2018/06/03

待って。その油、加熱したら酸化します！！加熱に弱い油・強い油とは。材料２つ。酸化しにくいココナッツオイルで作る！やみつき「さつまいもチップス」の作り方。

食べ物の栄養素、働きを知ることが好きで管理栄養士を取得。栄養素だけ満たされれば、カラダは元気になるのかということに疑問を感じ、マクロビオティックを勉強し、食事の本来の姿を見直す。グルテンフリーの食事により、家族の鼻炎と便秘症を解消した。二児の母。＜楽しく美味しい食事＞をモットーにカラダとココロに優しいごはんを作ります。　・管理栄養士・米粉マイスターインストラクター・キッズ食育Ｊｒ．トレーナー・マクロビオティックアドバイザー

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ＩＮＹＯＵの読者様なら油＝酸化は怖いとお分かりかと思います。

特に加熱調理するとき、酸化しやすい使っていると危険！

油が酸化する原因は３つ

油が酸化する原因は加熱だけではあありません。
主に下記の３つがあります。

・光
・酸素
・熱

では一体、どうしたらいいのでしょうか。

光を遮る

光が当たると油は、酸化するので、酸化しやすい油が入っている容器は、遮光瓶が良いです。
遮光瓶でない場合は、火があたらない棚にしまう、瓶の周りを黒い紙でくるむなど工夫すると、光の影響を抑えられます。

オイル

酸素を遮る

酸素によって油の酸化は進みます。
サラダにかけるドレッシングは、食べる直前が良いでしょう。
また、油が入っている瓶の蓋はしっかり閉めて。

ドレッシングボトルは便利ですが、まとめて作り置きは、避けるほうがベター。

加熱に適さない油の種類。どんな油が加熱に強くて、どの油が加熱に弱いの？？

加熱によっても酸化するのが油。

ただ、脂肪酸の種類によって、酸化しやすさが変わってきます。

・オメガ３

酸化しやすい油のため、加熱に向きません。不足しやすいと言われる脂肪酸です。
炎症を抑える作用があります。体内で作ることができないため、食品から摂取する必要があります。

主に、亜麻仁油、えごま油、青魚に含まれます。

・オメガ６

酸化しやすい油のため、加熱に向きません。体内で作ることができない脂肪酸ですが、現代の食生活では、過剰になりがちな脂肪酸です。

主にサラダ油、大豆油、ごま油に多く含まれます。

・オメガ９

体内で作ることができる脂肪酸です。

主に、なたね油、オリーブオイルに含まれます。

比較的加熱には適していると言われていますが、それでも１５０度以上で加熱するとトランス脂肪酸が発生したり、
劣化の可能性が高くなりますから、ベストは低温調理・調理後にかけたり、サラダにかけて食べることでしょう。

飽和脂肪酸

酸化しにくい油です。常温で固体状態となっています。
バター、ギー、ラード、ココナッツオイルに多く含まれます。
加熱に強い傾向にあります。

酸化すると過酸化脂質が発生し、体に負担がかかる！

油が酸化するのが危険な理由は、過酸化脂質が発生するため。
過酸化脂質は、ＤＮＡを損傷させたり、動脈硬化の原因となります。

過酸化脂質を代謝させるためには、抗酸化作用にあるビタミンＣ，ビタミンＥ、ポリフェノールを取りましょう。

油の使い方に気を付けて！酸化した劣化油を避ける方法

油の使い方で気を付けるべきことを紹介します。

・ごま油や菜種油は非加熱で使う（サラダにかけるなどして使う）
・コールドブレスのオリーブオイルを早めに使い切る。

あなたはいかがですか？

間違った、油の使い方・・・していませんでしたか。

加熱する場合は、酸化しにくい飽和脂肪酸の多い油を利用しましょう。

市販のスナック菓子は、酸化しやすいサラダ油、パーム油を使っているものが多い。

市販のお菓子はどうでしょうか・・・。

実は、パーム油やサラダ油は、トランス脂肪酸が入っていることが大いに考えられます。

トランス脂肪酸はアメリカですでに禁止された危険な成分です。

でも、自宅で作れば、安心な油で作ることができますよ！

そして、油を使った食品は、なるべく早めに食べきることも大切なポイント。

油は、時間とともに、酸素に触れている時間が長くなると酸化します。

油を使って作った料理やお菓子はなるべく早めに食べましょう。

ココナッツオイルを使ったさつまいもチップスの作り方

ココナッツオイルは、常温で固体の飽和脂肪酸を多く含む油のため、酸化の影響が少ない油のひとつです。
加熱するときには、常温で固体の油を使うと過酸化脂質の取り過ぎを防ぐことができますよ。

また、ココナッツオイルは、ほんのり甘い香りが特徴。
さつまいもチップスに使えば、さつまいもの甘さとココナッツオイルの甘い香りで甘味料がなくても美味しいです。