旨味と栄養たっぷりの干し野菜、乾燥レンコンをフル活用!梅と昆布の炊き込みご飯の作り方。
あなたはどれほど「干し野菜」を活用していますか?
独特の風味や食感、高い保存性で、日本人の食生活に古くから馴染んでいる「干し野菜」。
「干し野菜」と言えば、今までは、干し椎茸、切干大根、乾燥ひじきなどが定番でしたが
近年は「え!こんなお野菜も干し野菜にできちゃうの?」と思うくらい、干し野菜の種類も増え、
ふりかけやインスタント味噌汁の具のバリエーションも、いつのまにか豊富になった印象があります。
また、節約や環境のために、ご家庭で干し野菜を作る方も増えてきており、
数年前から、自家製の干し野菜作りは、ヘルスコンシャスな方々の中でブームになっています。
知って得する!干し野菜のメリット
ところで、干し野菜には、一体どんなメリットがあるのか、ご存知でしょうか。
今回は、ぜひ知って頂きたい干し野菜のメリットについて、簡単にまとめてみました。
高い保存性
干し野菜は、食材の水分を徹底的に蒸発させるので、保存がきくのが特徴です。家に常備していれば、何かと便利ですし、軽くてかさばりにくいので、まとめ買いにも苦労しません。
また、ご家庭で余ったお野菜を干し野菜にすれば、経済的で、かつ環境にも優しいですし、
旬の時期にしか収穫できないものでも、干し野菜にすることで、一年中食べることができます。
栄養価や旨味成分がUP
水分が少なくなることで、旨味成分や栄養成分が凝縮され、味わいに深みが生まれます。また、みずみずしい生の野菜に比べたら、食べられるかさが増えるので、獲得できる栄養素のUPにもつながります。
ただし、干し野菜を水で戻すと、水溶性の栄養素が戻し汁に溶け出てしまうので、ぜひ、戻し汁も、煮物や味噌汁などの出汁として活用して下さい。
中庸~陽性の性質をもつ
マクロビオティックでは、陰陽の調和(中庸)のために、極端な陰性食品と極端な陽性食品を控え、中庸よりの食品をバランスよく選ぶことが求められますが、
調理方法によって、野菜の陰陽が変化することをご存知でしょうか。
野菜は、多くが、中庸~陰性の性質を持ちます。
しかし、煮込んだり、炒めたり、揚げたりなど、”熱を加える”ことで、陽性に傾きます。
なかでも、太陽の光をたっぷり浴びて、長い時間をかけて水分を蒸発させる「天日干し」という方法は、食品をより陽性に近づける方法です。
まだまだ冷え込む季節。冷え対策のためにも、中庸~陽性の性質をもつ干し野菜を効果的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
INYOUおすすめの干し野菜!
「乾燥蓮根」を試してみませんか?
12月頃に旬を迎えた「蓮根」。
マクロビオティックの理論では、呼吸器系の働きを助ける中庸~やや陽性の野菜で、
粘膜を保護したり、乾燥を和らげる作用をもつことから、
昔から、咳や痰の辛い症状を抑えたり、鼻や喉の違和感を軽減する働きがあると言われています。
蓮根に豊富に含まれる栄養素
・デンプン
・ビタミンC
・ミネラル(カリウム、鉄、銅、亜鉛)
・食物繊維
・タンニン(ポリフェノール)
・プロトアントシアニジン(ポリフェノール)
通常でいうと、ビタミンCは熱に弱いので、熱が加わると無くなるのですが、
蓮根はデンプンが多いため、熱を加えてもビタミンCが多く残ります。
また、プロアントシアニジンは、
脂肪肝が改善する可能性があるという報告もでてきています。
ですから、冷えを改善したい方、風邪を予防したい方、
高血圧予防、便秘予防、美肌効果などに蓮根はお勧めの食材なのです。
戻す手間要らず!
乾燥蓮根を使って、炊き込みご飯を作ってみよう!
先ほど、干し野菜の戻し汁は、栄養素を取り損なわないために、ぜひ使って頂きたいことをお願いしましたが、
今回は、乾燥蓮根の栄養を余すことなく頂ける「炊き込みご飯」のレシピをご紹介したいと思います。
炊飯の過程で蓮根が戻るので、炊飯前に戻す手間要らずで、手軽に作ることが出来ます。
なにより、乾燥蓮根から流れ出た旨味をご飯が吸収してくれるので、一段と風味よく、口の中に甘さが広がります。
今回は、梅干しと刻み昆布、もち麦などを使って、食感、色味、風味をプラス。
防腐効果がある梅干しを使いますので、お弁当のごはんとしてもおすすめですよ。
旨味たっぷりの乾燥蓮根を使って。
「梅と昆布の炊き込みご飯」の作り方
材料
作り方
1.梅干しは種を除いて、包丁でたたいておく。
2.炊飯器に、米、もち麦、炊飯用の水を入れ、表面をならす。その上に、乾燥蓮根と1の梅肉、刻み昆布をのせて、炊飯スタートをする。
★鍋炊きの場合は、蓋をして強火で沸騰させ、鍋と蓋の隙間から水滴が出てきたら、極弱火にし、10~12分加熱し、火を止めて、10分~蒸らしてください。
3.蓋を開け、全体を切り混ぜる。
この乾燥蓮根は、大分県のとある蓮根農家さんが、美味しさ・健康のために土壌作りからこだわった有機蓮根を、乾燥させて作られたものです。そんな手塩にかけて育てられた蓮根を乾物加工した「乾燥蓮根」は、日持ちするのはもちろんのこと、うまみやミネラルなどの栄養分がぎゅっと濃縮されています。元々「陽性」の性質をもつ蓮根に、さらに乾燥して水分を飛ばした乾燥蓮根は、より「陽」の性質が強まっています。冬場の寒い時期に、夏場のクーラーで冷えた身体に、1年中お勧めの商品です。
このレシピで使ったアイテムをIN YOU Marketで買ってみよう!
オススメの記事
干すことで、栄養価もパワーアップ!残り野菜は、干し野菜にしてしまおう!手軽にできる干しごぼうの作り方
干すだけで鉄分が約32倍?!女性の味方「干し野菜」の知られざる凄いパワー。干し野菜で病気知らずになろう。
「お弁当作るのめんどくさい」忙しい女性必見。初心者でも、隙間時間でお弁当作りを時短で行うテクニック。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう