性もあわせ持っているのです。
玄米は栄養がたっぷりというだけでなく、毒性が残っているため色々なものを吸着して排出されます。
デトックス効果があると言えますが、ミネラルやビタミンといった必要なものも排出されてしまい、
食べ続けていると栄養失調になる可能性も。
分づき米も玄米同様に、デトックス効果があります。
一方で白米には排出作用はありません。
ですから、特に疾患もなく健康で、日々の活動で十分にエネルギーを使う人向け。
子どもは活動量が多くてエネルギーを必要とし、
デトックスの必要もないので白米が向いていると思います。
ただし最近は、食生活が欧米化し濃い味付けを好むようになった日本人の味覚の変化に合わせ、
品種改良がいき過ぎたようなお米もあります。
私はササニシキなどの昔ながらの品種を選んで食べています。
おすすめは酵素玄米
栄養価が高い点はいいものの、必要なものまで排出する作用がある玄米。
ーどうやって食べたらいいのでしょうか?
玄米の毒性をなくすには発芽させることです。
さらに発酵させること。
玄米を発芽・発酵させたものが酵素玄米。
発芽と発酵をさせることで毒性が取り除かれ、
また消化もされやすくなるので、玄米のいいとこ取りができるのです。
酵素玄米の作り方
材料
作り方
①玄米と小豆をボウルに入れ、まずはサッとほこりをとる程度に水ですすぎ、
その後ざるにあけて水を切ります。
②次に水で玄米をやさしく撫でるように研ぎ、水を換えます。
これを数回繰り返し、最後に流水できれいに洗います。
※このとき泡立て器を使って混ぜると、
お米の表面に傷がついて水を吸いやすくなり、柔らかく炊き上がります。(7分程度)
※酵素玄米専用の炊飯器以外を使用する場合は、
炊飯器にセットする前に6時間以上浸水しておきましょう。
③②を炊飯器の内釜に移し、水加減をします。
水加減は必ず米の量に合った目盛り線より少し上か、半合上くらいまで入れます。
固めが好きな場合は、大さじ1杯ほど水を減らし、
柔らかめが好きな場合は、米の量を大さじ1杯ほど減らします。
④玄米モードか炊き込みモードを選んで炊飯します。
炊き分けができない場合は通常の炊飯でも可。
炊き上がったら、清潔なしゃもじで軽くほぐします。
⑤炊き上げた酵素玄米を、保温して寝かせる(理想は77℃前後)。
炊きたてを1日目として、3日目くらいが食べごろです。
その間は毎日、清潔なしゃもじで軽く混ぜましょう。
・玄米は無農薬を使用する。
(籾や米ぬかは農薬や放射性物質が溜まりやすい性質の為)
・塩は精製されていない天然塩を選びましょう。
(精製塩はミネラル成分が欠乏しています。)
・4日目以降は熱に強い菌が徐々に繁殖し始めると言われていますが、
なるべく3日~7日の間に食べきりましょう。
少し手間はかかりますが、
こうして食べることでお米が身体にとってより良い働きをしてくれるようになるのです。
ちなみにおすすめは圧力鍋で炊き上げること。モチモチ具合が全く違います。
最後に
ぜひ、覚えておきましょう。
・玄米はデトックスに効果的だが、毎日食べなくてよい
・白米は健康な成人、子どもに向いている
・一番のおすすめは発芽発酵させた酵素玄米
以上のことを踏まえて、食べるお米を選んでみてくださいね。
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