台風や低気圧時に体調不良が起こる「気象病」の原因を薬膳・東洋医学から見たらどうなる?対策法を伝えます。
台風の時に体調不良が起こる
「台風の時は体調が悪くなる」よく聞く言葉ですよね。
実は東洋医学では、すでにこの事象が論じられているのです。
気圧の変化や湿度によって、人間はその影響を受け、いつもとは違った精神状態や体調になると考えられています。
今回は、台風の影響を受けやすいタイプの人や、その対策法をご紹介しますのでこの台風時期、うまく調整して乗り切ってくださいね!
台風時期の体調不良は、気のせいじゃない
2000年以上の歴史を持つ東洋医学。「陰陽五行論」という自然哲学がベースとなっており、
バランスや調和、関係性といった要素が、体調を整える上で重要視されています。
つまり天候や環境などによって、その中で生きる私達にも何かしらの影響があると考えられているのです。
はるか昔から「この時期はこうなりやすいから、こういった養生をするのがよい」といった知恵が育まれていたわけです。
その体調不良、台風での気象病かも?
台風の時期になんとなく感じる体調不良。それは台風が原因の、いわゆる「気象病」と呼ばれるものかもしれません。
・台風が来ると憂鬱になる
・頭痛が起きやすい
・ネガティブな気持ちになりやすい
・めまいや耳鳴りが起きやすい
・変な夢を見る 夢ばかり見る 寝起きに疲れている
・むくみが強くなる 体が冷える
・下痢や便秘になる 胃もたれする
その不調、台風の影響によるものじゃないですか?
なぜ台風のときに体調不良が起きるの?その原因。
台風の時期は低気圧によって、このようなことが体に起きると言われています。・気流が上昇する → 酸素濃度が薄くなり、酸素不足で頭痛などの不調が起きる
・気圧が低くなる → 血流が悪くなる
・湿度が高くなる → 体内の水はけが悪くなりむくみなどが起こる
台風で体調不良が起きやすい人はどんな人?
女性は、月経による体の中の血の量や血の流れなどの変化が大きいため気候などによる体調への影響を受けやすいとされています。
また環境の変化に敏感な人、繊細な人、気配りができる人なども、
微妙な環境の状況把握に敏感ですので、影響を受けやすいといえます。
体の中がよどんでいる人は台風での体調不良も起こりやすい。
東洋医学では、特に体の中の水分量が多くむくみがあり体内に余分な物質が多くよどんでいる状態の人は、台風のような湿気の多い気候を苦手だとしています。
あなたはこれら、当てはまりませんか?
・めまい、頭痛、吐き気、胸のつまりがある・体がぽちゃぽちゃして水分が多く、汗の量も多い
・舌が白い
・舌の周りがぎざぎざしている(内側の歯の形がついてしまっている)
・湿疹ができやすい 掻くとぽつぽつと水ぶくれのようになる
じんましんが出る
当てはまる方は、台風の影響を特に受けやすい傾向がありますので
天候が荒れる時期は憂鬱になりやすいのではないでしょうか?
台風時期に私を襲う体調不良・・・経験談。
私も台風時期はとても苦手です。胃腸の弱い私は、体内の水はけが悪く、体の中で水分がたまって淀みがちな体質。
舌はいつも白っぽく、舌の周りは葉型でナミナミにゆがんでいました。
お酒は好きなので、せめて気分はスカッとしたくて
冷たいビールを飲んで、よけい胃腸を冷やし、体の水はけを悪くするような悪循環。
そして私の場合は、台風が来たときより、来る前のほうが体がダルく、朝まったく体が動かないような状態でした。
そして、毎朝豆乳にココアを混ぜて飲んでいるのですが、台風の前は、この豆乳でじんましんのような、体に湿疹があらわれるようになります。
普段は平気なのですが、台風が来るとか湿気が高い日は、ぷっくりと腫れてお肌が反応してしまうのです。
(体が冷えて水分をためこんでしまうのでしょう)
台風接近時は、ぬるま湯につかって体を温めたり、冷たい豆乳は控えたりしています。
台風の時期は特別なケアが必要だなあと実感しています。
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人間の体の70%は水分。台風の時は、この水分にかかる圧力が変化しているわけです。
よどみなくサラサラと血や体内の水分が流れている人、また
微妙な圧力の変化があっても、元気があってそれに適応できる人であれば影響は受けにくいです。
仕事や家庭のストレスなどで、パワー不足であったり、
血や水分の循環がうまくいかない(質が落ちている)現代人は
この自然の変化に適応しにくくなっているといえます。
台風の時期もラクに乗り切れるにはどうしたらよいのでしょうか?
①冷たい水分をとりすぎない
熱中症対策や、ダイエット・デトックス効果を期待し、「水は毎日2リットル以上摂取」と気をつけている方も多いのではないでしょうか?
実はお水の飲みすぎで体調不良になっているケースが多く見られるのです。
お水をたくさん飲みすぎることによって
頭痛、めまい、じんましん、湿疹、肌荒れ、冷え、むくみ、
お腹をさするとちゃぽちゃぽ音がする、胃もたれ、下痢など
水分がうまくさばけずに体調不良を招いてしまっていることが多々あります。
鏡で舌を見てみてください。
舌がむくんでいると、水分で舌が腫れてしまうので、歯の内側の形が舌についてしまって、
舌の周囲がナミナミにカーブしてしまいます。
健康で締まった舌は、フチがガタガタしていません。
「むくみ舌」の方は、体の中の水分がうまくさばけていない状態です。
水分は普段の食事からでも体内に取り入れられています。
汗をかいたり代謝しきれてないうちに、冷たいお水をガンガン飲んでしまっては、
どんどん体に水分がたまっていってしまいます。
冷たい飲み物より常温の水分を取るようにし、
そして体調を見ながら自分の適切な摂取水分量を調整していくことが大切です。
②胃腸を元気に養う食事を
体内の水はけを行うことが苦手な人は、東洋医学で「脾(ひ)」という臓が弱い人が多いです。
この「脾」、消化吸収機能を司っていて、
胃腸が弱い人は脾が体のウイークポイントとなっていることが多いです。
そして脾は、「思うこと」と関係が深い臓です。
普段から思い悩みがち 考え込むくせがある人は要注意。
胃腸が弱くて体もむくみがちなのではないでしょうか?
脾が弱い人は、甘いものが大好きな人が多いですが、
甘いものはさらに水分を体にためこんで冷やしてしまいます。
普段の食事で元気に水はけの良い体を目指しましょう。
【おすすめ食材】
きのこ、豆、海藻類や、きゅうりなどは、体の余った水分を排出する働きがあります。お味噌汁などにたっぷり入れて、暖かく摂れば吸収率もアップ。
台風時のどんよりした心身に、じんわりと染み入るはずです。
また、お米は胃腸を元気にしてくれるパワーがあります。
パンが手軽でおいしいといって、パン食ばかりになっていませんか?
長い歴史の中でお米を食べてきた日本人は、そのお米によって元気が出る体に適応されています。
毎食とはいいませんが、台風時にはご飯を食べて、そのお米パワーを感じてみてください。
憂鬱な台風時の体調不良は、心と体のSOSかもしれない。
この時期、台風がくるたびにどんよりとした気分になる方も多いでしょう。しかし、その体調不良は、ふだん見過ごしがちな自分の心と体のSOSに耳を傾けるチャンスでもあります。
仕事や家庭などで、ストレスをためこんでいませんか?
自分に溜め込んだ、よどんだ余分な水分などを、むりやり水分や甘いスイーツなどで
発散したり排出しようとしたりしていませんか?
台風時の体調不良は、そういったムチャに「ちょっと待って!」と
ストップをかけてくれているのかもしれません。
この機会に、ゆっくりと心と体の声に耳をかたむけてケアをしてみてはいかがでしょうか?
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