ハチミツは加熱すると毒になります。花粉症対策・免疫力調整にも使える生ハチミツを安全に食べる方法と、眠る前に飲みたい簡単ホットミルクの作り方
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三寒四温という言葉通りの天気が続いていますね。
上着なしでも過ごせる春の陽気になったと思えば、真冬並みの寒さに転じたり、この時期の体調管理はとても重要です。
気候の変化ももちろんですが、生活環境や人間関係など、変化が多いこの時期。
ストレスや緊張で体調を崩したり、睡眠の質の低下に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。花粉症が辛い時でもありますよね。
暖かくなるにつれて、冬の間キュッとなっていた私たちの体もゆるんで開くため、
体内に溜まっていた過剰な粘液が溶け出し、からだの色々な出口から出てきます。それ自体は悪いことではなく、一つのプロセスです。
この「出す」季節を少しでも快適に過ごすために、今回はハチミツに着目します。
ハチミツ=健康にいい、の落とし穴
ハチミツ=健康にいい。というイメージが定着し、ハチミツの消費量は年々上がっていています。
2017年10月に農林水産省がまとめた報告書には、国内消費量は、前年比131%の51,166トンだったというデータが発表されています。
白砂糖など精製甘味料の代用品として、お菓子づくりなどに使われることも多いですが、ここに見逃せない危険がひそんでいます。
加熱する料理やお菓子づくりにハチミツを使っているとしたら、是非この記事を読み進めてみてください。おさらい、ハチミツの色々な嬉しい効果
まずは、ハチミツの素晴らしい食効について、おさらいです。IN YOUでも度々取り上げられていますね。
免疫力アップ
疲労回復
抗菌作用
睡眠改善
美肌効果
整腸作用
浄化効果
体を温める
などなど、挙げ始めればきりがないほど、健康と美容に嬉しい効果がたくさんです。ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素、ポリフェノールなど、なんと200種類もの栄養素が含まれているんです。
ハチミツの選び方、やはり生ハチミツ(ローハニー)
自分の健康に責任を持つ食生活で、何よりも大切なのは、What you eat=何を食べるかです。「私たちの体は私たちが食べるもので出来ている。」これは否定しようがない事実です。
アーユルヴェーダでは、私たちは自然の5元素でできていると考えられており、
食べるものも、できるだけ自然のバランス(ドゥワンダ)そのままの状態で取り入れるのが健康に良いとされています。
加熱処理されていないもの
農薬が使われていないもの
添加物が使われていないもの
大自然で育まれたもの
透明度が低いもの
これらが選ぶ際のポイントになります。IN YOUMarketで今話題の『抗菌パワーが市販蜂蜜の3倍ほど!非加熱にこだわった農薬不使用の完熟蜂蜜』は、口に入れた瞬間に、思わず「うまっ」てなる魔法のようなおいしさ。
アルゼンチンの中でも、アンデスの自然保護区を中心に採取した非加熱の希少な天然蜂蜜で、山奥にある現地の養蜂家を一軒一軒訪ねて良質な蜂蜜だけを直接仕入れているから、顔の見える生産者の蜂蜜が味わえます。濃厚な味わいで、酵素が生きていて、優れた抗菌力のある蜂蜜です。
実際、口内炎に少量塗ったら、すぐに治ってしまいました・・・!
加熱すると毒になるハチミツ
What you eat=何を食べるかと同じくらい大切なのが、How you eat=食べ方です。
アーユルヴェーダの古典書には、「ハチミツは加熱すべきではない」と書かれています。
なぜかというと、毒性を持つものに変質してしまうから。
(だから、そもそも、加熱処理されているハチミツはオススメできないんです。)
ハチミツは、加熱すると、私たちの体が消化できない、粘性の高い物質に変わってしまいます。
そして、その物質を私たちの体は排泄することができないため、毒素(アーマ)として体内に蓄積されてしまいます。
加熱されたハチミツは、”Slow Drug(ゆっくり作用する薬物)”とも言われ、すぐに健康に弊害が出るというよりも、
食べるたびに体内に毒素としてじわじわ蓄積されていく(毒素がたまるとある時点で病気になる)ので、イメージがしにくいかもしれません。
しかし、私が出会ってきたアーユルヴェーダドクターやエキスパート達が皆口を揃えて言うので、気をつけるに越したことはないでしょう。
安心、安全に食べるためのひと工夫
基本は、後入れ、後づけ、後がけ
(写真は焼きあがった後にハチミツをかけたアーユルヴェディックなクッキーです。)
ガスやオーブンを使う料理にハチミツを使用する場合は、一工夫。
一緒に加熱してはなりません。
余熱が冷めたころにハチミツを足すのがコツです。
アーユルヴェディックなホットミルクのレシピ
ハチミツを使ったホットミルクのレシピを2種類紹介します。
ハチミツとスパイス、上質なオイルを使用した、栄養たっぷりのアーユルヴェディックな飲み物です。
レシピ:花粉症にWで働くゴールデンミルク
ハチミツと同じく花粉症改善に良いとされている、ターメリック(ウコン)を使った黄金色のホットミルクです。
材料(1人分)
・お好みのミルク(有機無調整豆乳、オートミルクや、ナッツミルク、ライスミルクなど) カップ一杯 (150~200ml程度)
・ターメリックパウダー 小さじ1
・ショウガのすりおろし 小さじ1/2
・オーガニック・ココナッツオイル(未精製のものがベスト) 小さじ1
・黒コショウ(挽きたてがベスト) 少々
・農薬不使用の生ハチミツ 小さじ1
作り方
1. 小さな鍋にハチミツ以外の材料を入れて、温めます。
2. お気に入りのマグカップにハチミツを入れておきます。
3. 1が飲み頃の温度になったらカップに注ぎ、混ぜて出来上がりです。
スパイスの効能
ターメリック
肝臓の浄化、肝臓内の脂肪を分解する、消化の改善、免疫力アップ、炎症を和らげる、抗菌作用、美肌効果、出血を止める黒コショウ
消化を助ける、循環を良くする、毒素を出す、固くなった粘液をやわらくする、脳疲労を和らげるショウガ
消化を助ける、循環を良くする、脂肪を分解する、便秘改善、粘液を減らす、炎症を和らげる、抗菌作用アーユルヴェーダを実践している人たちの間で昔から飲まれているHaldi Doodhと呼ばれる飲み物です。
残業で遅くなってしまった際は、夕飯がわりにしても良いでしょう。
レシピ:熟睡にいざなうホットミルク
続いて、すーっと眠りにつきたい時にオススメのホットミルクのレシピです。
材料(1人分)
・お好みのミルク(有機無調整豆乳、オートミルクや、ナッツミルク、ライスミルクなど) カップ一杯 (150~200ml程度)
・オーガニック・ココナッツオイル またはギー 小さじ1/2
・シナモンパウダー 小さじ1
・カルダモンパウダー 小さじ1/2
・ナツメグ(挽きたてがベスト) 少々
・農薬不使用の生ハチミツ 小さじ1
作り方
作り方はゴールデンミルクと全く同じです。1. 小さな鍋にハチミツ以外の材料を入れて、温めます。
2. お気に入りのマグカップにハチミツを入れておきます。
3. 1が飲み頃の温度になったらカップに注ぎ、混ぜて出来上がりです。
同量のギーとハチミツを使うと、消化不良の原因になりますので、気をつけましょう。
参考:えっ今トレンド食品のその組み合わせは超危険!?常識がひっくり返る。話題のギーと非加熱生はちみつの同時摂取はアーユルヴェーダでは「死をもたらす」とまで記載される禁忌事項だった!ギーと生はちみつのメリットと注意点。
シナモンxカルダモンxナツメグ=甘みを引き立たせる最強mix
スパイスの効能
シナモン
血行促進、咳や風邪の症状を和らげる、グルコースと炭水化物の代謝を助けるナツメグ
眠りを誘う、マインドを穏やかにする、咳や風邪の症状を和らげる、寝起きを良くする、下痢防止カルダモン
消化を助ける、たんぱく質の代謝を助ける、神経を穏やかにする、慢性的な咳の緩和、口臭予防この3つのスパイスは、甘みを引き立てる上で最強の組み合わせで、私も良く使います。
先述のアーユルヴェディッククッキーもこの3つのスパイスを使っています。(こちらのレシピは別の機会に紹介します。)
シナモンとカルダモンの量を増減して、お好みに調整してくださいね。
ぐっすりおやすみなさい〜。
春は、新しいスタート!健康を育むための種まきにも適した時期です。
より心地良く過ごすために、快適な睡眠は必須ですよ。
ハチミツを使ったホットミルクのレシピ、是非ご活用ください。
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