10分で作れる!風邪にも赤ちゃんのおやつにも。消化に良くおなかに優しい、とろけるリンゴゼリーの作り方
気をつけているつもりでも、体調を崩してしまうことってありますよね。
実際に私も、最近の急に寒くなったり温かくなったりと、
体調を崩して、数日間、ものを食べられないときがありました。
そういうときこそ改めて、日頃身体が動くことがとてもありがたく感じます。
今日は消化に良く、胃腸に優しい、
赤ちゃんも子どもも安心のトロトロあったかリンゴゼリーをご紹介いたします。
風邪にも子どものおやつにも。
胃腸に優しいとろけるりんごゼリーの作り方
材料
・本葛粉 大さじ1.5強・無農薬りんご 1個
・自然塩 ひとつまみ
・お好みで マヌカハニー 小さじ1~
作り方
1皮をむいたりんごをすりおろし、火をつけずに葛粉と塩を鍋に入れ、葛粉がなじんで白い部分がなくなるようにまぜていきます。
2葛粉がりんごに馴染んだら、
弱火で温め全体がとろみがでて透明になってくるまでかき混ぜます。
3トロトロしてきたら、味見をし、お好みでハチミツなどの量を調整して入れても美味しいです。
今の時期のりんごは蜜がたっぷり入っていて、
とても甘くておいしいので、特に甘みを加えなくても優しくておいしいです。
りんごの選び方
ご存知の通り、りんごはほかの作物と比べても圧倒的に残留農薬数値が心配される果物。残留農薬数値、ワースト2に入るリンゴは子供も大好きな食べ物。
ですので、できるかぎり安心なものを選びたいところ。
りんごを選ぶときはかならず「オーガニック」のものを。
身体を温めたいときはすりおろした生姜を加えてもポカポカしていいですよ。
私は身体を温めたかったので、生姜を加えましたが、少し大人の味で甘さ控えめで美味しかったです。
りんごと葛だけで作ると、赤ちゃんも安心して食べられます。パクパク食べてくれました。
食が細い時は、胃腸に負担をかけずに食べられ、
かついつも頑張ってくれている胃腸を元気にしてくれる食べ物を
口にしてみてくださいね。
江戸時代にも和歌の中で語り継がれたりんごの素晴らしさ
風邪の時といえば、りんご。特の時期はありがたいことは蜜がとっても甘くておいしいりんごが手に入りますね。実際に、私も体調を崩してから、
少し食欲が出始めた時に一番最初に口にしたいと思ったのは、
すりおろしリンゴでした。
農家さんから直接買った無農薬りんごは、
とっても甘くて、ファスティング状態だった身体に
優しくしみこんでいきました、
日本人の私たちにとってもなじみのある果物である、りんご。
りんごは、東洋医薬学の古書にも、幅広い効能が記されていますし、
IN YOUの中でも何度も取り上げている健康的な食事として知られつつある江戸の食文化。
そんな江戸時代初期に作られた『和歌食物本草』をご存知ですか?
中国の本草書から得た知識をもとに、親しみやすい和歌という形で、江戸時代に人々が食の大切さを語り継いできた和歌が
『和歌食物本草』(わかしょくもつほんぞう)です。
林檎こそ
腹の痛みを
止むるなれ
又は渇きを
止むるなりけり
―林檎は腹痛を止める。
また、水分の流れをよくして渇きを止めるものである。
引用:「いろはに食養生」薬膳で読み解く江戸の健康知恵袋
今のように情報が簡単に得られらなかった時代、
当時なじみのある5.7.5.7.7の和歌のリズムに合わせて、
元気に働くために必要な情報を
語り継いでいたという江戸の粋さを感じますね。
江戸時代の人々も語り継ぎたかった
りんごの素晴らしい効能
人との付き合いで美味しい食べ物をついつい食べすぎてしまった、お酒をついつい飲みすぎてしまった、
そんな方は特に胃腸を休めることを意識にしていきたいところ。
私たちは1日の中で、
活発に動き回る時間もあれば休息をとる時間もありますが、
臓器は生きている間中働きっぱなしです。
元気に動ける身体を感謝を労わるのに、
りんごはぴったりの食材。
「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」という言葉もあるりんごの歴史は古く、
8,000年前の新石器時代。
日本に広がったのは平安時代で、
鎌倉時代には栽培が始まったと言われています。
りんごが整腸にいいと言われるのは、
水溶性食物繊維の一種であるペクチンが含まれているためです。
特にりんごに含まれるペクチンには、
腸内の善玉菌を増やして、腸の調子を整えたり、
腸内の有害物質を吸着して一緒に体外へ排出する働きに優れていると
考えられています。
特に今回のように加熱する場合は、
ペクチンが9倍になると言われています。
その一方で酵素やビタミンCは減少してしまいますが、
粘膜の保護や風邪が目的の時はおすすめの食べ方です。
ちなみに胃腸炎などお腹を下しやすい状態の時は、
食物繊維を多く含む食材は避けたいところですが、
水溶性食物繊維の全含量が100gあたり0.3g程度の
りんごは安心して食べられる食材です。
水分の多く、今の時期美味しいみかんは刺激が強いため、
避けた方が良いので気を付けてくださいね。
特に素材そのままを楽しめるりんごのすりおろし汁やすりおろしりんごは消化に負担も少ないのでぴったりです。
食べる量や、おろす量なども
ご自身の状態に合わせて調整してみてくださいね。
2000年以上薬用として使われてきた
中国最古の薬物書にも詳しく掲載されている葛
今回のレシピで組み合わせていく葛。漢方、食養生やマクロビでは欠かせない食材ですが、
スーパーでは値段が高く、
もしかしたら手の出しにくいものかもしれませんね。
でも、その背景を知ってみると値段も納得してしまいます。
葛の歴史はたいへん古く、日本では1300年以上前に薬用として
使われていた記録が残っています。
葛は、マメ科最大のつる性多年草で、アジアの温帯原産です。
荒地でもどんどん繁殖するほど生命力はすさまじく、
大牧が葛に絡みつかれると枯れてしまうほどだとか。
そんな生命力があり、
身体全体をバランスよく改善してくれる植物、葛。
血行をよくしてくれ、身体を温めてくれたり、風邪や胃腸などの不調にも適していたりというイメージも
お持ちかもしれませんが、
葛の効能はとても幅広いです。
●血液浄化や血行改善
●免疫力の向上
●ホルモンバランスを整える
●自律神経の安定
●炎症を治める
●デトックス効果
●血糖安定
●それぞれの臓器の機能を高める(消火器、肝臓、腎臓、副腎、循環器)
など期待され、漢方薬でも使用される葛は、効果的であり、安全に使える薬として愛されてきました。
「冷え」が様々な不調のもととなることはよくある話。
葛湯を飲むととても暖まりますし、
今回のようにりんごと合わせても美味しいです。
まだ葛を使ったことがないという方は、
ぜひ葛デビューしてみてくださいね。
どっちもとろみを出す葛と片栗粉。
何が違うの?
実際に、本物の葛を手に入れるのはなかなか今の世の中難しい現状もあるようです。
でもだからといって、
手軽に手に入れられる片栗粉や、わらび粉で代用してしまうと、
期待できる効果も得られないのでご注意くださいね。
そもそも、片栗粉は、陰性であるジャガイモのでんぷんからできているため、
身体を冷やす作用があります。
葛粉の場合は熱をじっくり加えていくととろーんとするため、
あんかけにも合いそうですし、片栗粉の場合は、かき混ぜたままだとぷるっとして食感も面白いですが、
このレシピでは葛粉を使ってみてくださいね。
体調を崩すのも、何かを気づかせてくれる機会。
私の場合は、そのおかげでこのレシピに助けられましたし、
改めて食のありがたみや人のありがたみ、身体のありがたみへの気持ちが強くなりました。
美味しく楽しい時期でもある今の時期。
意識的に、臓器を休める期間も作りたいですね。
簡単に作れるので試してみてくださいね。
オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market
IN YOU Market天にも昇るおいしさ!オーガニックりんごで楽しくクッキング
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