簡単×便利!作り置き野菜マリネ活用テク|梅とメープルのマリネの作り方
忙しい朝にピッタリのマリネ
忙しい朝。
野菜をしっかり食べられるのが理想的ですが、
朝から面倒な下ごしらえをする時間はありません。
私の場合、時間があっても朝は気力がありません・・・
また一度に、何種類もたくさんの野菜を摂取しようと思えば更に大変です。
そんな時にも数種類のマリネが冷蔵庫にあれば、パンに添えたり、ご飯のお供にしたり
パッと出せて栄養満点、何より野菜の鮮やかな色がテーブルに並ぶだけで、朝の活力になります。
作り置きマリネは時間のあるときに仕込んでおけるので、余裕のない朝にはピッタリです。
特別な食材は使わず、身近な食材と調味料で。
けれど好みや気分に合わせて組み合わせを変えてアレンジを楽しめます。
朝に摂りたい栄養素
朝食には、睡眠中に低下した体温を上昇させて、
休んでいた脳や身体機能を目覚めさせてくれる効果があります。
朝食を抜くと、朝起きたときのエネルギー代謝が低いまま午前中を過ごすことになります。
これでは仕事の効率も勉強の集中力もあがりません。
簡単な朝ごはんでも主な栄養素3つを取り入れることで、
バランスのとれた理想的な朝ごはんができます。
ごはんやパンなどのでんぷん質を含む「炭水化物」
脳はブドウ糖を消費しながら、活動しています。
集中力アップの為にも大切なエネルギー源のひとつです。
牛乳やヨーグルト、チーズ、卵など良質な「タンパク質」
タンパク質は筋肉や臓器を作り、栄養素を体に運びます。
朝の体温を上げて、体を目覚めさせるのに不可欠な栄養素です。
野菜や果物などの「ビタミン、ミネラル類」
ビタミン、ミネラルはエネルギー源にはなりませんが、タンパク質などの分解や合成を助ける働きをもち
身体の調子を整えるのに不可欠な栄養素です。
基本のマリネ液
どんな食材でもマリネのベースとなる調味料は、酢、オイル、塩の3種類のみです。
酢は基本的には、
マイルドな酸味でくせがなくどんな食材にも合わせやすい米酢がおすすめです。
ほかには、フルーティで優しい酸味のりんご酢、
コクと甘み、深い味わいが特徴のバルサミコ酢も使用します。
オイルは、主に使用するのはオリーブオイル。
オリーブの香りと味わいがプラスされ洋風のマリネには不可欠だと思います。
ほか無味無臭である菜種油であれば油の風味がつかないので
和洋中エスニック問わず使えます。
ごま油は、ごまの強い香りがプラスされるので
中華風や韓国風に仕上げたいとき、ナムルには不可欠の油です。
塩はフランスブルターニュ地方で作られる「ゲランドの塩」。
一般的な塩よりやや高価ですが
まろやかで深い味わいが特徴で素材の味を引き立ててくれるので、おすすめです。
塩の代わりに、塩分となる醤油や味噌、ナンプラーなどを使うと
マリネの味の幅が広がります。
また我が家では今の時期、カレーパウダーを最後に一振りすることが多いです。
スパイシーさが食欲をそそり夏にピッタリな味に変化します。
マリネの正しい保存方法
塩や酢を使って作るマリネは保存食として楽しめます。
正しく保存しておけば、長く楽しむことができるので、保存の際の注意点や方法をご紹介していきます。
美味しいマリネのフレッシュな味わいをキープしましょう!!
保存容器
マリネはホーローバットやガラス製のバットなど、どんなものでも構いませんが
どちらも密閉できるものを選ぶことが大切です。
また野菜のきれいな色を利用して、瓶に詰めておくのもおすすめです。
密閉できる保存袋に入れても保存はできますが、長期保存には向きません。
特に汁気の多いものは注意が必要です。
保存前
使用するバットや瓶などの保存容器は、大きな鍋に湯を沸かして、全体をつけながら
3分ほど煮沸消毒しておきます。
容器が大きくて鍋に入らないときは、食用のアルコール洗浄液でふき取ります。
その際、キッチンペーパーが丈夫で清潔なのでオススメです。
旬野菜のマリネで身体を整えよう
旬の野菜を食べることは、何より身体にとってよいことです。
身体が自然に欲するものが、旬の野菜になっています。
例えば夏は暑さによって大量の汗をかき、気と津液を消耗しますので
気を養い(カボチャ、やまいもなど)、
水分を補って体を潤してくれる(トマト、きゅうり、レンコンなど)
野菜をマリネにして夏の間食べ続けていけば、身体を整えていきやすくなります。
旬の野菜は価格も安価で大量に手に入りやすいので
まとめて買って、いろいろな組み合わせで マリネにしておくことをオススメします。
夏の朝に食べたいマリネ2種
夏の暑い朝にサッパリと食べられて、栄養満点のマリネを2種類ご紹介します。
どちらもパンに乗せて、チーズをかけてトーストしてもいいですし
おにぎりに添えて一緒に食べるのもおすすめです。
ひじきとレンコンの梅マリネの作り方
材料
下準備
ひじきはたっぷりの水で戻し、しっかりと水気をきる。レンコンは3ミリ程度にカットして水にさらしておく。
作り方
①下準備がすんだひじきとレンコンを熱湯であわせて1分ほどゆがく。
ざるに上げて、しっかりと水気を切る。
②マリナードの材料をボウルで合わせておく。
③②のボウルに①を熱いうちに加えて、たたいた梅干し、みょうがも加えて和える。
④粗熱がとれたら冷蔵庫で1時間以上おいて完成。
煮物の食材に梅を加えて、さっぱりマリネに。血行をよくして水分代謝をスムーズにするひじきを合わせて夏にうれしい一品です。
かぼちゃと舞茸のメープルマリネの作り方
材料
下準備
かぼちゃはワタをのぞいて、一口大にカット。舞茸は食べやすい大きさにさいておく。
作り方
①一口大にカットしたカボチャを水にくぐらせて耐熱ボウルに入れ、ふんわりラップをして電子レンジ600Wで5分ほど加熱する。
②熱したフライパンにバター大さじ1を溶かして、舞茸をソテーする。
③ボウルにマリナードの材料を合わせて、①と②を加えてさっと混ぜる。室温で15分ほどおく。
暖かくても冷たくても美味しいマリネです。ローストして粗く刻んだくるみを加えると食感がプラスされて美味しいです。
参考:野菜たっぷり マリネ、ピクルス、ナムル 森崎 繭香 河出書房新社
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