市販安価なオイルは化学物質を使って製造されている。安全な油の選び方と、アーユルヴェーダ式オイルマッサージ「アビアンガ」。
こんにちは。IN YOUオーガニックアドバイザーのharunaです。
市販のオリーブオイル、ココナッツオイル、亜麻仁オイル・・
あなたはどれを使っていますか?
以前はオイル(油)=高カロリーということで懸念されていましたが、
最近はオイルの重要性が認知されてきています。
確かにカロリーで考えると、3大栄養素である
糖質(4kcal/1g)、脂質(9kcal/1g)、
たんぱく質(4kcal/1g)の中でダントツの高カロリー。
しかしカロリーだけで考える栄養学はもう淘汰されたと感じています。
カロリーよりもスムーズに吸収できるか、できないか。
質の問題が重要と考えます。
もちろん食べすぎてエネルギーに使われなかった油は脂肪となりなりますし、燃焼しにくい油によって腸内環境が悪くなり肌に影響することも。
やはり摂りすぎや、質の悪いものを体に取り込むのは美容にも健康にもよくありません。
油に注目が集まったのはココナッツオイルや亜麻仁オイル、アロマテラピーの流行りもあるかもしれませんね。
しかし流行っているときこそ、粗悪な商品も出回るとき。
きちんと自己判断できる知識を身につけて選びたいものです。
体にとって脂質の役割とは
油は体にとってなくてはならないものですが、それは脳の水分以外のものは60%が油でできていますし、60兆個の細胞を覆っている細胞膜も油でできています。体を動かすエネルギー源になったり、ホルモンの材料でもあります。
特にカロリーを気にして「脂抜きダイエット」をして、女性ホルモンのバランスが崩れて生理が止まってしまった、
という身をもって体験された方ももしかしたらいるかもしれません。
一般的なオイルの抽出方法は化学物質を使っている
良質な油を除いた一般的な小売店で多く流通されている安価な市販オイルの多くは化学的な溶剤を使い抽出されています。主流なのは
ノルマンヘキサンなどの石油系
のものが主流のようです。主にガソリンなどに使われているのですが、それを体の中に入れたり、肌に塗ったりするのは悪そうだな・・というのは簡単に想像がつきます。
(とはいえ、一般的な化粧品はほとんどが石油系ですが)
一般的には、200度以上の高温で溶剤を取り除いているので、
「食品への残留はない」とは言われています。
とはいえ、そう言われてもなかなか「絶対安全」とは言い切れない商品に対して、消費者である私たちは納得しにくいのではないかと思います。だから、できれば避けたいところですよね。
残るか、残らないかは別としてノルマンヘキサン自体の人体への影響は末梢神経や肝臓機能に影響すると言われています。
末梢神経の障害としては手足の痺れなどが挙げられています。
この抽出方法を使うと、少ない原料でてくさんの油ができるので生産性は上がりますが、熱に弱い栄養価はなくなってしまいます。
生搾り、コールドプレスは本当に熱を加えてない安全なものなのか?
熱を加えているオイルを使うのはどうなんだ?と伝えたいわけではありません。
あくまで現状をお伝えたいと前置きをしておきます。
商品だけ見ても確認できないところになりますが、ホームページや作り手の方の話を聞くしか方法がないのが、もどかしいところです。
しかし通常の「生搾り」と言われてるものでも、蓋を開けてみると実は「生」ではないことが多くあります・・。
オイルの原料となる植物や種子は蒸してから絞られるものだからです。
そうすることにより、実が柔らかくなり、絞りやすくなるので、たくさん絞れるのです。
調べていくと熱を一切使用しない本格的生搾りオイルも一部あることがわかります。
時間もコストもかかるものになりますが、職人さんの相当なこだわりが感じられます。
そうやって絞られた本物の生搾りはオイルの分子が細かく、植物本来の成分が生かされ保たれているそうです。
日本の四季はオイル作りに向いている
アロマテラピーや化粧品のベースになるオイルはとても重要ですが、
ほとんど国内では作っていないので、輸入に頼ってしまっているのが現状だそうです。
なので植物の力をそのまま受け取った完全非加熱の生搾りオイルはほとんど流通していません。
四季があり、寒暖差のある日本では実は生絞りオイルに適してるのだそう。ここで日本の良さを再認識したいものですね。
暖かいときは酵素をたくさん作り、寒いときはカビや腐敗を防ぎ、休みながら熟成され、酸素を遮断した瓶の中では酸化が抑えられる
んだそうです。伝統医療のアーユルヴェーダとオイルを使ったマッサージ「アビアンガ」
インド、スリランカ発祥のアーユルヴェーダではオイルを使ったマッサージを「アビアンガ」と呼びます。
しかし灼熱の土地ではオイルは過発酵になりやすく、オイルは酸化しやすいのだそう。
そこで酸化を防ぐために、極限まで水分を抜く「キュアリング」という方法をとります。
酸化を防止する「キュアリング」の方法
「キュアリング」とはセサミオイルの熱処理のこと。しかし、インド、スリランカと梅姫本舗開発のセサミオイルは製造工程が異なり「キュアリング」をしなくても、サラサラして酸化しにくい油だと言います。
開発した梅姫本舗代表のえぐちまおさんにお伺いしました。
その他の場合はセサミオイルを鍋で熱して100度〜120度2〜3分行うのがよいとされています。
その後冷ましてから、遮光瓶に保存します。
長時間の加熱は抗酸化作用の強いセサミモールが破壊されてしまうのでご注意ください。
これからの乾燥する季節にアーユルヴェーダのアビアンガ(オイルマッサージ)はとってもお勧めです。
このセサミオイルを使ってアビアンガ(オイルマッサージ)をするのは、季節的にぴったりです。それは
秋の初めはまだ【ピッタ(火)】が強いのですが、そろそろ【ヴァータ(風)】が強まる時期
になってきました。【ヴァータ(風)】を沈静化するのにぴったりなのです。
いいセサミオイルを使うと塗るだけで、温かくなり、少し時間を置くと体の奥からじんわり温まっているのを実感できます。
ちなみに私はおでこにうっすら汗をかくくらい温まりました!
夏のも足は冷やしてはいけませんが、頭は火照りがち。
そんなときはココナッツオイルで頭皮のマッサージも効果的です。
オススメのオーガニックキングココナッツオイルはこちら
今の時期はやはりセサミオイルですね。
セサミオイルもいくつか種類はありますが白ごま油がお勧めです。
太白油とも言われます。
白ごま油の効果
●冷え
●むくみ
●デトックス
●美肌
●エイジングケア
また【ヴァータ(風)】を鎮める効果からみると
●乾燥
●不安
●疲れ
●不眠
などにもいいでしょう。
秋こそオイルにこだわりたい
何かと疲れやすい秋というシーズン。
夏のように突っ走り続けると体調を崩してしまうことにも繋がります。
1日の終わりに、手足だけでもアビアンガをすると、むくみや疲れが取れるので質のいい睡眠がとれます。
ぜひ生活の中でオイルにこだわった生活をしてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いたライターはIN YOU公式ライセンス取得者です。
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