理解の上で飲んでいますか?劇薬に浸す製法もあるカフェインレス デカフェコーヒー。体も心も喜ぶ、正しいデカフェコーヒーの選び方。
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
朝にシャキッとスイッチを入れる為の一杯、
仕事の合間のリフレッシュの一杯、
午後のリラックスタイムやおしゃべりタイムのお供に・・・・
毎日様々なシーンでコーヒーを飲みたくなること、あるかと思います。
私自身も大好きです。
コーヒーは多様なシーンで色々なはたらきをしてくれるので、今日は飲み過ぎちゃったかも!
ということもありますよね。
カフェインの摂り過ぎは良くない。
分かっていても、やっぱり「コーヒー」が良い!ということ、ありませんか?
どこでも飲めるようになったデカフェコーヒー
大手コーヒーチェーンでも気軽に飲めるようになったデカフェコーヒー。飲み過ぎてしまうコーヒー好きや、妊娠中・授乳中女性の見方です。
2016年のデカフェコーヒーの生豆輸入量が、2000年の約4倍になっていることからも、
消費者のニーズの高さを理解できます。
そもそも、デカフェコーヒーはどのようにデカフェ(脱カフェイン)されるか、ご存知ですか?
しっかりと理解しておこう!デカフェコーヒーのカフェイン除去方法
主に、3種類の製法があります。安全面で不安なものもあるので、より安全で美味しいコーヒーライフを楽しめるよう、
この機会にしっかりと理解しておきましょう!
有機溶媒抽出
蒸気で膨潤させたコーヒー生豆を抽出槽に充填し、そこに有機溶媒を通してカフェインを抽出する。
1906年にドイツの開発から始まった、世界で最初の脱カフェイン方法です。
時代によって用いられる溶剤は変化していますが、
現在用いられることが多いのは、ジクロロメタンという化学物質です。
安価にできることがメリットですが、劇薬に浸すので安全面への不安が大きいです。
胆管がんの発症リスクを高めるジクロロメタン
2012年に大阪府の印刷工場に勤めていた胆管がん発症者から、「使用した有機溶剤が原因」と労災請求が行われたことによる、調査・解析の結果、
ジクロロメタンと胆管がんの相関が明らかになりました。
この印刷工場における、胆管がんによる標準化死亡比は、
一般の日本人の2900倍。
一般の日本人の2900倍。
一定量一定期間以上ジクロロメタンに曝露されると、
胆管がん発症リスクが高まることが解明されました。
一定期間といってもそんなに長い期間ではありません。
胆管がんと診断された労働者全員が、ジクロロメタンに曝露されていたのは7〜17年。
最初の曝露から7〜20年後に発症が見られました。
デカフェコーヒーからのジクロロメタン摂取量は、このようなケースより少ないと思いますが、
それでも恐ろしい懸念があるものを、わざわざ体に摂り入れたくはないですよね。
ちなみに、日本ではこの製法は許可されていませんが、諸外国ではまだまだポピュラーな方法です。
海外でデカフェコーヒーを飲む際など、ぜひ注意してください。
水抽出
コーヒー生豆を充填した槽に水を通してカフェインを水溶性成分ごと抽出し、続いてこの抽出した水相から有機溶媒でカフェインを抽出除去する。
超臨海二酸化炭素抽出
超臨界流体の状態にした二酸化炭素でカフェインを抽出するもの。
二酸化炭素に、一定以上の圧力と温度を加えて気体と液体の両方の性質を兼ね備えた、
超臨界流体と呼ばれる状態を活用しています。
超臨界流体の状態のものは、気体の持つ拡散性と液体の持つ溶解性を併せ持っているので、
コーヒー豆内部に浸透してカフェイン成分を効率的に抽出できるのです。
コーヒー豆に化学物質が触れるわけでないので、こちらも人体にとって安全と言えます。
デカフェコーヒーを飲む時は、人体に安全な製法でつくられたものを選択しよう
3種類あるカフェイン除去方法のうち、「水抽出」もしくは「超臨海二酸化炭素抽出」のデカフェコーヒーを選ぶようにすると良いでしょう。
ちなみに、日本にデカフェコーヒーを浸透させたとも言える、大手米系コーヒーチェーンのデカフェコーヒーの抽出方法を問い合わせたところ、日本で取り扱われているものは「超臨海二酸化炭素抽出」で作られたものだということでした。
コーヒー豆自体の品質も重要
残留農薬やカビ毒の懸念があるコーヒーは、豆自体の品質も、抽出方法に加えてとても重要です。コーヒーは、農薬散布される作物として、1位のコットンに続き2位。
直接食べる物としては、トップの農薬散布量となっています。
オーガニックで、丁寧に製品化され焙煎後も新鮮なものを頂くよう、心がけましょう。
でも、製品のパッケージを見るだけでは、このようなチェックポイントを確認することは難しいです。
IN YOUでは、最高品質のデカフェコーヒーを取り扱っています。
ずっと欲しかった!カフェインなし!薬品不使用99.9%カフェイン除去!無農薬無化学肥料のデカフェコーヒー豆or粉
無農薬のオーガニックコーヒー豆を、メキシコの天然水を使用した、
「マウンテン・ウォーター製法」という水抽出でカフェインを除去。
この製法はカフェイン以外の旨み成分が飽和状態になっている水にコーヒー生豆を浸し、
カフェイン以外の旨み成分はもういっぱい!という状態にカフェインだけを溶け出させられる方法。
コーヒー豆を取り出し乾燥させコーヒーの旨み成分を残したカフェインレスコーヒー豆を作ります。
カフェインを除去するのに薬品を使った方法をとらず、
また無農薬無化学肥料による栽培豆を使用しておりますので安全性の高さが評価されています。
焙煎後も新鮮なうちに飲めるよう、飲み頃の日にちまで記載されています。
こんなに拘り尽くされたコーヒー、初めて出会いました。
そして、飲んでびっくり。
「これってデカフェなの!?」
風味が劣っている、というデカフェコーヒーのイメージがどかんと覆されました。
香ばしい豊かな風味で、とても透き通った味。
デカフェは美味しくない!と普段デカフェを嫌う、コーヒー好きの主人も「美味しいっ!」と驚いていました。
品質相当のお値段、毎日ぐびぐび飲むのはなかなか難しい価格設定が、難しいところでしょうか。
プレゼントや、自分へのちょっとしたご褒美に。
コーヒーを飲む方にはぜひ一度、この感動を味わって頂きたいです!
嗜好品だからと後回しにせず、正しい知識を持って、より豊かな毎日を
コーヒー好きだと、水を飲むのと同じように習慣的に、毎日のように何気なく飲んでいますよね。美味しいコーヒーをじっくり味わって頂くと、
大地の恵みという感謝を忘れないようにしなくては、とはっと思うものです。
出来る限りきちんと選んで、丁寧に頂くようにしたいですね。
嗜好品であるコーヒーは、無意識になりがち、毎日の「食事」とは少し位置づけが違ってしまっていませんか。
選択する意識が、「食」より薄くなってしまうというか。
でも、口にするという点では全く同じです。
コーヒーを飲むと得られる心の満足感と共に、体も喜ぶコーヒー豆を選べるように。
皆さまのコーヒー豆選びの助けとなりましたら、幸いです。
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