おしゃれだからお花見弁当にぴったり!おからで作る「ヴィーガンそぼろの三色丼」の作り方
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日差しが柔らかくなり、生活の彩りにピンクが欲しくなりますね。
IN YOUオーガニックエキスパートのLelienルリアンです。
先日、料理教室の生徒さんに「なぜ、遺伝子組み換え(以下GMOと表記)の作物が怖いのか」と質問してみると
「組み変わった作物が自分の細胞や遺伝子に悪さをして病気、ガンになるから。」と答える人が意外といたのです。
本当に組み換え遺伝子が直接悪さ?
GMO作物を食べると人にどう作用したかの検証データは まだ出ていないとようです。GMO種子とnonGMO種子を同じ条件で育てた種子を隔離した同じ条件下で育てたもので比較していないからです。
では、なにが怖いのでしょうか?
昔から生産性を上げるために品種改良を繰り返してきました。一昔前の手法は 品種同士を掛け合わせて、時間をかけて作られていました。
例えば マツコ・デラックスさんのCMでおなじみのお米の『ななつぼし』は「ひとめぼれ」と「あきほ」を掛け合わせてできました。
美味しくなり、生産性を上げることのできた例ですが、デメリットもあります。
小麦の原種にはグルテンは含まれていませんでしたが、生産性を上げる品種を作る段階でゲノム(遺伝子を染色体1対)に含まれてきました。
現代では遺伝子の分析が進み、掛け合わせではなく、
ダイレクトに生産性を上げる遺伝子を組み入れ流のではなく、植えつけた作物が枯れない、害虫や雑草に強くなることに注目しました。
やはり害虫や雑草は種類が多いですから、それぞれに対応する品種改良は手間がかかります。
それより、それを駆除する農薬に対抗できる強い品種が作られました。
GMOの大豆や小麦、とうもろこし等は、強い農薬を多量に使って害虫がつくことなく、
成長を邪魔する雑草は枯れるが本体は枯れることなくしっかり収穫できるのです。言い換えると、残留農薬も多いと言うことですね。
残留農薬は、基準以下なら人体に影響が無いと言う人もいますが、化学薬品は直接健康被害に繋がります。
ですから、遺伝子組み換えを使っていないまたはnon-GMO と表記されている商品を選んでほしいです。
良質の植物性たんぱく質の代表でもある大豆は色々と加工もされています。
積極的に取りたいものです。
しかし、豆腐を作るために大豆をすり潰し加熱した後、豆乳を搾りとった搾りカスであるおからは見向きされていないのが現状です。
おからの成分と効果
おからの一番の特徴は 食物繊維が多いこと。次にカロリーと糖質、脂質、ナトリウムが少なく、タンパク質、カリウム、カルシウム、鉄分、ビタミンB1はそれなりの量が含まれていますし、レシチン、サポニン、イソフラボンも大豆と同様に含まれています。■ 食物繊維:
おからに多く含まれる食物繊維は不溶性で、整腸作用があり胃で消化されることなく腸まで届くため、とくに便秘の解消に効果を発揮します。大豆には、100gあたりの食物繊維が6.7gと多いのですが、水分が飛ぶためさらに増えます。
100gあたり11.5gとなります。
成人の目標摂取量は1日20~25グラムですから、おから200グラム食べればとることができます。
おからの繊維はおなかの中で膨らむので腹持ちがよくなりますし、余分な脂肪の吸収も妨げるので、ダイエットにも役立ちます。
■ レシチン:
レシチンは、大豆に含まれる不飽和脂肪酸で、血管に付着したコレステロールを溶かし血流の流れを良くし動脈硬化を予防する効果や肝臓についた脂肪を減らして脂肪肝を予防する効果があります。エネルギー代謝効率をあげる性質があるため、血糖値を下げたり、肥満を予防したりする効果があります。またレシチンは、脳の情報伝達に関わる神経細胞の重要な材料となり、物忘れなど脳の老化やボケ予防等に効果を発揮します。
■サポニン:
大豆サポニンは、いわゆるえぐ味の元となる成分です。レシチン同様に血管に付着した脂肪を溶かし、活性酸素の働きを抑制して老化を防ぎます。腸を刺激して便通をよくするので、生活習慣病、さらには発ガン抑制、エイズ発症抑制の効果などにも期待されています。■イソフラボン:
イソフラボンは、サポニンの仲間ですが、食物の中では大豆に最も多く、豆乳で100g当たり25~30mgおからは15mg含まれています。この物質は、女生ホルモンであるエストロゲンと似た働きします。
したがって、更年期障害の諸症状の緩和、骨からカルシウムが溶け出すのを抑制するので骨粗鬆症の予防効果や乳がんや前立腺がんの予防効果があげられます。
その他、高血圧・コレステロールの抑制、循環器疾患のリスク軽減などが言われています。
こんな栄養面、機能食品としても優れているおからを使った春らしいレシピを紹介します。
お花見弁当にもぴったりなのでこのシーズン活躍すること間違いありません。
おからの3色そぼろ
材料
おから 各100g
*茶色〈鶏肉みそもどき〉
椎茸出汁 30〜40cc
有機醤油 大1
オーガニック甜菜糖 大1 (またはアガベシロップ、ココナッツシュガーなど)
農薬不使用の深煎り玄米珈琲 大1
*黄色〈卵そぼろもどき〉
天然椎茸昆布だし 30〜40cc
塩 小1 (リコエンザイム塩がお薦め)
有機みりん 大1
オーガニック甜菜糖 大1/2
オーガニッククチナシ 1個
*ピンク色〈魚そぼろもどき〉
天然昆布だし 30〜40cc
オーガニックビーツ 5~10g
オーガニック甜菜糖 大11/2 (またはアガベシロップ、ココナッツシュガーなど)
塩 小ひとつまみ
作り方
① おからに含ませるそれぞれのタレを作る。*茶色〈鶏肉みそもどき〉 全て混ぜて火にかけ甜菜糖を溶かしておく
*黄色〈卵そぼろもどき〉
1 クチナシを割って 出汁と一緒に鍋に入れて色を出す。
2 一度漉して 残りの材料を混ぜ火にかける。
*ピンク色〈魚そぼろもどき〉 鍋にビーツと出汁を入れて色を出し、残りの材料を加えておく。
② おからをフライパンに入れてパラパラになるまで(10分くらい)乾煎りする。
炒める前
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③ パラパラのところに①のタレを少なめに入れて煮詰める。色が薄い時にはタレをさらに加える。
*茶色〈鶏肉みそもどき〉
茶色の時は玄米珈琲をふりかけて色を濃くする。
*黄色〈卵そぼろもどき〉
*ピンク色〈魚そぼろもどき〉
④ 塩やみりんで味を整える。
楽しく盛り付けましょ〜う。
国内で排出されるおからの量は年間70~80万トンと言われています。
水分が多いため輸送が困難なことから大部分は、産業廃棄物として処理されています。
今回のようにいつもとはちょっと違った料理で消費してもらえれば、わずかですが環境に貢献できますね。
ほんの一歩が 環境保護の一歩でもあるのですから。
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