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喘息・アレルギー疾患・腸疾患を引き起こすアイスやチョコに含まれる危険な添加物「乳化剤」の危険性。喘息の原因の一つは腸内細菌ではなく「カンジダ」だった?

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日本糀協会 えいらくさゆりです。
前回の記事は「食事の方法で腸内環境と体質の改善をめざす」というものでしたが、

今回も、さらに腸内環境に注目した記事を続けたいと思います。

腸内で重要なのは「細菌」だけではない!


クロストリジウム菌
これまでは、腸内の「細菌」に注目して研究が進められてきましたが、
最新の技術によって、他の菌についても調べることが可能になって来ています。
腸内環境の研究で、真菌も人間の発達の初期段階で免疫システムとなんらかのやりとりがあり、
喘息とも関係があるらしいということが示唆されました。

疾患の根源となるのは「細菌」ではなく「真菌」だったのです。

「細菌」と「真菌」の違い

すべての生物は細胞からできています。そしてその細胞の特徴が「細菌」と「真菌」では違ってきます。

菌の中でも人間に近いのが真菌


細菌は細胞壁をもち、染色体は細胞質中に裸で存在しており、「原核生物」の仲間です。
リボソームの他には特別な構造物はありません。

真菌は細胞壁と核、ミトコンドリア、小胞体、ゴルジ体など多くの細胞小器官をもち、
染色体が膜に包まれた核の中に存在していて、ヒトと同じ真核生物の仲間で、実は細菌に比べると高等な生物となります。
構造も動物に近い構造となっていますが細胞壁がある点が動物とは異なる点です。

このような構造から、抗生物質は真菌には効きません。
そして、細菌にくらべて真菌を殺す薬剤はヒトの細胞にも有害で、よく効く抗真菌剤が少ないのは、このことが理由なのです。


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腸内細菌の研究が進むなかで「真菌」が見逃されていた

ヒトの腸内には500種類以上、100兆個以上の腸内細菌が共生しているといわれています。

これらの菌たちは、まるで一つの臓器のように腸からの栄養吸収、免疫、病原体の感染予防のために働いています。

これらの細菌たちがバランスを保っている間は腸の健康は守られますが、遺伝的、食習慣、病原体の侵入もしくは薬物投与等の医療的処置によって腸内細菌のバランスが乱れると炎症性腸疾患などの原因となることもあります。

近年になって、腸内細菌のバランスの乱れは、肥満、糖尿病、アトピー、喘息などにも影響していることが知られ、さらに注目されるようになりました。
しかし、どのようなメカニズムで腸外の疾患が起きるかについて、ほとんど明らかにされていませんでした。

そこで行われた研究で明らかとなったのが、

喘息には細菌ではなく「真菌」が原因となっているということだったのです。

腸内細菌のバランスの乱れが「真菌」を増殖させる

2014年米国科学誌「Cell Host and Microbe」のオンライン速報版で公開された研究では、
腸内細菌のバランスの乱れが、なぜ喘息などのアレルギーを引き起こすのかという疑問を明らかにするために、マウスを使って実験をしました。

・マウスに5種類の抗生物質をそれぞれ2週間投与
・アレルゲンであるパパインやダニ抗原の吸入により喘息を発症させて観察

その結果、ある種の抗生物質を投与したマウスでは、それ以外の抗生物質を投与したマウスや抗生物質を投与しないマウスに比べ、気道内の炎症が強くあらわれ、喘息症状がより重篤となりました。

それぞれのマウスで、腸内細菌の変化の違いを比較すると。
喘息症状が強く出たマウスでは、

・腸管内で真菌(カビ)の一種であるカンジダが異常に増殖している
・乳酸菌などの一部の細菌が減少


という結果でした。

抗生物質の投与によって善玉菌が減少し、カンジダが増殖することは以前にも書きましたが、
原因不明の慢性疲労・肌荒れ・うつ。その原因はまさかの「カンジダ」かも。知らない間に全身を蝕む「カンジダ」は生活習慣の変化がもたらした現代病
それが喘息が重篤化する原因ともなっていたのです。

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カンジダが喘息を重篤化させるメカニズム

カンジダなどの真菌は、プロスタグランジンE2と呼ばれる生理活性物質を産生することが知られています。
マウスの実験ではカンジダが増殖しているマウスの血液中や肺中のプロスタグランジンE2は約2倍にまで増加。
抗真菌剤でカンジダを抑制すると通常に戻ります。

腸でのカンジダの増殖は、血液を介して肺にまで達しているのです。

そして、カンジダが増殖しているマウスの気道内は炎症を引き起こすM2型と呼ばれるマクロファージが増殖しアレルギー症状を悪化させていました。
その証拠に、カンジダの増殖を阻止する
・抗真菌剤
・プロスタグランジンE2の産生阻害剤
・M2型マクロファージの活性化阻害剤


などを投与したいずれのマウスも喘息が軽快したのです。

アレルギー疾患には腸内環境が深く関係している


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アレルギー疾患を代表する花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎は近年増加の一途を辿っています。
世界的にもおよそ25%の人がアレルギー疾患に罹患しているとされ、社会的な課題となっています。

この原因のひとつに
腸内細菌のバランスの乱れによる真菌(カビ)の増殖に起因するものが含まれている可能性は大きいのです。

きちんとした治療に用いられるのはこれからなので、
自分で腸内環境を整えて行くことの大切さがお分かりになると思います。


特に大人になってからの喘息などで困っていらっしゃる方は、
生活の中で腸内環境にもっと目を向けられてみてはいかがでしょうか。

腸粘膜細胞の破壊をもたらすのは

喘息の原因となることが分かった腸内の真菌、カンジダ。


これは、菌自体が作り出す物質によって引き起こされていたものですが、
カンジダが腸粘膜を突き破ることでもその他のアレルギー疾患が引き起こされる可能性があります。


また、カンジダの増殖以外でも腸粘膜を破壊する可能性があるもの。

それはやはり、

日々口にする食品です。


添加物である、乳化剤や増粘剤が腸の粘膜を破壊します。

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アイスクリームなどど多くの食品に添加される乳化剤や増粘剤。


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もっともよく活用される添加物だと言えます。

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この乳化剤のなかで腸の炎症やメタボリックシンドロームを引き起こす可能性があるということが、
2015年の論文で発表されています。


Dietary emulsifyiers impact the mouse gut microbiota promoting colitis and metabolic syndrome (食品に添加された乳化剤はマウスの腸内細菌叢に影響して腸炎やメタボリックシンドロームを促進する) Nature, vol. 519, no. 7541, pp. 92–96, 2015.

この論文には、アイスクリームや多くの食品に含まれている乳化剤が腸粘膜細胞を守っている粘膜層を破壊し、
大腸炎やメタボリックシンドロームを引き起こす可能性が書かれています。

乳化剤と腸内の菌の関係が腸粘膜を破壊する

この論文では、乳化剤として

・カルボキシメチルセルロース(CMC)
・ポリソルベート80(P80)


この2つを添加した水を12週間マウスに飲ませて実験を行っています。

これらのマウスの粘膜細胞の免疫層が破壊され、腸内細菌が粘膜細胞に迫っていると言う結果がでました。
これらのマウスは腸炎の発症が早まり、メタボリックシンドローム状態になりやすいことが分かりました。

無菌マウスではこのような粘膜細胞の破壊が起こらないことから、
乳化剤による腸粘膜の免疫層の破壊には腸内細菌自体が関与していることがわかりますが、詳細は分かっていません。

腸粘膜が破壊されることによっても腸内環境は変化するでしょうし、
免疫層の破壊はさらにカンジダが悪さをすることを手助けする可能性もあります。

どこまで心配したらいい?添加物の毒性

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私は、「乳化剤」がそこまで心配な添加物だという認識がありませんでした。

乳化剤と一括表記されており、どの乳化剤が使われているのか書かれていないものもあります。

カルボキシメチルセルロースはアイスクリームや乳飲料等多くの食品につかわれており、
毒性やアレルギー性の低いものであると説明されています。

ポリソルベート80は一時期発がん性が心配されたものの、
現在では赤ちゃん用シャンプーを始め、肌に用いる化粧品にも多用されている添加物です。


腸と同じく、様々な菌が済んでいる肌でも、腸と同じようなことが起こってもおかしくないのではないかと思うことから、


・化粧品があわない
というような原因の中にはこのように菌を介した原因が含まれている可能性があります。


腸内細菌も皮膚常在菌も体の一部であるということは、今や明らかな事実となりました。


20世紀後半以降にクローン病、潰瘍性大腸炎といった腸の炎症疾患やメタボリックシンドロームなどが増加している理由の1つとして、食品に添加されている乳化剤の可能性は高く、もっと軽度の腸粘膜破壊はアレルギー疾患の増加とも関係がありそうです。

天然の乳化剤は糀でも作れる

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暖かくなって来て、アイスクリームが食べたくなる季節になりました。


買ってすぐに食べれるアイスクリームは便利でなかなかやめられないかもしれません。

しかし、まとめて手作りすることで、これらの添加物を少しでも減らすことはできます。


酵素の活きた糀調味料を使えば簡単に乳化!

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糀に含まれる脂質分解酵素は油分を分解します。

そこからできるのが、天然の乳化剤「グリセリン脂肪酸エステル」。
乳化させたいものを作る時、

●
酵素の活きた塩糀を使う。

酵素の活きた塩糀の作り方はこちら
https://macrobiotic-daisuki.jp/siokouji-90052.html

●
酵素の活きた甘酒を使う。

酵素の活きた甘酒の作り方はこちら

https://macrobiotic-daisuki.jp/genmaiamazake-tsukurikata-14949.html

これだけで、乳化しやすくなり、簡単に手作りが楽しめます。

おうちで作ってみよう!簡単にできる甘酒アイスクリーム


豆乳を使ったレシピ

有機無調整豆乳            500g
農薬不使用の甘酒         300g


冷やしたものをミキサーで混ぜて、凍らせる。

乳製品を使ったレシピ

乳製品は体に合わない人も多いので食べ過ぎは、要注意ですが
ノンベジの方でも作れるレシピも紹介しておきます。

ノンパスチャライズドオーガニック牛乳             500g
有機生クリーム     120g
農薬不使用の甘酒(濃縮)   150g

黒糖や有機甜菜糖 45g(入れると食べやすくなりますが、不要な方は省くか、甘酒を100g足してもOK)


①糖は50g程度の牛乳を少しだけ温めて、溶かしておく。
    それ以外の材料は混ぜておく。
②生クリームをホイップする。
③他の材料を加えてさらに泡立てる。
④冷凍庫で冷やす。

※アイスクリームメーカーを使う場合は、全ての材料を混ぜておいてからアイスクリームメーカーで撹拌する

ヴィーガンバージョンのアイスクリームもとても美味しくいただけますが、もっと滑らかさを出したい!という方は、

乳製品を使ったレシピを

・牛乳→豆乳
・生クリーム→ココナッツホイップクリームに置き換えてもOK!

ココナッツホイプクリームの作り方はこちら↓↓↓

乳製品・砂糖不使用!材料3つ。簡単・美味しすぎるホイップクリームの作り方。https://macrobiotic-daisuki.jp/macrobiotic-whip-cream-recipe-12125.html


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(因みに私の神戸のカフェでは、このアイスに日本酒をかけていただくメニューがあり、とても好評です。)

冷たくて美味しいアイスクリーム、乳化剤を使わない手作りアイスは安心ですが、
お腹を冷やしてしまうことには間違いありません。食べ過ぎには注意して、おいしいアイスクリームをお楽しみください。

甘酒アイスを作ってみよう!自然栽培の甘酒

電子甘酒4 炭とイオン化した水(電子水)が自然栽培米と出会って起きた「奇跡」。これ以上はない、こだわりの味噌と甘酒。今すぐここをクリック!
奇跡のリンゴ木村さんの指導のもとで作られたお米のみで作っています。
玄米甘酒と白米タイプの甘酒の2種類があります。

どちらも漉してあり、とてもなめらかです。白米タイプは濃厚な甘さが際立ちますが、後味はスッキリしています。
玄米甘酒も、とても濃厚ですが、甘みよりも旨味を感じます。
お飲みになる場合には3倍程度に薄めてお飲みくださいね。
寒い時に飲む温かい甘酒は格別ですが、夏にアイスを食べるのは「禁断」という方でも、冷たい甘酒は程よく熱を取ってくれます。

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