市販日焼け止めクリームやコスメはシミ・シワの原因になる危険な成分が。万能ココナッツオイルで簡単・手作りシンプルスキンケアのやり方。
こんにちは。
ナチュラルライフアドバイザーの工藤万季です。
女性の理想は、いくつになってもシミやシワの少ない、きれいなお肌ですよね。
そのためにエステに通ったり、若いうちから一生懸命ケアしたり、という方もいるかと思います。
かつては私も「化粧品は高ければ高いほど効く」と思っていました。
ですが肌や身体のことを色々勉強した結果、
いたってシンプルな今のスキンケアにたどり着きました。
市販の化粧品のほとんどには「あるもの」が含まれており、
それを避けるためにはシンプルなスキンケアにならざるを得なかった、という面もあります。
紫外線だけではシミはできない!
特に日差しが強くなってきた今日この頃、私たちはとにかく日焼け止めを塗って紫外線から肌を守りますよね。
シミの原因は紫外線と言われますが、実は紫外線に当たるだけではシミはできません。
シミとは紫外線だけでなく、体内にアルデヒド、
それにストレスホルモンのエストロゲンなどがあって初めてできるものです。
逆に言えば、紫外線に当たっても、アルデヒドなどが過剰になければシミはできにくいのです。
車はガソリンとオイル両方が必要で、片方だけでは走れませんよね。
それと同じで、アルデヒドというオイルがあり、
そこに紫外線というガソリンが入ることで、肌にシミが発生してしまうのです。
シミの材料「アルデヒド」を生み出すのは意外なオイル
紫外線を浴びないだけでなく、この「アルデヒド」という毒性の物質が身体にあまりないことが、
シミやシワを作らないための条件となります。
ではアルデヒドとはどうやって私たちの身体に生まれるのでしょうか。
アルデヒドを生み出す油はその組成から、「長鎖不飽和脂肪酸」(別名「プーファ」)と呼ばれます。
この長鎖不飽和脂肪酸、実は私たちは日々の食事でたくさん取り入れています。
特にヘルシー志向で美意識の高い女性の多くが積極的に選んでいるかもしれません。
長鎖不飽和脂肪酸は、家庭や飲食店で一般的に使われているサラダ油(キャノーラ油、菜種油など含む)、
多くのお菓子や加工食品に含まれる植物油脂、
美容と健康に良いと流行っているオメガ3やフィッシュオイル…こういった油に含まれています。
「動物性よりも植物性オイルの方がヘルシー」「美肌には亜麻仁油」。
あなたも良かれと思って積極的にこういった油をチョイスしていませんか?
ですがそうやって口にしている油がアルデヒドを生み出し、
紫外線と結びついてシミやシワを作っているのです。
日焼け止めがシミを加速させている?!
シミを作りたくないがために塗っているはずの日焼け止め。
実は植物油脂のせいでアルデヒドが生み出され、シミシワを加速させてしまっている。
さらには、一般的に売られている化粧品のほとんどにも植物油脂は使われています。
ファンデーションや練りチーク、乳液、ハンドクリーム、ボディクリームなど、
あらゆるクリーム状のコスメには植物油脂が使われています。
植物油脂は気温によって固まったりせず形状が安定しているので、製品に使用しやすいのです。
日焼け止めもクリーム状ですから、植物油脂が使われています。
「高い化粧品なら大丈夫なのでは?」と思うかもしれませんが、
安価なコスメも百貨店で扱われている高価なコスメも同じで、
とにかくクリームのようなテクスチャーのもののほとんどに植物油脂が使用されています。
肌にシミを作りたくないがために塗っているはずの日焼け止め。
ですが実は、そこに含まれる植物油脂のせいで皮膚にアルデヒドが生み出され、
シミやシワを加速させてしまっているのです。
こんなに怖いことはありませんよね。
植物性オイルはシミシワ病気の原因に
ここで簡単に、「長鎖不飽和脂肪酸」(プーファ)がなぜ身体に良くないのかを説明します。
脂肪酸は炭素と水素からできています。
「不飽和」という言葉から分かるように、
「不飽和脂肪酸」では水素と炭素の数が釣り合っておらず、余ってしまっている炭素があります。
炭素の手が余っていて、飽和状態ではないので「不飽和」と言います。
手が余っている炭素は、他の手が余っている炭素と手をつなぎます。
これを「二重結合」というのですが、この二重結合した炭素はさらに酸素と結びつきやすくなります。
つまり酸化しやすくなるということです。
そして酸化する過程で、炎症を引き起こす「アルデヒド」が発生します。
私たちの身体の中で長鎖不飽和脂肪酸がエネルギーとして使われると、アルデヒドが発生します。
紫外線だけあっても本来シミはできにくいのですが、
そこにアルデヒドがあることで炎症が起き、シミができやすくなるのです。
他の病気にも同じことが言えます。
「ガソリン」だけあってもアルデヒドという「オイル」がなければ炎症は起きませんから、
病気にはなりません。
アルデヒドがあって初めて病気になるのです。
肌の生まれ変わりも邪魔される
皮膚のピチピチした弾力性の主体はコラーゲン、エラスチンといったタンパク質です。
ダメージを受けたコラーゲンやエラスチンも、
新陳代謝することで肌が常にプリッとしたハリを保つことができます。
しかしそこに長鎖不飽和脂肪酸が存在することで酸化し、
猛毒であるアルデヒドが結合すると、細胞の新陳代謝がブロックされることがわかっています。
皮膚の細胞の新陳代謝が滞ると、どうなるかは容易に想像できますよね。
肌が生まれ変わらず、くすんだりシミやシワができたりしてしまいます。
結局どんなスキンケアをすればいいの?シミ・シワができないための簡単アンチエイジング方法
クレンジング
メイクをした日にはココナッツオイルでクレンジングをしましょう。
ココナッツオイルは「飽和脂肪酸」。
飽和度が高く酸化しづらいオイルです。
つまりアルデヒドを発生させにくいので、全ての肌タイプの人におすすめしたいです。
ココナッツオイルは、気温次第で固形になったり液体になったりと形状が変化しやすいため、コスメとしては製品化しにくいようです。
(ギーなども酸化しづらい飽和脂肪酸ですが、同じく気温によって固体になったり液体になったりします)
私は食用のココナッツオイルをスキンケアに使用しています。
ココナッツオイルは洗い流してもぬめりが残るので、私は子どもの体を洗う用のオーガニックコットンをお湯に浸して優しく拭いています。
普通のクレンジングを使う場合は、洗い残しがないように気をつけましょう。
肌にクレンジングが残った状態で紫外線を浴びると、アルデヒドが発生します。
日焼け止めの前に
日焼け止めを塗ったまま放置したり、洗い残しがあると、どんどん酸化してアルデヒドが生まれ、
そこに紫外線が当たることでシミ・シワが発生します。
日焼け止めを使用する場合は15~20分おきに塗り直すことをお勧めします。
ただ、そんなに頻繁に塗りなおすことは難しいですよね。
そういう場合は日焼け止めを塗る前に、肌にココナッツオイルを塗って皮膚に膜を張ることで、
日焼け止めの酸化によるダメージから肌を保護することができます。
アトピーなどのダメージ肌に
アトピーなどで皮膚表面がガサガサになり、肌のバリア機能が破壊されている状態の方は、入浴前にココナッツオイルを塗ることで皮膚表面が保護されます。
油分のあるところに水分が乗って余分な角質層や不要なものを剥がしつつ、肌に潤いは残してくれます。
メイクの前に塗る
ファンデーションに植物油脂が含まれてると言っても、お化粧をせずに済ますことは現実的ではありませんね。
私はメイクをする時、先にココナッツオイルをお肌に塗ってからファンデーションに入ります。
日焼け止めの時と同様、こうして皮膚に膜を張って肌を酸化の悪影響から守ることができます。
いつまでも健康で綺麗にいたい・・・そう思う方はぜひお伝えしたことを実践してみてはいかがでしょうか。
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