【食養レシピ】春野菜をたべよう!10分で簡単に漬かるストックおかず『新たまねぎのイエローマリネ』。
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春野菜がおいしい季節になりました!
春は命が芽吹き、生命力があふれる季節です。
また食養では、春は排出(=デトックス)の季節。
この時期に食べるとよいとされる生命力あふれる春野菜は
抗酸化力が抜群に高く、冬に溜まった老廃物を排出し、血の巡りを良くします。
今回は春野菜の代表格、今が旬の「新玉ねぎ」を使った保存食を紹介します。
たくさん出回っているうちにストックおかずにしておくと便利ですよ。
メインの材料は玉ねぎだけ。
これを甘酸っぱいカレーマリネにします。
ただこの常備菜、おいしすぎてわが家ではたくさん作っておいてもすぐに完売してしまいます!
ストックにならないという(笑)
マリネやピクルスは漬け込むのに時間がかかるイメージがありますが、
このマリネは作って10分で食べられます。
新玉ねぎは辛みが少なく、水抜きしやすいので、すぐに味がしみ込むんです。
お肉料理やカレーの付け合わせにピッタリ。
サンドイッチにしたり、サラダのトッピングにしても抜群に美味しい!
玉ねぎの辛み成分は最強の毒素排出パワー。サビた体を蘇らせる強力な解毒力。
玉ねぎは緑黄色野菜でもないし、水分が多そうであまり栄養価が注目されないように思いますが、
実は、玉ねぎには毒素排出を促すフィトケミカルが何十種類と含まれており、
特にデトックスパワーは野菜の中でもトップクラス。
玉ねぎの辛みや刺激の成分は硫化アリル、ケルセチン、セレニウム。
これらの成分が複合的に働き、解毒力を高める免疫システムを作ります。
まず、
ケルセチンが血中で毒素をつかまえる。
↓
硫化アリルが肝臓の解毒力を高める。
↓
セレニウムが毒素を対外に排出。
というように、各栄養素が解毒におけるすべてのステップを踏むのです。
また、ケルセチンは体内の粘膜を強くしてアレルゲンの侵入を抑制、
ヒスタミンの流出を軽減するので、
花粉症などアレルギー改善の手助けもしてくれます。
栄養分をそのままに、辛みだけを抜くコツ。&調理法で変わる玉ねぎの効能
体内から老廃物をシャットアウトして解毒力を高める玉ねぎの栄養素は
加熱しすぎると激減してしまうので、なるべく生で食べるか、
サッと炒めて食べるのがおすすめ。
春の柔らかい新玉ねぎは薄くスライスしてサッと水にさらし、
ポン酢やおかか醤油で食べるのが美味しいですよね。
今しか味わえない旬の美味しさを、マクロビオティックなおつまみで楽しんでみてください。
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生のまますりおろして玉ねぎドレッシングを作るのもオススメ。
血液サラッサラ効果は抜群です。
また、玉ねぎはビタミンB1を多く含む豚肉と一緒に調理すると吸収率がグンと上がり、
効率的に栄養素を摂ることができます。
豚肉と玉ねぎの組み合わせは疲労回復にも効果がありますね。
ただ、トロトロに煮込んだオニオンスープやポトフ、カレーなど、じっくり加熱した玉ねぎだって美味しいもの。
実は、玉ねぎを柔らかくなるまでじっくり加熱すると、
今度はオリゴ糖やポリフェノールなど別の栄養素が増えます!
加熱することで甘み成分のオリゴ糖が倍増し、胃腸の調子を整え、腸内環境を改善。
特に冬に出回る固くしっかりとした玉ねぎは体を芯から温め、
凝縮したポリフェノールが風邪予防に効果を発揮します。
生で食べるか、加熱して食べるか、調理法次第で体への効果が変わる玉ねぎ。
「いま自分の体はどんなものを食べたいか」で、日々の体調が分かりますね。
おいしいと思うときが、体の栄養になっているとき。
健康の効果だけに気をとられるのではなく、
自分の体の声に耳をすませることは、結果として体調を整えることに繋がります。
辛み成分に栄養があるとはいっても、あまりにも辛いのは逆効果。
胃の粘膜を傷つけたり、負担をかける原因になってしまいます。
かといって水にさらしすぎると大切な栄養素が流れ出してしまうので、
栄養分は逃さずに辛みだけを抜くコツは、
「スライスして氷水に3分ほどサッとさらす。」
もしくは、
「スライスしたら皿などに広げて30分ほど放置する。」
どちらの方法でもOK。
こうすることで、辛みだけが抜けてフィトケミカルは残すことができますよ。
10分で漬かる。絶品デトックス常備菜『新たまねぎのイエローマリネ』。
【材料】
・新玉ねぎ 2個
・カレー粉 小さじ1
・塩 小さじ半分
・メープルシロップ 大さじ1〜好みで調整
・ワインビネガーまたはお酢 大さじ3〜好みで調整
・粒こしょう 2〜3粒
・キストラバージンオリーブオイルぐるっとひとまわし
・あればローズマリー 少々
【作り方】
1、玉ねぎは縦半分に切り、繊維に沿って薄くスライスする。
新玉ねぎの場合は辛味がないので水にさらさなくてOK。
普通の玉ねぎの場合は冷水に5分ほどさらして辛みを抜く。
2、ボウルに材料すべてを入て、よくもむ。
ビニール袋などに入れてもんでもOK。
ビニール袋などに入れてもんでもOK。
3、玉ねぎがしんなりしてきたら清潔なビンにつめる。
しっかりもんで味をなじませれば10分ぐらいで食べられます。
30分以上おくとより美味しくなります。
冷蔵庫で1週間保存可能。
このマリネと良質なクリームチーズだけでシンプルなサンドイッチが最高においしい!
ぜひお試しを。
もしヴィーガンにしたい場合は、豆乳で手作りのリコッタチーズを作ってみてください。
作りたての豆乳チーズは栄養満点、やわらかくて美味ですよ。
【混ぜるだけで簡単!豆乳チーズの作り方】
【材料】
・無調整豆乳 2カップ
・好みのお酢、またはレモン汁 大さじ2
・自然塩 ひとつまみ
※好みでハチミツを混ぜたり、ガーリックハーブやブラックペッパーを混ぜたり、お好きなフレーバーにアレンジしてください。
【作り方】
1、豆乳を沸騰しないように温める。(なめてみて熱いと感じる程度の温度。)
2、温まった豆乳にお酢(またはレモン汁)を加え、そのまま動かさずに20秒待つ。
その後、木べらをそ〜っと動かす。しだいに豆乳が分離してきます。
その後、木べらをそ〜っと動かす。しだいに豆乳が分離してきます。
3、ザルに布巾かペーパーを敷き、分離した豆乳を注ぐ。
1時間ほどで水が抜けたら出来上がり。
1時間ほどで水が抜けたら出来上がり。
4、固いチーズにしたい場合は、布巾の上から軽くしぼって水を抜く。
(しぼりすぎるとボソボソになるので注意する。)
5、出来上がりに塩を混ぜて、スプーンまたはゴムべらで少し練る。
好みでハチミツやドライフルーツを混ぜてスイーツ風にしたり、
ハーブやガーリックを混ぜておつまみ系にしたり、アレンジ自在です。
豆乳チーズを作った後は、大豆の栄養分豊富な水分(豆乳ホエー)が大量に出ます。
これは捨てずにパンケーキやパン、お菓子作りのミルク代わりに活用してください。
とってもしっとりとした生地に焼き上がりますよ。
体を内側からお掃除してくれる新玉ねぎのパワー。
そして、マリネに使うカレー粉にも、うこんやシナモンや生姜やコリアンダーなど
複数のスパイスの効能が詰まっています。
カレー粉はもともとは薬膳食材。
特にカレー粉に含まれる黄色いターメリック(うこん)は、
体内の免疫力と解毒力を高め、抗がん作用があることで有名です。
様々な効能を持つ食材を一緒に調理して食べることで、初めて相乗的な効果が生まれる食べ物の栄養素。
おいしい組み合わせを考えることが、まさに食養なんですね。
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