【ヴィーガンレシピ】余った夏野菜の消費に。見た目もおしゃれなトルコの定番料理・ドルマの作り方。
日本ではあまり馴染みのないトルコ料理。
食べたことがあるのはローストした肉を削って作るドネルケバブと、長ーく伸びるトルコ風アイス・ドンドゥルマぐらいという人が多いでしょう。
そんなトルコ料理ですが、実はフランス料理・中華料理と並ぶ「世界三大料理」のひとつなのです。
東西に広がる大国・トルコは食材も調理方法もバラエティ豊富。
東西に長く広がる国・トルコ。
中東とヨーロッパに面しており、基本的には中東の扱いですがヨーロッパに分類されることもあります。
一説にはトルコ人と日本人は元々同じ民族で、月を求めて西に行った人々がトルコ人となり、太陽を求めて東に行った人々が日本人となったという説も。
トルコ語と日本語も文法や発音が似ており、同じ意味で似た発音の言葉もたくさんあります。(茶はチャイ、超良いはチョキイイ、いちじくはインジルなど)
国民の99%以上がイスラム教徒ですが、他のイスラム圏と異なり、肌を覆う服装もしなければアルコールもたしなむ文化。
そんなトルコの料理は食材・調理方法とも多種多様なのです。
ケバブひとつ取っても様々な種類がある。
日本人にとってはケバブ=ドネルケバブで、そぎ切りにしたロースト肉と野菜をピタパンに挟んで食べるスタイルが浮かぶでしょう。
その他にも、有名なものとしては焼き鳥のように串に刺して焼くシシケバブがあります。
シシケバブも切った肉を刺すだけのものもあれば、ラムひき肉をつくねのように串に付けて焼くものもあります。
肉の種類もラム・牛・鶏を使用し(トルコ人の99%以上はイスラム教徒のため豚肉は食べない)、肉だけでなく魚を使うこともあります。
ヴィーガン料理も豊富。
ケバブを始め、肉を使うことの多いトルコ料理。ヨーグルトやチーズも定番食材ですが、実は動物性食品を使わないヴィーガン料理も豊富なのです。
肉や魚を使わなくても、野菜のうまみとスパイスの力でおいしい料理が作れます。
豆類も人気で、特にひよこ豆、レンズ豆は欠かせない食材。
知り合いのトルコ人によると、小豆も食べるらしいです。
今回はその中からトルコの定番家庭料理・ドルマの作り方をご紹介します。
見た目もおしゃれなのでホームパーティーにぴったり!
ホームパーティーに是非!
見た目もおしゃれなトルコの家庭料理・ドルマ。
ドルマとは、野菜の中に味付けした米を入れて蒸し煮にした料理。
ドルマと一口に言ってもレシピは多種多様で、必ずこれとこれを入れなきゃダメ!というルールはありません。
実際トルコの人が作るドルマは、ディルやミントなどハーブをたくさん入れたり、スパイスも多めなことが多いのですが、今回は定番のレシピに沿いつつ、初心者向けにシンプルにアレンジしたものをご紹介します。
包丁を使う工程が少ないので、小さなお子さんとも一緒に作れますよ!
材料
・パプリカ 2個(大きめのもの)・なす 1個(大きめのもの)
・たまねぎ 1個(中サイズ、正味150g)
・パセリ 15g
・トマト 1個
・白米 200g(約1カップ)
・松の実 10g
・トマトペースト 大さじ2
・オリーブオイル ひと回し
・クミンパウダー 小さじ1/2
・塩、こしょう お好みで
作り方
1.パプリカのヘタをくり抜き、種とワタを取る。(くり抜くのが面倒なら上の方で切ってしまってもOK)なすは二つに切り、スプーンで身をくり抜く。
2.たまねぎをみじん切りにし、オリーブオイルで少し色が付くまで炒める。
パセリはみじん切りに、トマトはスライスしておく。
3.パプリカ・なす・トマト以外の材料を全部ボウルに入れ、よく混ぜる。
(塩は多めに入れるのがポイント!)
4.手順3.で混ぜたものをパプリカ・なすの中に8分目ぐらいまで詰める。
パプリカはヘタの部分をフタにし、なすはスライスしたトマトをフタがわりに載せる。
5.鍋またはオーブンで蒸し煮にする。
ごはんに火が通ったらできあがり!
☆鍋の場合
ドルマを鍋に入れ、野菜の半分の高さまで水を入れる。フタをし、最初は強火で、沸騰したら中火にして30分ほど煮込む。
オーブンよりも調理途中のチェックがしやすいです。
☆オーブンの場合
ドルマを耐熱容器に入れ、野菜の半分の高さまで水を入れる。アルミホイルでフタをし、250℃で60分調理する。
シリコン容器だと密封しにくいので、金属製のバットを使うと良いです。
(私は今回シリコン容器を使ったので密封しきれず時間がかかりました・・・)
*なすのドルマを作る時にくり抜いた身は、蒸してなすのディップ「ババガヌーシュ」で再利用するのがおすすめ!
*野菜に詰め切れなかった混ぜごはんは、普通にごはんを炊く時一緒に混ぜて炊いてしまえばOK。
ドルマのレシピはアレンジ自在!好みの具材やハーブを入れていろんなドルマを作ってみよう。
ドルマのレシピは作る人により様々。
絶対にこれを入れないといけない!というルールはありません。
要はくり抜いた野菜にごはんと好きな具材を入れて蒸し煮にすればあとはなんでもあり(笑)。
マクロビ100%にしたい人は玄米を使って(調理前に充分吸水させて、長時間煮込みましょう)、
お肉が好きな人はひき肉を炒めて混ぜて、
煮汁にトマトペーストやコンソメで味をつけて。
和風にしたい時はごまや海藻、しそを入れても。
味噌や醤油で味付けしてみてもいいですね。
今回ご紹介したレシピでは大きめの野菜を使いましたが(日本より野菜が大きめなので・・・)、日本で売っている小さいサイズの野菜でもドルマは作れます。
パプリカ・なすだけでなくズッキーニでもOK。
煮込んでしまうので、多少傷が付いていたりしなびた野菜でもごまかせます。
夏野菜の消費にぴったりなドルマ、是非作ってみてくださいね!
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