魔法の秘薬と呼ぶに相応しいクランベリー。膀胱炎、歯周病、ピロリ菌減菌など身体の様々な不調に効果的なパワーフルーツだった。
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女性なら誰しも健康で、美しくありたいと願うのが普通です。
年齢とともに出来ては欲しくない、シミやシワという類の肌トラブル…。
そして膀胱炎などの尿トラブル、体の冷え・・・
なんとか歯止めをかけたいと思いながらも、不自然な化学的処置はしたくない。
IN YOUの読者ならそう願う方は多いのではないでしょうか。
薬で一時的な対処はできても、完全に治すことはできません。
できれば、自然な物で体に害がなく、負担のないものを日々の生活に取り入れたい…。
そう思っていた矢先、クランベリーには知られざる健康効果や、若返りの効果があることを知り、リサーチをすることにしました。
その結果、知れば知るほどクランベリーには医学的にも学会で発表されているほどの
素晴らしい効果がある事がわかったのです。
今回はそのクランベリーについて詳しく、ご紹介したいと思います。
クランベリーってどんな果物?
クランベリーはアメリカ原産の果物です。
学術名はVacciniumで、名前の由来は二説あり、クランベリーの花がツルの姿に似ていることから、Crane(鶴)ベリーとなったと言う説と、
クランベリーの花の蕾が車の重機のクレーンの様だからクレーンベリーが鈍ってなったと言う説とあります。
どちらにしても、効能の素晴らしさには変わりはありません。
クランベリーの効能は数えきれない。
クランベリーは物凄いパワーフルーツだった!
実はそんなクランベリー。
今、アメリカでは民間療法として使われている代表的な果物です。
医学の世界でも学会で発表されるなどし、大変注目を浴びています。
それでは、その効能を一部ご紹介しましょう。
〜尿路感染症を予防する〜
クランベリーの代表的な効果が、尿路感染症関連の予防改善です。クランベリーに含まれるポリフェノールのプロアントシアニジンには、抗細菌付着作用が認められていて、
膀胱炎、尿路感染症、ピロリ菌など好ましくない細菌を追い払い、
再付着するのを避ける効果があると言われています。
〜病院の泌尿器科でクランベリージュースが出される?〜
クランベリーの尿路感染症に対する効果は科学的にも認められていて、
クランベリーには尿のpHを調節する働きもあり、泌尿器科で使われている病院もあると言われています。
〜中嶋康彦著クランベリーより引用〜
「学会発表AESobota J.Urology.1984によると、
クランベリーのプロアントシアニジンは、尿路感染菌の尿路への付着を70%防止します。」と言われています。
〜あらゆる不調に効果があるクランベリー〜
クランベリーはありとあらゆる不調に効果があるということがわかりました。
簡単に書き出してみると
動脈硬化の対策
クランベリーに含まれるプロアントシアニジンが血液をサラサラにして血流中のコレステロールの酸化を予防します。
善玉コレステロール増加
ペンシルバニア・スクラントン大学のビンソン教授によると1日3杯のクランベリージュースを摂取してコレステロール値を調べたところ、善玉コレステロールが増加する事がわかりました。
歯周病の予防
クランベリーに含まれるプロアントシアニジンには、歯の表面に付着する菌を追いだして
再付着するのを防ぐ働きがあります。
(歯周病の予防に使うジュースは砂糖の添加されていない物を使用しています。)
胃潰瘍の対策
北京大学がん研究センターでは、クランベリーに含まれるプロアントシアニジンには
胃潰瘍の原因であるピロリ菌に効果があると報告しています。
〜その他の効果色々〜
目の疲れ
抗酸化作用のあるポリフェノールがブルーベリーの2倍以上ふくまれているので、
目の疲れなど眼精疲労に効果が期待できます。
シミ色素沈着などを予防する美容効果
クランベリーに含まれているアルブチンは、今や化粧品業界も注目している成分です。アルブチンには、メラニン色素の生成を抑制・阻止する働きがあり
シミや色素沈着などを予防する効果が期待できます。
風邪予防やインフルエンザの予防・抗ウィルス作用
クランベリーに含まれている豊富なビタミンCとポリフェノールの抗菌作用が
風邪などの予防に効果が期待できます。
本当にたくさんの効果があげられています。
そして、その素晴らしい効果は色々と語り伝えられています。
大航海時代に沢山の人々の命を救った〜奇跡の果物クランベリー
大航海時代の歴史をひもとくと、クランベリーが沢山の人々の命を救った事が分かります。
大航海時代といえば15世紀から16世紀にかけてヨーロッパからアメリカを目指し
沢山の人々が海を渡ったと言われている時代です。
特に有名なのがアメリカ東海岸のマサ
チューセッツ州にあるケープコッド・プリマスという町での出来事です。
1620年イギリス人清教徒を含む総勢102名が66日間かけて、メイフラワー号で最初にプリマスに上陸します。
そしてプリマスに開拓村を作り生活をしますが、彼らが持ち込んだ植物はアメリカの気候に合わず、
開拓村の半数の人々が飢えや壊血病などの病気で亡くなったと言われています。
(壊血病→ビタミンCが不足することにより、皮膚や歯茎からの出血する病気。)
1621年に先住民であるインディアンの酋長がアメリカの土壌に合った
トウモロコシなどの作物の作り方を教えました。
その中にはクランベリーがありクランべリーを食べた人々は
壊血病を免れ命が救われたと言われています。
その翌年の1622年には先住民と開拓者は平和条約を結び、
それ以来アメリカではクランベリーを栽培する様になったと言われています。
現在でも、船に乗る仕事をしている人達は壊血病予防のためにクランベリーを食べていると言われています。
11月の第4木曜日の感謝祭では、クランベリーは感謝のシンボルです。
クランベリーの成分は素晴らしい。代表的な成分は約19種類
クランベリーはなぜこんなに凄い効果があるのでしょうか?
クランベリーの成分を書き出してみるとなんと19種類にも及びます。
中でも抗酸化作用のある物が多く含まれており、若返りの秘薬ともいえそうです。
・ポリフェノール→活性酸素を除去して老化を防ぎます。
ちなみに、ブルーベリーの2倍以上含みます。
・ビタミンC→肌にハリ、風邪予防。
・ビタミンB1→精神を安定させる。消化を助ける。
・ビタミンE→抗酸化作用があり、老化を予防します。
・ベーターカロチン→抗酸化作用。
・葉酸→赤血球や細胞の新生に必須。
・カリウム→腎臓の老廃物を排泄し、高血圧を予防する。
・カルシウム→骨や歯の形成。
・マグネシウム→循環器系の健康を守り、カルシウムとのバランスをとる。
・リン→骨や歯を作る。
・食物繊維→栄養素の吸収を緩やかにし、有害な物質を排出する。
・アミノ酸→タンパク質を作る。
・タンニン→殺菌、抗酸化作用。
・アルブチン→美容成分。
・リグナン→植物エストロゲン。
・キナ酸→強い雑菌効果。
・アントシアニン→視力・肝臓機能の向上、血圧の上昇を抑制する。
・プロアントシアニジン→細菌を追いだし再付着を防ぐ。
・ケルセチン→抗酸化作用、血糖値を下げる。
書きだしてみると、本当に素晴らしい栄養がギッシリ詰まっていることがわかります。
参考文献・ポリフェノールたっぷりのクランベリー・著:中嶋康彦・医学監修:鈴木研一
・心と体に美味しいパワーフルーツハンドブック・著:田中伸義
・アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書・ジェームス・M・バーダマン
クランベリーの選び方と、注意点:市販のドライクランベリーは砂糖まみれ?!
クランベリーは、とても凄い効能がある素晴らしい果物なのですが、少々難点があります。
それは味が、酸っぱい事。
さらに、
一般に出回っているクランベリーの加工品の殆どの物が砂糖が添加されています。
ドライフルーツになると砂糖の他に植物油などオイルが添加されている物も多くなりますので、健康の為にと思って食べても糖分の摂り過ぎなどの他の心配が出てきますから、出来れば砂糖不使用のフリーズドライタイプやパウダータイプなどがオススメです。
クランベリーを普通に購入しようとすると、ジャムやジュース・ドライフルーツなどの加工品が多くなり、
糖分の摂り過ぎが心配になりますが、パウダータイプや、サプリメントならその心配がありません。
クランベリー本来の効能効果を求めるなら、
オーガニックでのもので栄養素や効能が失われていないフリーズドライや生のものが一番おすすめです。
〜クランベリーの摂取量〜
クランベリーは食べ物ですので、よほど沢山の量を取らない限り問題はありませんが、やはり、取り過ぎることによってお腹がゆるくなったり、下痢をしたりという報告もありますので注意が必要です。
サプリメントなどを摂るときは、メーカーの指示を守るようにして下さい。
また、妊娠中であったり病気などで医療機関にかかられている方は、
医師に確認の上摂取するようにして下さい。
ベリー類は魔法の秘薬
クランベリーの他にも「ベリー」と名のつく果物があります。ベリー類の定義は色々ですが、小さい多肉の果物の総称です。簡単に分類しますと下記の様になります。
バラ科→イチゴ、キイチゴ
ユキノシタ科→クズベリー、スグリ
ツツジ科→クランベリー、コケモモ、ブルーベリー
代表的なベリーの果物と効能
〜ブルーベリー〜
ブルーベリーは目に良いと最近はとっても人気のある果物で、
よくスーパーでも見かけますし、ドラックストアーのサプリメントコーナーにも置いてある物も見かけます。
含まれている栄養は、ビタミンA、C、E、ベーターカロチン、葉酸、アミノ酸、
食物繊維、エラグ酸、アントシアニン。
効果としては、動脈硬化などの生活習慣病予防、花粉症対策、
アンチエイジング効果なども期待できそうです。
〜ラズベリー〜
お菓子のトッピングによく使われるので、おしゃれなイメージがありますが、
こちらの果物も引けを劣らず沢山の嬉しい効果効能があります。
含まれている栄養はビタミンB1、B2、B6、C、E、ベーターカロチン、葉酸、カリウム
カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、マンガン、リン、有機酸、食物繊維、エラグ酸、アントシアニン、ルチン、ケルセチン、などが含まれています。
そして中でもビタミン、ミネラル類が多く含まれているので、
免疫力を高め生活習慣病などにも効果的と言われています。
また、ラズベリーの葉は昔から女性のお茶と言われていて、
子宮や骨盤周りの筋肉に働きかけ生理痛などを緩和すると言われています。
若返りと魔法の秘薬・ミックスベリージュース
どの果物もベリーと名の付く果物は、ポリフェノールたっぷりで、抗酸化作用が期待でき美肌になれそうです。
今回ご紹介したクランベリー、ブルーベリー、ラズベリーなどをミックスしてジュースにし
毎日少しづつとることで、健康と美肌を手に入れて見てはいかがでしょうか。
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