不老不死の象徴とまで言われる「桃(もも)」を使ったほんのり甘いピーチリゾットの作り方。冷え性、夏バテ、むくみ対策にお勧め。
こんにちは。
オーガニックアドバイザーの西田です。
桃が美味しい季節になりましたね。
ところで、みなさんはフルーツは「体を冷やす」と思っていませんか?
マクロビオティックでは多くの果実が陰性よりとされ、体を冷やすイメージになっていることかと思います。イメージの通り、果実だけではなく夏の食品には体を冷やすものが多いのですが、
意外なことに 桃は 鉄分やマグネシウムが含まれていますから冷え性対策になります。
冷え性対策にも効く!美味しいモモの栄養分と効果
栄養価豊富な桃。
桃の主な成分は果糖ですが、そのほかにペクチンやカリウム、カテキン、鉄分、マグネシウムなど様々な栄養がバランスよく含まれています。
果糖は 砂糖と比べるとGI値は5分の1、甘みは1.5倍、エネルギー源にはなりやすいので疲労回復に即効性があります。
夏バテ、冷え性対策
夏バテをして食欲不振にはピッタリです。桃に含まれる鉄分やマグネシウムはもちろん貧血や冷え性の改善してくれますし、
便秘対策
食物繊維の一種類のペクチンは、腸内の乳酸菌を増やし、腸の調子を整える働きがあり、便秘や下痢の対策にもなります。ご存知の通り、フルーツや代替甘味料に含まれる果糖も食べ過ぎには注意が必要です。
しかし、例えテン菜糖であっても、お砂糖を大量に使ったスイーツをいただくよりも断然体への負担は少ないので、旬のフルーツをデザートとしていただくのは悪いことではありません。
そして食物繊維には、脂質の吸収や急激な糖質の吸収を防ぐする働きがありますから、コレステロール低下や血糖値の上昇を抑えてくれます。
カリウムは細胞内のナトリウムを調節する働きで血圧の安定、むくみの解消、筋肉の収縮を正常に行うなど期待できます。
抗酸化作用で病を遠ざける
強い抗酸化作用を持つカテキンは、現代病対策、免疫力アップ、肌老化を防ぐ、カリウムような血糖値の上昇や脂質の吸収を抑制などが期待できます。もぎたての桃は水分もたっぷり含まれているので、熱中症対策にもうってつけです。
ポイント
常温で保存し、食べる2~3時間前から冷やすのがポイント。冷やしすぎると桃の甘みが落ちてしまうので注意してください。
そのままか、スイーツにして食べることが多いのですが、今回は目先を変えてメイン料理に変身させてみました。
玄米ご飯を使った簡単ピーチリゾット
材料 (一人分)・ 炊いた無農薬玄米ご飯 130g
・ 有機の桃 1/2 個・ オーガニックオリーブオイル 20cc
・ ビオ白ワイン 15cc
・ オーガニック・ベジブロス 30cc
これの作り方はこちらを参考にしてください。
・ 自然栽培白味噌 小さじ 1
・ 塩 小さじ 1
・ コショウ 少々
・ 有機ミント 10枚程度
下準備
・玉ねぎ 3mm、 桃 5mmの角切りに、ミントを1〜2mm幅の千切りにする。
作り方
① オリーブオイルで玉ねぎを入れて弱火で香りが立つまでじっくり火にかける。
② 桃と白ワインを入れ強火でアルコールを飛ばしたら、炊いた玄米ご飯を加えて炒める。
③ 油が全体に回ったらベジブロス少しずつ加えながら玄米を潰さないように混ぜる。
④ 汁気がなくなったら、調味料で味を調える。
⑤ 火を止めてから、ミントを加えたら 出来上がり。
「桃」は中国では不老長寿の象徴とされています。
旬の桃を上手に食べて 健康に夏を乗り切りましょ〜!
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