旬のみょうがは夏の疲れを癒す栄養たっぷりパワーフード。みょうがの栄養と薬膳効果とは?
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
旬のみょうがは夏の疲れを癒す栄養たっぷりパワーフード。みょうがの栄養と薬膳効果とは?
素麺や冷奴などの薬味として欠かせない「みょうが」。
今が旬の食材のひとつで、実は夏の疲れた身体を癒してくれるパワーフードなのです!夏の暑さが一段落した頃に疲れはどっと出やすいもの。
そんな時期だからこそ、身体の内側からしっかりとセルフケアをしたいですね。
そこで今回は、知っているようで知らないみょうがの栄養や薬膳効果と、
今すぐ作りたい養生レシピについてご紹介します!
「みょうが」ってどんな食材?
独特の香りと苦味があるみょうが。
ショウガ科ショウガ属の植物で、しょうがの仲間です。
見た目も、しょうがとよく似ています。
本州から沖縄まで広いエリアで栽培されており、家庭菜園などでも比較的育てやすいのが特徴です
(下の写真は、私の実家の庭で育っているみょうが)。
ハウス栽培もあるのでスーパーなどでは年中売られていますが、旬は夏から秋にかけて。
それぞれ「夏みょうが」「秋みょうが」と呼ばれ、秋みょうがの方がぷっくりしています。
夏は冷奴や素麺の薬味として、秋は焼きナスや炒め物などに加えるのも美味しいですね。
ちなみにみょうがの歴史は古く、「魏志倭人伝」にも登場しているのだとか。
アジア東部が原産ですが、食用にしているのは日本と台湾・韓国の一部だけです。
中国では、みょうがは主に漢方薬として使われています。
「みょうが」の栄養は?
みょうがには主に以下のような成分が含まれています。・アルファピネン
みょうが特有の香りは「アルファピネン」という成分によるもの。リラックスできる香りで、血行を促進して身体を温めたり、食欲を高めたりする効果が期待されています。
・アントシアニン
みょうがの赤紫色は「アントシアニン」という成分によるもの。活性酸素を取り除いたり、目の働きを正常に保ったりする働きがあるとされています。
・カリウム
体内の余分な塩分を排出する「カリウム」が豊富に含まれているため、高血圧予防にも効果的とされています。「みょうが」の選び方と保存方法
せっかくなら、美味しいみょうがを選びたいですね。<美味しいみょうがの特徴>
・ふっくらとしている・身が引き締まっている
・表面にツヤがある
・鮮やかな赤紫色である
花が咲きかけているものは、繊維が多い場合があるので避けた方が無難です。
また、表面が半透明になっていたり変色していたりするものは、収穫後しばらく経っている可能性があるので、避けるようにしましょう。
保存方法のポイントは「乾燥しないようにする」こと。
これは、乾燥するとみょうがの香りが飛んでしまうためです。
水で湿らせたキッチンペーパーなどで包んで冷蔵庫に入れておくと、美味しさが長持ちします。
「物忘れがひどくなる」ってホント?
昔からの言い伝えで「みょうがを食べ過ぎると物忘れがひどくなる」というのを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。結論から言えば、これには科学的な根拠はなく、気にすることはないようです。
お釈迦さまの弟子「朱利槃特(しゅりはんとく)」という物忘れの激しい人物の墓から生えたのがみょうがだったことから、この俗説が生まれたのだとか。
薬膳から見た「みょうが」の効果・効能
薬膳の考え方では、みょうがは身体を温める食材とされ、以下のような効能があるとされています。・血行促進
・食欲増進
・消化促進
夏から秋の料理に薬味として添えらるのは、このためですね。
夏バテや風邪の予防などによく使われています。
・ホルモンバランスを整える
生理痛や生理不順の緩和、冷えの改善などにもよく使われています。「みょうが」を使った養生レシピ
「みょうがの栄養については分かったけれど、薬味以外の使い方が思いつかない」という方も多いのではないでしょうか。そんな方のために、みょうがを使った養生レシピをご紹介します!
<養生レシピ1>みょうが味噌の作り方
みょうがを使った保存食です。「蕗味噌」「生姜味噌」など、香りのよい食材と味噌を組み合わせた保存食は沢山ありますが、みょうがを使うのもよく合います。
甘辛味に仕上げているので、子どもも食べやすい味です。
【材料(作りやすい分量)】
・無農薬みょうが 2~3個
・無農薬白味噌 大さじ3
・有機みりん 大さじ1
・有機ごま油 小さじ1~2
・無農薬白すりごま 小さじ1
【作り方】
1.みょうがは粗く刻む(アクが気になる方は水にさらす)。この位で大丈夫。加熱すると香りが飛ぶので、あまり細かく刻みすぎないように。
2.鍋に油をひいて熱し、1のみょうがを炒める。
3.みょうががしんなりしたら、みりんと白味噌を加えて、弱火で混ぜながら加熱する。
4.水分が少なくなってきたら、白すりごまを加える。水分が飛んで、ポッテリしてきたら出来上がり。
ごはんと一緒に食べたり、厚揚げや焼なすの上に乗せたりするのもよく合います!
<養生レシピ2>みょうが大葉ねり梅の作り方
みょうがの爽やかな香りと、大葉や梅の風味は相性抜群!香りのよい保存食が、混ぜるだけで簡単に出来上がります。
「梅干し」はIN YOUでは何度も取り上げられていますが、消化を助けて食欲を高める効果が期待されています。
味はもちろん、効能としても相性の良い組み合わせです。
【材料(作りやすい分量)】
・有機みょうが 2~3個
・有機梅干し 2個
※昔ながらの製法で作った『しょっぱい』梅干しを使うのがおすすめ。減塩のものを使う場合は量を増やしてください。
・有機大葉 2枚
【作り方】
1.みょうがは細かく刻む。梅干しは種を取り出して、包丁でたたく。
大葉は手で細かくちぎる。
2.器に全ての材料を入れて、よく混ぜれば出来上がり。
爽やかな香りで、ごはんや素麺、豆腐などにもよく合います!
<おまけ:養生レシピ>
みょうがのぬか漬け
薬味などに使われることの多いみょうがですが、丸ごとぬか床に漬け込むのもよく合います。みょうが好きな方にはぜひ試していただきたい一品です。
【材料】
・有機みょうが お好きな分量で・農薬不使用 ぬか床・塩 適量
【作り方】
1.みょうがは、大きいものは縦半分に切り(アクが気になる方は水にさらす)、塩をすり込む。2.ぬか床に漬け込んで、半日~1日置く。
3.軽くぬかを洗い落とせば、出来上がり。
ごはんのお供や、酒の肴にもおすすめの大人向けの一品です。
*****
夏から秋にかけて旬を迎えるみょうが。
美味しく食べて、どうぞ元気でお過ごしくださいね。
オススメの記事
強調表示に騙されないで!「果汁100%」のカラクリとは?ゼラチン・添加物不使用お家で作れるビーツを使った「簡単寒天グミ」の作り方。殺菌効果抜群のハチミツ活用法。はちみつうがい・はちみつしょうが湯・はちみつ緑茶。インフルエンザワクチンに頼らない自然治癒力の高め方とは?
市販日焼け止めクリームやコスメはシミ・シワの原因になる危険な成分が。万能ココナッツオイルで簡単・手作りシンプルスキンケアのやり方。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう