糖質は悪なのか。こうじで発酵させる「簡単こうじシロップ」の作り方。麹の力で残暑を吹き飛ばそう!
糖質は悪なのか。こうじで発酵させる「簡単こうじシロップ」の作り方。麹の力で残暑を吹き飛ばそう!
こんにちは。日本糀協会えいらくさゆりです。
毎日猛暑が続いていましたが、最近朝夕は「秋」を少し感じる様になりました。
お昼がまだまだ暑いので、つい、冷たい物をとったり、食欲がわかずにたべないままになったりしてしまう方も多いともうのですが、
朝夕の「冷え」で体調を崩す方が多いのもこの季節。
そんな季節は何より「胃腸をいたわる」のが一番!
胃腸が元気なことは、健康を保つために何より大切なことです。
無理やり食べても、胃腸が弱っているとしっかり消化吸収できないばかりかかえって身体の負担になりかねません。
じゃあ、胃腸の負担にならない食生活とは、一体どんな物でしょうか?
甘い物は身体に悪い?
現在、糖尿病の増加を始め、肥満や糖質のとりすぎが身体に良くないと言うことは食に関心のある方であれば「当たり前」となっているかと思います。
しかし、甘酒が身体に良いと言われるように、糖質、とりわけ【ブドウ糖】は、すぐに身体に吸収され、
素早くエネルギーに代わってくれると言う、弱った身体には大変ありがたいもの。疲れた胃腸にも負担をかけず、元気のもととなってくれます。
要は、
糖質を取りいれるときに
・とりすぎていないか。
・必要なタイミングでとりいれられているか。
・糖がエネルギー変換されるときに必要な栄養素をしっかりとれているか。
これが大変大切になってくるので、「糖と一緒に必要な栄養素を取り入れることができているかどうか」を考えることが一番大切です。
きちんと代謝される糖は元気の源!
私はご飯が大好きで、一般的定食を思い浮かべた時、ご飯の量が少なく感じてしまいます。ご飯:おかず=1:1
これが私の中の定番。
実は、ご飯が1以上のときも。
ちょっと、ご飯食べ過ぎ?って思うかたもいますよね。
でも、ご飯を沢山食べると言う食生活を子どものころから続けているので、ご飯を食べないと元気が出ませんし、食欲もわかなくなってしまうどころか、下痢気味になったり、身体がだるく感じてしまったりします。
これは、「習慣」も大きいと思うのですが、ずっとご飯を食べている私にとって、ご飯分のエネルギーをタンパク質や油で補うには、
胃腸や肝臓などに負担がかかってしまうのだと思っています。
胃腸に負担をかけないご飯が健康への鍵!
「甘い物は身体に悪い」と控える方も多いと思いますが、甘酒と同じく、すぐに身体のエネルギーになるブドウ糖や、ブドウ糖に分解されて吸収される炭水化物は、吸収代謝に一番負担がかからない栄養素。
おかずは、この「糖質」がうまく代謝されるために必要なミネラルやビタミンが入った物をチョイスすれば、身体の中は上手に回って行き始めます。
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¥ 18,225 (税込)突然ご飯を食べましょうと言われても難しいかもしれません。
しかし、身体がばて始めているときは、適度に糖質を取って身体を元気にしてあげることは大切です。
そんなときは、簡単にできるお手製こうじ発酵シロップを試してみるのはいかがでしょうか?
1〜2週間でできる!暑さで食欲がわかない人にオススメのこうじ発酵シロップ
「酵素ドリンク」はとても流行ったのでご存知の方も多いと思いますが、お好きな方も多い「素手の常在菌」と言うのが、私はあまり得意でありません(気分的に、です)。
そこで、こうじの中に含まれているコウジ菌と微生物を活用させてもらって作る「こうじ発酵シロップ」を作っています。
非加熱で作るシロップにはビタミンやミネラルがいっぱい!
市販の甘い物をとることによって起こる弊害は、・人工甘味量 の摂取
・遺伝子組み換え食物によって作られたブドウ糖果糖液 の摂取
・糖質のみで糖質の代謝に必要なビタミンやミネラルが不足するため、
結果的に糖質の過剰摂取となる
です。
しかし、自家製のこうじ発酵シロップなら、
天然の果物に含まれるビタミンやミネラルがそのまま摂取でき、代謝の助けをしてくれます。
また、シロップに使う糖(砂糖・黒糖・甜菜糖など)も、
そのまま摂取するよりも、こうじの酵素が分解してくれるため、吸収がスムーズに。
とりすぎに注意さえすれば、弱った胃腸にはとっても優しい優れものです。
こうじ発酵シロップの作り方
シロップにする旬の食材を選ぶ
私は今年、夏に向けて、7月に購入した梅と赤紫蘇を使ってシロップを作りました!これから作るのであれば、今出まわっている桃や
これからが旬の生姜やりんごもオススメ!
まだまだ先になりますが、国産品無農薬レモンが出回る時期には、
沢山買って、シロップにしてしまうのもオススメです。
※皮をむかずに漬込むので、できるだけ農薬を使用していない物を使ってください。
容器と糖、こうじを用意する。
白砂糖が一番作りやすいと言われていますが、酵母が活動しやすいと言うのが理由のようです。こうじの発酵はぶくぶく泡の立つような物ではありませんので、泡があまり立たなかったとしても、失敗したと思う必要はありません。
黒糖はミネラルが豊富なので是非使いたい糖ですが、くせが強いため、果物等の風味を損なってしまう場合もあります。
レモンや生姜のようなパンチの効いた物と一緒に使うのがオススメ。
私はいつも、シロップ作りには甜菜糖を使っています。
糖(有機黒糖・有機甜菜糖など)(g)=使う食材の重さ(g)×1.1
こうじ(g)=使う食材の重さ(g)×0.1
水分量が少なめの食材には、これに、こうじと同じ分量のお水をたしてあげてもOKです!
容器は、この材料が全て入る大きさの物を用意してください。
食材を1kg使うのであれば、食材にもよりますが、5リットル用くらいが使いやすいと思います。
作り方
① 容器を消毒します。きれいに洗って、アルコールで拭き取るのが一番やりやすいと思います。
② 食材をきれいに水洗いして、水気を切ったあと、
ペーパータオル等で水分をとっておきます。
③ 糖、食材、糖、食材と、少しずつ交互に瓶の中に入れて行きます。
④ 最後に糖を入れるので、その分の糖を置いておいて、こうじを入れます。
(水を使うときは、この時の上にかけてあげてください)
⑤ 一番上ににフタをするように糖を入れて、容器のふたを軽く閉めます。
これで、一日1.2回かき混ぜて、1週間〜2週間ほどで出来上がり!
(きれいに洗った素手でかき混ぜてもオッケーですが、私は金属のお玉や、木べらを使って混ぜています。)
酸素が無くなると酵母が嫌気性発酵をはじめて、アルコールができてしまうため、
毎日酸素を送り込んであげて下さいね!
糖が全て溶けて、食材が上の方に浮んで来てぷくぷく泡が出ているようならOK!
味見をして、食材のエキスがでてるなあ!
と思えたらざるを使ってこす。
シロップはきれいな容器に入れて、冷蔵庫で保管しましょう!
残った食材は、ドリンクと一緒に食べたり、干してドライフルーツにしたりして一緒に食べられます。
煮込んでジャムのようにするのも美味しい!
こうじ発酵シロップはどう使う?
お水や炭酸水で薄めてドリンクに
オーソドックスですが、食欲がないときにはドリンクが助かる!
私は甘めが好きなので、2倍ほどに薄めて飲みますが、
甘いのがちょっと苦手な方は、2.5〜3倍程度に薄めるのが良いと思います。
・朝食が食べにくい日。まずは朝いっぱいのこうじ発酵ドリンク。
・沢山汗をかいた後。水分とミネラル、ビタミン補給のドリンクとしてのこうじ発酵ドリンク。
・ファスティング後の回復食として使うこうじ発酵ドリンク。
あまり冷やして飲まないようにするのも、胃腸に負担をかけないためには大切です。
ドレッシングや和え物に
甘酢和えやサラダのドレッシングにシロップを使ってもOK!果物や生姜の香りが食欲をそそります。
そのままかき氷シロップとして
夏は子どもたちがアイスやかき氷を食べたがります。でも、市販の氷菓やかき氷シロップには、
・人工甘味量 の摂取
・遺伝子組み換え食物によって作られたブドウ糖果糖液 の摂取
・糖質のみで糖質の代謝に必要なビタミンやミネラルが不足するため、
結果的に糖質の過剰摂取となる
こちらの危険が・・。お手製のシロップなら、安心して使えますよね!
私はお店でも、限定販売でうめ紫蘇こうじシロップのかき氷をお出ししています。
上に乗っかっているのは、こした後の梅と紫蘇とこうじを煮詰めて作ったジャム状のもの。
見た目はイマイチなんですが、いっっしょに食べた方が断然美味しい!
※これもまた、食べ過ぎるとお腹を冷やすので要注意!
ですが、試作で沢山食べてしまっている私。
意外にこの夏、胃腸は元気で食欲が減りません!
梅や紫蘇のおかげかな??
一つのことを悪者にしないで上手に糖質を使う!
糖質制限が流行ってから、ずいぶん悪者扱いをされている「糖質」ですが、使い方次第で健康に役立てることはできますし、基本のエネルギーは糖質であり、私はきちんと食事の中で摂取して行くべき物であると思っています。
体質もあると思いますが、「ご飯が基本」の食事をつづけて40余年。
一度も肥満とは縁がありませんし、40歳を超えて、極度に代謝が落ちたなと思うこともありません。
また、よく「体臭を感じない」とも言われます。
私はお肉も食べますし、玄米を常に食べているわけでもないのですが、
一般的に言うと、マクロビに近い食生活を好んでやってきていたのかも?
とこれまでを振り返って思えます。
未だに、ご飯を食べに行って、「よく食べるね〜」と言われるのは、ご飯をおかわりすることが多いから・・・。
あなたは、これまでどんな食生活で、どんな物を好んで食べ、今どんな状態で、
これからどうなりたいですか?
一つの栄養素を悪者にするのではなく、自分にとって何がバランスがとれた食事なのかを
もう一度見直してみませんか?
これまでのダイエット法や食事方法があまり身体に合わなかったと思う方は、
是非、「ご飯を沢山食べる食事」を試してみてもらいたいと思います!
そして、肥満や糖尿病にならないための「糖質の取り方」を考えてみてくださいね!
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