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マクロビオティックって食生活じゃないの!?『”陰陽の考え方”を身につけて直感力を高める』で陰陽の世界を知る!

katsumata

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みなさんは「マクロビオティックって何?」と聞かれたときに何と答えるでしょうか。

一言で言えば、玄米菜食、穀物菜食、自然食、食養、身土不二、一物全体、陰陽調和、食生活法・食事療法というような、言葉使いは別にしてもこのような文脈で話すことが多いのではないでしょうか?もちろん間違いではありません。全て正解です。しかし、僕はもう少し大きな視点で考えたときに、マクロビオティックとは概念、哲学、あるいは思想というようなものだと考えています。人によってはこういう話をすると「難しい」とか、「まるで宗教のようだ」と感じるかも知れませんが、ここを伝えることができなければもったいないとすら僕は感じます。ここを知ることで食から人生観から全ての点と点が一直線に繋がるからです。

まるで自己啓発のようにマクロビオティックを語ってしまいそうですが、このマクロビオティックの「考え方」について陰陽の視点から徹底的に解説してくれる一冊の本が発売されます。日本CI協会会長であり、オーサワジャパン前社長の勝又靖彦氏の『”陰陽の考え方”を身につけて直感力を高める』です。

著者は桜沢如一氏の最後の弟子であり、自然塩「赤穂の天塩」の全国普及に尽力、多岐に渡る活動でまさにマクロビオティックの伝道師と呼べる方です。本書はエッセイ風ですのでやさしくて読みやすく、まるでそばで話をしてくれているような文体です。何より説得力に溢れています。


健康とは何かを考える

欧米のホリスティック医療は全人医療とも言われます。統合医療、代替医療、また西洋医療を補完する補完医療があり、人間を「体・心・気・霊性」ととらえ、社会・自然・宇宙との調和に基づく包括的に考える医療のことを指します。ここでは「Body(身体)ーMind(心)ーSpirit(魂)」を軸にとらえています。

WHO(世界保健機構)は、健康の定義を「身体的(physical)健康、精神的健康(mental)、社会的(Social)健康」としていましたが、これらの3つに加えて、なんと「霊的(Spiritual)健康」を加えたのです。1999年の話です。

これは驚くべき出来事で、身体、心、社会に、魂ともいうべき霊性をWHOは扱ったのです。日本ではブーム化、トレンド化されると一気に失速する傾向があるわけですが、一般的にスピリチュアルと言えば、怪しいものと感じる方もいるかも知れません。しかしWHOが認めた「霊性」とは健康においてもっとも大事なもののひとつにカテゴライズされ、最先端の健康維持の対象であり、二十一世紀的健康のあり方の根幹だと僕は捉えています。もはや怪しいものでも何でもありません。さらに言えば1929年に桜沢如一氏がヨーロッパで発表した「無双原理・易」の存在とも無関係ではないのかも知れないと勝手に思っています。

さて本書に戻ります。全体をとおして「陰陽視点」に特化しています。ものごとは全て陰陽のバランスで成り立っており、これを理解することこそがマクロビオティックの本質に近づくことなんだなと感じさせてくれます。

ものの考え方(哲学や思想)がベースにあり、食を大事にすることで食事法が体系化されました。これがセットでマクロビオティックなんですね。「陰陽を知識として覚えるのは数時間あれば覚えられるような簡単な理論です。ところがそれを実感として理解するには三年ちかくかかります。」と文中にあります。桜沢如一氏は『陰陽一日 食養三年 真生活七、九年 無双原理は丸一生よ』と歌にしたそうです。誰に言うまでもなく知識として自分の中で理解し、食事を通じてマクロビオティックを感じていけるライフスタイルは非常にエキサイティングなことだと思います。

著者・勝又靖彦さんのインタビュー映像を制作しました。



食事法だけではない!マクロビオティックの考え方は無限に応用できる

この本は全6章で成り立っています。(巻末に西邨マユミ氏、片岡鶴太郎氏の対談が掲載)第一章の「陰陽で直感力を高める」では陰陽思想と感性を磨くことで日常を豊かにすることについて。第二章の「陰陽で健康になる」ではマクロビオティックを陰陽視点でたっぷり語ってくれています。生姜シップと芋パスターなどについての解説もあり、はじめての方にもよくわかる内容です。第三章の「子育てにも大いに役立つ陰陽思想」では子どもの食育について様々な事例とともに紹介されます。

第四章の「ビジネスで役立つ陰陽」は目から鱗の連発で、働き盛りの人はぜひここだけでも読んでみたらおもしろいと思います。なるほどねと思わずニンマリしてしまうでしょう。第5章は「陰陽から政治を読み解く」。同じく陰陽視点で政治を見るとこんな解釈ができるのかと。そして第6章は「桜沢如一の教え」。やはりルーツを知ることは大切です。彼がなぜヨーロッパで受け入れられたのか、自分の状態がわからなくなった人(本書では自律神経をとても重要に考えています。)への桜沢氏からのアドバイス、そして『陰陽一日、無双原理は丸一生』の’教え’について。

概念や思想を知ることは大切ですが、それを日常生活にどのように反映していくかは自分次第です。本書にはかなりのヒントがつまっていますし、同時にマクロビオティックの奥深さを知ることができる劇的な一冊になるでしょう。

”陰陽の考え方”を身につけて直感力を高める
著者:勝又靖彦
定価:本体1,400円+税
版型:W128×D188(四六版)
発行所:キラジェンヌ株式会社

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