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本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ IN YOU Market 本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
IN YOU Market

大量生産型の安価なチョコの裏に潜む悲惨な児童労働問題。それでもあなたはそのチョコを選びますか?心から応援したいビーントゥーバーチョコレートの魅力。

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近年、食に対する安全・安心志向はもちろんのこと、食に対する嗜好性への興味・関心が高まってきています。
IN YOUの読者さんをはじめとし、多くの女性たちから「安価なものではなくより高品質で安全性の高いものを選ぼう」という意識を感じます。

分かりやすい例としてコーヒーが挙げられます。

チェーン店の安値のコーヒーよりも”シングルオリジン”と呼ばれる単一素材で煎れられたコーヒーや、
煎り具合(深煎り・浅煎りなど)の変化を楽しむ人が増えてきていますね。

”チョコレート”についても、その嗜好性の高さが話題を集めています。
Bean to Bar と呼ばれるチョコレートは、原料のカカオ豆からチョコレートになるまでを一貫して1つのブランドが行なうチョコレートの形(スタイル)です。

最近人気のビーントゥーバーはなぜ、すごいのか

「高級品で美味しいから」以外にも、もっと知っておくべきことがある

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メディアでは最近、「ビーントゥーバーチョコレート店」が度々取り上げられ、脚光を浴びています。
普通の板チョコレートの価格の約3倍から10倍程度して板チョコサイズでも最低1000円から2000円以上するのが普通。

カカオの味を楽しめて、平均的に比較的高いのが特徴ですが、ビーントゥーバーチョコレートを「美味しいから」「高級品だから(高品質だから)」といった理由だけで選んでいる方もいるでしょう。

しかし、今回着目するのは、そこからもっと踏み込んだ話です。

Bean to Bar を例に、今後発展していくべき流通の在り方である「フェアトレード」。
フェアトレードという言葉はよく耳にしますが、なぜ必要なのかまではなかなか考える機会はないのでは?

なぜ今、フェアトレードが必要なのか

引用元;photoAC

引用元;photoAC


今回の主題である「フェアトレード」も、Bean to Bar には切っても切り離せないキーワード。
なぜならカカオ豆の生産者にとっても、利点が豊富なチョコレートの製造方法が、このBean to Barだからです。

フェアトレードは文字どおり、対等にビジネスができる「公平な貿易」。


「フェアトレード」はそのまま「公平な貿易」を意味する言葉です。
この言葉が発展した背景には、発展途上国の人々にとって、国際貿易の仕組みがあまりにも不公平(アンフェア)なのではないか?
という意識から始まったものです。

実際、フェアトレードが行なわれる前までは、開発途上国で栽培される原料や製品を先進国が安く買い、
高く売ることで儲けるといった構図が成り立っていました。

開発途上国の人達は、本来であればもっと儲けを受け取ることができるはずなのに、先進国の人によって立場が弱くされていたのです。

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フェアトレードによって、発展途上国で製造された原料や製品が適正価格で購入されれば、
今まで立場の弱かった生産者・労働者の立場も立ち直り、経済格差を解消させる重要な取り組みになると考えられています。


フェアトレードではない貿易によって起こる深刻な問題。

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フェアトレードが行なわれないことで起こる問題を簡単に紹介すると、

  • 経済格差が生じる
  • 児童労働問題が起こる
  • 環境破壊問題が生じる

が挙げられます。

経済格差においては、先に紹介した「フェアトレード」の取り組み背景をご覧いただければ理解できるかと思います。


安価なチョコレートの影に潜む、悲しい児童労働問題の現実。

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チョコレートに限らず「大量生産型のアパレル企業」でも同じようなことが言えますが、
私たちが何一つ不自由ない社会で生活を送る中、発展途上国では多くの小さな子供たちが肉体労働をしています。


なぜ、小さな子供まで外に働きに出なければいけないのかというと、経済格差問題が主な原因です。
発展途上国では生産者・労働者の立場が弱いために、たくさん働いても稼ぎが少なく、子供を働かせてでも生活していくほかないのです。
それでも、家庭が生きていくために必要な収入が足りていない現状が生じていることが挙げられています。

もちろんその国の慣習や文化、教育の未発展なども理由にありますが、
決定的な原因はやはり不公平(アンフェア)な立ち位置にあると言われています。

自立しない子供たちは本来、外で働くのではなく、まずは学校へ通い、成長するために学びを得ることが必要なはず。
しかし経済格差問題の解決には、どうしても労働力が必要になってしまい、親は子供たちを労働力として活用せざる得ないのが現状だというのです。

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何も知らない先進国に住む私たちは喜んで安価なチョコレートを食べていますが、
なぜ1枚100円やたったの数百円で本来高級であるはずのカカオからチョコレートが作られているのかについてもっと考えなくてはなりません。

このような状況をつくりださないためにも、「フェアトレード」によって適正な対価を、生産者が受け取ることが重要になるわけです。

環境破壊問題について


くわえて環境破壊問題も、経済格差や教育不足が招く問題の一つです。

彼らは生きていくために必死で稼がなければなりません。
今を生きていくためには今日稼ぐか稼がないかで明日の食料が入手できるかどうか決まります。

ですから、嫌でも、目の前にあるカカオ豆の生産性をあげなければなりません。
しかし、その生産方法が安全なものであるかは疑問なところです。

彼らは自分が生きるか死ぬかの中で生産に向き合っているので、生産性のために農薬をたくさん使用するかもしれません。
効率のためには体の健康を害してでも、ナチュラルな製法とは程遠い製法で育てているケースもあるでしょう。

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結果的に、健康被害や、環境破壊が進む事態も容易に考えられるのです。

労働者の生活を誰が守るのか

発展途上国では、世界的に経済が豊かになってきたとしても、賃金が比例して上がらないといった問題点が多々挙げられています。
稼ぎがなければ生活していくことが困難である生産者の人々は、どんなに悪環境であっても齷齪と頑張って働き続けなければならない現状があります。

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私たち日本人が想像もできないほどの低賃金で働く子どもや人々がいるにもかかわらず、
それに対して疑問を持たず、自分たちさえ良ければいいと、「安価な人件費」を悪用するかのような大手企業もたくさんあるのです。

発展途上国の労働者の生活は、”人件費が安い”という固定概念がつきすぎて、守られていないと考えられることが多々あります。

フェアトレードによって労働者の生活を守ることができれば、経済格差問題から発展する児童労働や環境破壊問題も、解決に導かれると思いませんか?

フェアトレードが生む利点

引用元;photoAC

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一方、フェアトレード商品にはさまざまな利点があります。

フェアトレードはオーガニックという意味ではありませんが、フェアトレードの考え方において完成する製品の品質を守るためには、まず生産者の労働環境、生活環境、自然環境を配慮した持続可能(サステナブル)なサイクルを作り出す必要があります。

そのため児童労働といった問題が発生しないよう、生産者が対等な対価を得られるような価格が設定されています。
そのため、生産者が対等な対価を得るために、農薬を沢山利用して生産性を高めたり、自然破壊につながる収穫を行なうことは圧倒的に減るためオーガニックな考え方に近いものがあるのです。

対等な対価が得られれば、子供達を労働に駆り出す必要もありません。

加えて生産者達がフェアトレードによって、自身が生産している品がどのように加工されているかを知るというきっかけにもなります。

信じられない話ではありますが、カカオ豆農家の中には、そのカカオ豆によってつくられる”チョコレート”の存在を知らない人もいるのです。
しかし、それが今までの悲しい現実でした。

生産から加工まで一環することで、生産者が安定した収入を得られるうえ、その生産物について理解を深めることができれば、環境破壊につながるような農薬の利用や乱獲などもせずに済むのです。

参考文献
1,生まれて初めてチョコ食べるカカオ農家の人:First taste of chocolate in Ivory Coast
2,フェアトレード・ラベル・ジャパン



Bean to Bar ビーントゥーバーチョコレートについて

引用元;photoAC

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今話題を集めているBean to Barについてお話を戻しましょう。

Bean to Bar が話題を集めている理由は、決してその嗜好性の高さだけではありません。
もちろん原料であるカカオ豆にこだわっている点も、人気の秘訣ではありますが、その流通過程にこそ私達は注目すべきなのだと考えています。


Bean to Bar ビーントゥーバーチョコレートはチョコレート界の「地ビール」的存在!!

引用元;photoAC

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Bean to Barという言葉はすなわち、”豆から板チョコへ”という言葉そのものの意味を表しています。
もっと分かりやすく言えば、原料であるカカオ豆が主役の、チョコレート製造の全工程をこだわり抜いたチョコレートのことを指します。

これは、フェアトレードの話からもご理解いただけるかと思いますが、
今まで大手菓子メーカーが大量に受注し製造してきた安価なチョコレートとは全くの別物であると言えます。

ビールでいえば「クラフトビール(地ビール)」と呼ばれる部類に近しいでしょう。
シングルオリジンのものがメインで、1つのブランドがカカオ豆から一環してチョコレート製造に携わっているため、
生産者と加工者、販売者、そして消費者の関係性がよりいっそう分かりやすいとも言えるでしょう。


Bean to Bar ビーントゥーバーチョコレートの魅力

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Bean to Bar チョコレートの魅力は様々です。
まず味わいについてお教えします。

このチョコレートの発展はアメリカが筆頭ですが、これらのチョコが登場するまでのチョコの味わいは、香料や植物性油脂がたっぷり入った甘いお菓子という印象の強いものでした。

しかしBean to Barの主役はカカオ豆そのものに近いのです。
そのためカカオ豆本来の、甘ったるくない甘味や旨味を味わうことができるのです。

生産から加工まで一環するため、どうしても生産規模が小さくなってしまうのですが、
小さなロットで回すことは決して欠点にはなりませんでした。

カカオ豆と少量の天然砂糖や、天然の甘味料だけでつくられたこのチョコのシンプルさは、
オーガニックでヘルシーで体に負担が少ないお菓子を求めていた人にとってはありがたい存在となりました。

また、カカオ豆自体の風味の違いや加工の違いによって微妙に味が変化するため、ワインやコーヒーのような深い嗜好性も人気の秘訣となったのです。

参考文献:チョコの新潮流「ビーントゥバー」とは何か



ビーントゥーバーチョコレートが増えることで誰一人不幸にならないビジネスモデルが実現できる。

私たち一般の消費者ができることは何か?


引用元;photoAC

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Bean to Bar は、こだわり抜いた味だけでなく社会的な意味も大きく含んだチョコレートです。

少し言い過ぎかもしれませんが、私たちはこれらを購入して、応援することで

働く人もハッピーになり、
食べる人もハッピーになる「誰も不幸にならないチョコレート」だと私は思っています。


私自身も、カカオ豆がどうやってチョコレートになっているかも知らず、
そのうえ対等な対価を得られていない状況を知って、生産工程を知ることのできない大量生産のチョコレートを買うことができなくなってしまいました。

現在フェアトレード商品は注目を集めていますが、希少価値がとても高いので、沢山販売されているわけではありません。

ですが、食の安全・安心志向の高まる昨今、大手メーカーが消費者の存在や消費者の意見を無視することのできない時代と言えます。

私達にできることは、フェアトレード商品を選ぶことだけではありません。

フェアトレード商品が増えるよう、いろいろな企業にメールを送ったり手紙を送ったり、企業に呼びかけることもできるのです。
そして、次回あなた以外の誰かにチョコをプレゼントする時も、大手メーカものものではなく、少量生産の「ビーントゥーバーチョコレート」にしてみませんか?

そうすることで少しずつではありますが、ビーントゥーバーの存在やフェアトレードの商品の価値が広まることでしょう。

私も、Bean to Barのようなフェアトレードな商品をつくってもらえないか、いろいろなところへ早速問い合わせてみようと考えています。

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