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年末年始の疲れた体に染み渡る。 離乳食にも使える、簡単養生スープの作り方。

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今年も、何かと慌ただしくなる年末年始がやって来ます。
元気に楽しく過ごしたいですね!

我が家では、少し前から、今年の春に生まれた息子の離乳食づくりがスタートしました。



それに合わせて、離乳食教室に行ってみたり、関連する本を読んでみたり。
参考になる部分もたくさんありましたが、いくつかのモヤモヤとした疑問が。
そのうちのひとつが、

「離乳食には季節は関係ないの?」
ということ。



日本には四季があり、私たちは旬を大切にした食事や暮らしをしています。
特に、私がお伝えしている薬膳ベースの養生ごはんでは、季節をとても大事にしています。

でも、離乳食に登場するのは、春夏秋冬に関わらず同じ食材であることがほとんど
赤ちゃんが好きな離乳食の定番とされる「バナナ」も、
真夏の暑い時期ならともかく、他の時期に食べるのには疑問を感じます。

もちろん食べやすい食材(米、根菜、果物など)や、離乳食の時期に合わせて食べられない食材もあり、
大人と全く同じように旬を楽しむという訳にはいかないのですが。

大切な人生や食のスタート期だからこそ、旬を意識することが大切なのではないでしょうか。

IN YOUの読者の方には、小さなお子さんを持つご家庭も多いことと思います。

そこで今回は、年末年始の疲れた身体にもやさしい、
簡単大人ごはんと離乳食・離乳食についてご紹介します。

年末年始の身体は疲れているかも?

クリスマスやお正月などのイベントが重なるシーズン。
家族や友人と集まったり、外食したりする機会が増えてきますね。



また年末年始の休暇に向けて、業務量が増えたり、
大掃除など、家事でやるべきことが多くなったりする時節でもあります。

そこに本格的な寒さも加わるので、身体はどうしても無理をしがち
無理が続くと、風邪を引きやすくなったり、体調を崩しやすくなったりします。

元気に過しているつもりでも、年末年始の身体は疲れているかもしれません

体の疲れが悪化する前に。知っておきたい食予防

特に、小さなお子さんのいる家庭では、これからの時期は体調管理に注意したいですね。

家族の誰かが病気になると、他のメンバーにも病気が移ってしまい、
なかなかスッキリせず体調不良が続いたまま
ということも。



かくいう私自身も、この春に息子が生まれ、以前に比べて体調不良を感じやすく、
また体調が悪くてもしっかり休めないので治りが悪いと感じています。

そこで最近思っているのは、体調を崩す前の「予防」が何より大切ということ。
自分自身の現状も踏まえて、痛感しています。

予防する方法にもいろいろありますが、まずは身近な方法から
年末年始はいつも以上に「食」を大切にしたいと思っています。

小さなお子さんだからこそ、身体にやさしい食べ物を

年末年始のような慌ただしい時期になると、
大人だけでなく子どももいつもとは違うペースでの生活になるため、
楽しそうにしていても実は身体が疲れているかもしれません。

小さな子どもは、自分の体調をうまく言葉で表現できません。
こどもの様子を、よく観察するようにしたいですね。



クリスマスやお正月などで、ハレの日の食事を楽しむことも大切。
それと同じくらい、その前後でしっかり身体を休ませることも大切。


離乳食・幼児食でよくある悩み

ところで。
小さいお子さんを持つママから、離乳食や幼児食についてこんなお悩みをよく聞きます。



「手間がかかって、作るのが大変!」
「ワンパターンになりがち」


忙しい時期になると、さらに重荷に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、大丈夫。

今回は、我が家で実践していて年末年始にもおすすめの
簡単な取り分け離乳食・幼児食をご紹介します。

旬の食材を使った簡単養生ごはんで、
身体を緩めて、疲れた身体をやさしく休ませてあげましょう。

年末年始の簡単大人ごはんと、取り分け離乳食・幼児食

では早速、我が家でもよく作っている、簡単養生ごはんと取り分け離乳食・幼児食についてご紹介します。

もちろん、ご自宅にある食材・道具でのアレンジOKです。

冬は根菜が美味しくなる時節。
土のなかで育った根菜類には、身体を温める作用を持つものも多いですし、
じっくりと加熱することでも温め効果が高まります。

薬膳では胃腸の働きを整える「大根」や、
食物繊維が豊富で腸内の掃除をしてくれる「ごぼう」、
粘膜を保護し喉などの炎症を緩和する「蓮根」、などを使うのがおすすめです。

根菜は柔らかくなるまで時間がかかるので、その都度柔らかく煮るのは面倒!
でも、「根菜スープの素(ストック)」をまとめて作っておくと、
いろいろとアレンジができてとても便利
です。

根菜ゴロゴロスープ(大人)と根菜ごはん(子ども)の作り方

材料

・お好きな有機野菜
*今回は、人参、じゃがいも、玉ねぎ、ごぼう、蓮根、大根を使用しました。
・お水  鍋のお野菜がひたる程度

下準備

全てのお野菜を、水洗いし、乱切りにする

作り方

1.鍋のサイズに合わせて、根菜をたっぷりと使います。大き目の乱切りにします。



2.根菜を鍋に入れて、ひたひたになる位の水を加えます。
(離乳食に使う場合は、塩は加えずに作ります)。


3.中火にかけて、沸騰したら弱火にする。具材が柔らかくなるまで加熱する。
圧力鍋を使うと、加熱時間が短縮できます。




子ども用は、離乳食なら好みの野菜(大根などアクの少ないもの)を取り出して、
適度な大きさに潰してスープで伸ばします。今回の我が家の離乳食は、「にんじんのペースト」。

ポイントアドバイス

離乳食後期や幼児食には、お子さんに応じて小さめに刻んでスープにするのもいいですね。この根菜スープの素(ストック)は、冷蔵庫で3~4日程度保存できます。大人用は味噌を加えて「味噌汁」にしたり、塩を加えて「スープ」にしたり。


大根のすり流しスープ(大人用・子ども用)の作り方

  • (大人ふたり分+
    子どもひとり分)

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材料

・有機大根 3~4センチ
・昆布出汁(薄めのもの) 400㏄
有機葛粉 大さじ1
天日塩 ふたつまみ
有機醤油 お好みで
・オーガニック梅干し お好みで

作り方

1.大根をすりおろす。

2.大根と昆布出汁を鍋に入れて温める。沸騰したら弱火にして、1~2分加熱する。
(→離乳食用はここで取り分ける。)



3.2の鍋に葛粉・塩を入れて、よく混ぜながらさらに加熱する。
塩と、好みの固さのトロミが付いたら火からおろす。
お好みで醤油・梅干し(種を取り包丁で叩く)を添える。

ポイントアドバイス

胃腸が疲れているなと感じる時には、薬膳では消化を助ける野菜「大根」をメインにしたスープがいいですね。大根の代わりに、蕪でつくるのも美味しいです。葛粉は、ご家庭にあればでかまいません。やさしいトロミが付いて、身体も温まります。


【番外編】セイロの蒸し野菜

寒い時期には、セイロを使った蒸し野菜もいいですね。
我が家では、休日の朝ごはんなどによく作ります。
竹のいい香りが部屋いっぱいに広がる、という嬉しいおまけ付き!




素材の味がしっかり楽しめて、そのままでも十分に美味しいです。
(中華まんなどを一緒に蒸せば、食欲旺盛なメンバーも満足できますよ!)

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離乳食用には、柔らかめに蒸した根菜を取り分けて潰して、お湯などで伸ばします。




ちなみに蒸す時に使ったお湯は、そのまま捨てるのは勿体ないので、
私は湯たんぽやネックウォーマーに使っています。

さいごに



息子の離乳食を作りながら、
野菜など素材の味をシンプルに活かした料理は本当に美味しいなぁ
と毎日感じています。
せっかく作るなら、いい素材を使い、愛情を込めて料理したいですね!

「子どもの体調に合ったごはんが大切」
「年末年始=慌ただしい時節で身体が疲れやすい」
というこの時期にありがちな体調の変化も意識して書いてみました。

小さなお子さんのいる方にとって、何かの参考になれば幸いです。
体調を整えて、年末年始を元気にお過ごしくださいね!

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