実は日本人の食文化にも深く関わってきたヘンプシードナッツの健康効果とヘンプシードの意外な食べ方
スーパーフードという言葉がひとり歩きしているような錯覚にとらわれてしまうほど、最近巷にはスーパーフードが溢れています。
でも、「スーパーフードって何?」と聞かれて、明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
言葉から想像するに、
●海外のセレブや、流行に敏感で常に美しさを意識しているスーパーモデルが好んで食べていそうなもの。
”美のカリスマ御用達”なんて言葉もしっくりきそうですね。●ある国・地方・地域では、食品でありながら、万能薬のように昔から食べられているもの。
例えば、私が今住んでいる滋賀県では、昔から鮒ずし・へしこ・なれずしといった発酵食品が豊富で、子供がお腹の調子が悪い時や風邪を引いた時には鮒ずしの飯(鮒を塩とご飯で漬けた時に乳酸発酵したご飯)を食べさせろと言われたんだそうです。
●群を抜いてある成分や栄養価が高く、美容と健康・高いアンチエイジング効果が期待できる自然食品。
例えば、福井を中心とした若狭・丹後地方や滋賀県西部の郷土料理”へしこ”(鯖の糠漬け)は一見塩分が高そうにみえて、毎日2切れ食べ続けると高血圧の人の血圧が下がるという実験データが論文で出ているそうです。
といったイメージでしょうか。
そこで、実際スーパーフードってどんな食品のことを言うのか、今一度、調べてみました。
信頼できるであろう機関として、一般社団法人日本スーパーフード協会さんから引用させていただきました。
スーパーフードの始まりは1980年代頃のアメリカやカナダで、
食事療法を研究する医師や専門家の間で、有効成分を突出して多く含む食品に対して「スーパーフード」という言葉が使われはじめました。
そして、アメリカでは2000年頃からロー・リビングフードといった低温調理法がブームになるのですが、この調理法がスーパーフードの含有成分を活かすために最適であったことから、ロー・リビングフード実践者たちの間でスーパーフードが人気となります。
スーパーフードが一般に広まったのは、アメリカの医師スティーブン・プラットの著書『スーパーフード処方箋〜あなたの人生を変える14の食品』(2004年)によるところが大きいでしょう。この本ではスーパーフードを「健康によい栄養分を豊富に含みながら、多くは低カロリーである食品」と定義し、抗酸化作用が高いもの、老化や生活習慣病の予防によいもの、がんのリスクを遠ざけるものなどを紹介しています。
取り上げている食品は身近な野菜や果物も多く、りんごの皮や人参の葉も丸ごと食べるといったマクロビオティックの一物全体(ホールフーズ)に近い面もあったり、食品に含まれる複数の栄養・健康成分が体によい「薬」となるという、中国の薬膳や漢方にも通じるところがあります。
もう一冊、アメリカでスーパーフードのバイブルといえるのが、ロー・リビングフードのカリスマ、デイヴィッド・ウォルフの『スーパーフード』(2009年)です。
この中では一般的な野菜というよりもスピルリナやカカオ、ココナッツ、クコの実などいわゆる「健康食品」といえるようなものを取り上げています。単に栄養面ですぐれているというだけでなく、ある特定の有効成分の含有量が飛び抜けて高いもの、ごく少量で栄養・健康成分を効率的にとれるものこそ「スーパーフード」という見解です。このようにスーパーフードとは、はっきりと特定の食品を定義したものではなく「一般の食品よりビタミン、ミネラル、クロロフィル、アミノ酸といった必須栄養素や健康成分を多く含む、おもに植物由来の食品」という大前提のもと、提唱者によって異なる食品があげられています。当協会では主に以下の条件をスーパーフードの基準としています。
まとめると・・・・
あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
•一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、
料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。
•「食歴」が長く、何世紀にもわたって人々の健康に寄与してきた食品であること。それにより、人体に及ぼす可能性がある、あらゆる問題が解明されており、その安全性に不安をもって食することがなく信頼がおけるもの。
一般社団法人日本スーパーフード協会
スーパーフードって言葉が日本でも一般的になったのはここ数年のような気がするのですが、
アメリカ・カナダでスーパーフードという呼び名が使われ始めてかれこれ40年近く経つんですね。
しかし、説明にもあるように万国共通の明確な認定基準があるという訳でもないようです。
協会によると、スーパーフードの発祥の地であるアメリカ・カナダで、スーパーフードを代表するものとして認知されているのが、以下の10品目だそうです。
・スピルリナ
・マカ・クコの実(ゴジベリー)・・・目を酷使する現代人に是非飲んでほしい、JASとUSDAを認証を取得しているオーガニック生クコの実100%ジュース
・カカオ・・・発酵食品である農薬不使用のローカカオの魅力を最大限に引き出したローチョコレート
・チアシード・・・家庭菜園を始めよう!安心オーガニック種セット(ひよこ豆80g+レンズ豆80g)セット
・ココナッツ・・・自然栽培ならではの味わいと コールドプレス製法一番搾りという贅沢さを兼ね合わせた最高級キングココナッツオイル
・アサイー
・カムカム
・ブロッコリースーパースプラウト・・・初心者OKでも簡単。今すぐ家庭菜園デビュー!オーガニックブロッコリースプラウト&オーガニックチアシードスプラウト栽培キット
・麻の実(ヘンプ)・・・最強の食材 農薬不使用のヘンプシードナッツ。スプーン一杯で必須アミノ酸が全て含まれる!良質なタンパク質を摂取しよう。
昔からよく知っているというものから「?」というものまでありますが、
皆さんはこの中でいくつご存じですか!?或は、実際使ったことがあるのはどれですか!?
今回、この中から麻の実(ヘンプシード)を使って、後ほどレシピをご紹介します。マクロビオティックでは、「身土不二」という言葉があります
”植物には、その植物が育つのに適した地域が決まっていて、ある地域では育つ植物も、別の地域では育たないということがある。
そして、これらの植物に依存して生きている動物や私達人間も、またこの地域の影響下にある。”
昔の人は一里四方のものしか食べていなかったとも言われています。
だから、日本人は日本の土地で良く育つ米を食べ、四季折々にその土地でとれる旬のものをいただき、
その環境その土地と一体となって自然の営みの中で生きてきました。これぞまさしく身土不二。
寒帯地方のエスキモーの人たちは、生肉を主食にしています。
厳しい氷帯地方で生き抜いていくためには、陰陽でいう陽性の生肉を食べるしか術がありません。
与えられた自然環境に順応するために、その土地で最も適した食物を摂って生きていけるように民族の体の仕組みが作られたということです。
それは寒帯地方に限らず、熱帯地方・牧草地帯・亜熱帯~温帯地方もしかりです。
しかし今やグローバル化した時代の中で、一里四方どころか、民族や文化の垣根も越えて、世界中のものが目まぐるしいスピードで流通する時代。
2013年に和食がユネスコの無形文化遺産となり、和食が世界に向けて発信される機会も当然増えました。
と同時に、また、世界から日本に向けて入ってくる食文化も相当数あるのではないでしょうか。
上記に挙げられた以外でもスーパーフードと呼ばれているものがまだまだ沢山あります。
スーパーフードは100%絶対ではない
夫のノニジュース体験から学んだこと。ノニジュースを飲み続けていたら胃腸が荒れてしまった。
一時期、慢性疼痛もちの我が夫は、「痛みに良いらしいよ」という情報を得てノニジュースを飲んでいました。
バラエティ番組で罰ゲームによく登場する臭くてまず~いジュース。
しかし、古代ポリネシア人が後世何世代にもわたって親から子へ受け継がれて来たノニは、
古代の書物では体のバランスを整え、身体を完全に調和した状態に安定させると紹介されているそうです。
夫が飲んでいたのはブルーベリーやクラウンベリーが入ったとても飲みやすい無農薬ノニジュースで、食品の安全性に関してEUの欧州安全評価機関が実施する審査で認定を受けた安全性の高いものだという説明でした。商品としてはとても品質の良いものだったんだと思います。
しかし、もともと胃腸が弱い夫にとっては、どんなに高い栄養成分やビタミンミネラルが含まれていて科学的根拠があったとしても、
ノニ特有の強すぎるアクが胃腸の負担になったのです。
何が言いたいかというと、スーパーフードに限らずどんな食品も絶対はないという事です。
また「誰にでも合う」ということでもありません。
みんな顔も形も違うように、体の中も十人十色、持って生まれたデザインが少しずつ違うのです。
子供の頃から育った環境の中で食べ慣れたものなら、身体もその食べ物に対して適応力がついて受け入れられるかもしれません。
しかし、全く違う国の人たちが昔から健康維持に役立ててきたからといって、
私達の身体も同じように受け入れられるかは必ずしも100%確実ではないかもしれないということは承知しておいた方が良いように思います。
スーパーフードの大きな力をいただいて健康維持・健康増進に役立てられるなら幸いです。
自分の体の声を聴きながら、自分の体に合ったスーパーフードを是非見つけてください。
日本を代表するスーパーフードといえば・・・
そして、日本人である以上、私達は私達の足元をしっかり見て、身土不二の精神で、
私たちの身体に合った我らが誇れるジャパニーズ・スーパーフードを食べる文化も忘れてはならないのではないでしょうか。
ジャパニーズ・スーパーフードに、あなたなら何を挙げますか!?
●玄米・・・【IN YOU限定セット】白米と同じ要領で簡単に炊ける!岡山県産ぷちぷち無農薬自然栽培玄米2種セット
●納豆
●味噌
●醤油・・・市販の醤油と比べてください。食べると驚く木桶仕込みで作られ続ける、農薬不使用の醤油
●醤油麹
●漬物
●甘酒
●塩麹
●ひしお
●梅干・・・添加物ゼロ!和歌山県熊野の大自然で育てられた南高梅のオーガニック梅干し
●ごま
●そば
etc
挙げればきりがないほどまだまだありそうですね。
注目のスーパーフードは、日本の食文化とも縁があった!
身土不二の精神を忘れないことが大事ですが、
その一方、近年日本の農業が危機的な状況なのをご存知でしょうか?
種子法廃止の次は種苗の自家増殖「原則禁止」の方向へ…?歯止めがきかない日本の農業崩壊は一体どこまで行くのか。日本人の食卓が大きく変わる深刻な事態が起こっています。
このような社会的背景がある今、「100パーセント日本のオーガニック食材で生きていこう」と言うのは現実的に難しい時代になりつつあるのも確かです。
安心安全な食材を摂取するためには優良な生産者やメーカーを応援し、私たちが世界に誇れる日本の食文化を大切にしたその上で、
海外のスーパーフードも味方につけ、上手に取り入れていくのが筋道かもしれません。
ヘンプシードナッツ、実は私たちの食文化に深く関わってきた食べ物だということをご存知ですか!?
ヘンプ=麻の実は、七味唐辛子に入っています。
稀に口の中でガリっと硬い実に遭遇することはありませんか。
京都の伏見稲荷の参道で食べた稲荷ずしには酢飯の中に麻の実が入っていましたよ。
京都嵐山にある有名なお豆腐屋さんの飛竜頭は、銀杏・ユリ根・にんじん・ごぼう・きくらげ・黒ごまと具だくさんの中でも麻の実がひときわ存在感があります。
でも安心してください。
ヘンプシードナッツは、収穫した麻の実を洗浄してから殻をむいたあとに加熱していますので、香ばしく柔らかくて食べやすいです。
ヘンプ=麻は昔日本でも栽培されていたのですが、現在は政府の許可がなければ栽培できないのです。
このヘンプシードナッツは、カナダ産の良質な麻の実を厳選しました。
必須アミノ酸のすべてを含んでいます。
9種類すべての必須アミノ酸、14種類の脂肪酸、
ビタミン、ミネラルが含まれた栄養バランスの良さから、宇宙食にも採用されているほど。
タンパク質には20種類のアミノ酸が含まれますが、そのうち体内で合成できず、食事でしか取り入れられないものを必須アミノ酸と言います。
タンパク質は三大栄養素の一つで、私たちには欠かせない栄養素の一つ。
タンパク質はアミノ酸のバランスをよくとることが大切なので、ヘンプシードナッツは現代人の食生活の助けとなります。
また、ヘンプシードのタンパク質はエディスティンタンパクと呼ばれ、消化吸収がよく、免疫抗体の原料になることが研究されているのです。
また、このことからヘンプナッツには食品アレルギーが無いと言われています。
精製食品や加工食品を摂ることが多くなった現代人は、ヘンプシードナッツをとることで食生活で不足しがちなビタミン、酵素を摂取することが出来ます。ヘンプシードの一番の特徴として、良質な脂肪酸であるオメガ3とオメガ6が理想的なバランスで含まれていることが挙げられます。
必須脂肪酸と呼ばれるアルファ・リノレン酸(オメガ3)とリノール酸(オメガ6)は人間の体内では合成できないため、食事などを通して外から補う必要があるものです。
外食中心の現代の食生活ではそのバランスが壊れ、アレルギーや病気の原因とも言われています。
メディアでオメガ3が良いという情報が流れたからと言ってオメガ3だけをとれば、またバランスが崩れてしまいます。
ヘンプシードナッツはオメガ6とオメガ3のバランスがWHO(世界保健機構)や厚生労働省が推奨する4:1の割合に近い、3:1という理想的なバランスで含まれているから、 安心して食べ続けられます。(※必須脂肪酸の推奨割合は年齢によって異なっております。)
麻の実には、もうひとつの脂肪酸であるGLA(ガンマ・リノレン酸)も含まれています。
ガンマ・リノレン酸はビタミンFとも言われ、限られた食品にしか含まれない希少な栄養成分です。
今注目のスーパーフード、ヘンプシードナッツにはこんな食べ方があった!!
美味しいヘンプ・デュカの作り方
”デュカ”ってご存知ですか!?
エジプト料理に使われる調味料で、ローストしたナッツ類、ゴマ、スパイスをブレンドしたものをつき砕いたもので、エクストラバージンオリーブオイルに混ぜてパンにつけて食べるとちょっとしたおつまみに変身。それを、ジャパニーズ風にアレンジしてみました!!
<材料>(3人)
無農薬ヘンプシードナッツ・・・15g
有機アーモンド・・・15g
有機クルミ・・・15g
有機白すりごま・・・7g
天日塩・・・1g
有機粉実山椒・・・適量
無農薬菜種油・・・45㏄
有機車麩・・・3枚
<作り方>
①、有機アーモンドと有機クルミを鉄のフライパンで数分乾煎りします。バットにとって冷まし、ジップロックに入れて麺棒でたたいて砕きます。
②、①で使ったフライパンで、車麩を両面焼き色がつくまで焼きます。冷めたら半分にカットします。(包丁で5ミリくらいの切込みを入れたらあとは手でパキッと折ります)
③、①のナッツとハンプシードナッツと有機白すりごま・塩・有機粉山椒を混ぜておきます。
④、小さなグラスに③のナッツ類を入れ、無農薬の菜種油を大さじ1づつ注いで、車麩とスプーンをのせたら完成です。
★スプーンでナッツ類を車麩にのせてお召し上がりください!
くるみのような、カシューナッツのようなお味がして、そのまま食べても美味しいです。
クルミやゴマのように使えて、サラダにかけたり、ヨーグルトやシリアルと一緒に食べたり、手軽に使えます。
麻の実は日本で昔から取り入れられてきたものなので、実は和食にも合うんですよ。
スーパーフードで和食に合うものはなかなかないですが、豊富な栄養のあるヘンプシードナッツはとても使いやすいのもうれしいところ。
ドレッシングにしたりするのはもちろん、ご飯にかけて食べるのも手軽でおすすめです。
すり鉢ですって和え物にしたり、冷奴や納豆に加えたり、そばやうどんなど、麺類の薬味にも最適です。
もちろん、パスタやカレーなどにかけたり洋風料理にもよく合いますよ。
いつものお料理にヘンプシードナッツをスプーン一杯加えるだけで、スーパーフードの栄養が、手軽に取り入れられます。
お好みの使い方を取り入れてみてくださいね。
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