子どもの夏休みに。野菜たっぷり!食中毒にならないための「火を使わない夏の養生作り置きおかず」の注意点ポイントと作り方。
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いよいよ本格的な夏の到来です。
「夏こそ、きちんと食べたい」という気持ちはあっても、暑い時期になると火の前に長時間立つのはなかなか億劫なもの。
そこで今回は、火を使わずに作れる野菜たっぷりの作り置きおかずのポイントと、簡単に作れる養生レシピをお伝えします。
お子さんが夏休みに入って「毎日の食事づくりが大変!」という方にもぜひ参考にしていただければ幸いです!
火を使わない、夏の作り置きおかずのポイント
私がベースにしている薬膳の考え方からすれば、基本的には、夏であっても加熱した温かい料理を食べるのがおすすめ。
一般的に成人の平熱は、36.5~37.0℃位。「口当たりが良いから」と言って、冷たいものばかり食べていると、知らず知らずのうちに身体が冷えてしまいます。
それは分かっていても・・・
暑い夏には「火の前に立つのが億劫!」という時もありますよね。
さらに、お子さんが夏休みに入って「料理を毎食作るのは大変!」という方も多いのではないでしょうか。
でも、
「身体にやさしい料理が食べたい」!
なんだか欲張りなようですが・・・
これからご紹介する「火を使わない、夏の作り置きおかずのポイント」は、そんな時に知っておくととても便利!(現在育児に奮闘中の我が家でも、日々実践しています)
<ポイント1> 香味野菜やスパイスを使う
大葉・ミョウガ・玉ねぎ・生姜・ニンニクなどの身近な香味野菜や、カレーなどに使われるスパイス類には身体を温める作用のあるものが多くあります。例えば、夏の定番料理である「冷奴」や「素麺」などには必ずネギやミョウガなどの薬味が添えられます。
豆腐や素麺はそのままだと冷えやすい料理ですが、薬味を添えることによって冷える作用が緩和されます。昔からの食べ合わせは、とても理にかなっているということですね!
火を使わずにおかずを作る時に「香味野菜やスパイスを使う」ことを意識するだけでも、冷やす作用が随分緩和されます。
<ポイント2> お酢の酸味を取り入れる
お酢などの酸味には、食欲を高めてくれる効果が期待できます。夏になると酢の物や酢飯が食べやすく感じられるのは、そのためですね。
また、酢には殺菌作用があるとされ、昔から保存食などにもよく使われてきました。
薬膳の考え方では、酢には身体を温めて巡りを良くする効果が期待されています。
夏の身体にも口にも美味しいお酢。火を使わない夏の作り置きおかずには、ぜひお酢を使いたいですね。
ただし、酸味の強いお酢は、そのままで使うと胃を痛めてしまうこともあります。「三杯酢」などのように適度な甘さを付けることが大切です。甘さの付け方のポイントについては、次にご紹介しますね。
<ポイント3> 甘さは、穀物やドライフルーツなど自然な素材を使う
ポイント2では「酢を使う」「甘さを付けて食べやすくする」ことをご紹介しましたが、甘味の取り入れ方にもポイントがあります。
白砂糖が身体を冷やすことは、IN YOUでもたびたび取り上げられ、INYOU読者の方であればすでにご存知のことと思います。
そこで甘みを付けたい時には、甘酒や米飴などの穀物から作られたものや、レーズンなどのドライフルーツを使うのがおすすめです。
火を使わない&野菜たっぷりの簡単養生レシピ2選!
では早速作ってみましょう。先にご紹介した3つのポイントを踏まえて、今回は、火を使わない&野菜たっぷりの簡単養生レシピを2つご紹介します。
<養生レシピ1> トマトとドライフルーツのマリネ
薬膳では、身体を潤す作用のあるトマトを使った作り置きおかずです。【材料(作りやすい分量)】
・完熟トマト 1個
・有機玉ねぎ 1/10個
・無農薬ドライフルーツ(レーズンやドライイチジクなどお好みのもの)ひとつかみ
・有機バルサミコ酢(または有機黒酢)大さじ1 ※酸味のマイルドなものが◎
・塩 ふたつまみ
・黒コショウ 少々
【作り方】
1.トマトは一口サイズ、玉ねぎとドライフルーツは粗いみじん切りにする。2.すべての材料をボウルに入れて、全体を混ぜる。
*作ってすぐ食べられますが、少し置いて味が馴染んだ頃も美味しいです。
パンにもよく合う、サラダ感覚で食べられる作り置きおかずです。「1」の工程でトマトを小さく刻めば、焼いた厚揚げなどに添えても美味しくいただけます。
<養生レシピ2> キャベツと大葉の甘酒浅漬け
薬膳では胃腸のはたらきを整える作用のあるキャベツを使った作り置きおかずです。【材料(作りやすい分量)】
・有機キャベツ 1/8個
・大葉 3枚 ※ミョウガや新ショウガなどでもOK
・有機酢 大さじ1.5
・無農薬甘酒(濃いもの)大さじ1/2~1
・塩 小さじ1/4
【作り方】
1.キャベツは一口サイズに切り、塩を加えてしばらく置き、水分を絞る。
2.大葉は手でちぎり、ボウルに全ての材料を加えて全体を混ぜる。
*作ってすぐ食べられますが、少し置いて味が馴染んだ頃も美味しいです。
甘酒の量は好みで加減してくださいね。
胃腸が疲れている時にも食べやすく、「大葉の代わりにミョウガを使う」「ワサビを加える」など、香味野菜を変えると味の変化も付けられるので、夏の常備菜におすすめ!
*****
今年も暑い夏がやって来ましたね!
今回ご紹介した料理のポイントや養生レシピは、
「気楽に、でも、きちんと食べたい」という方におすすめです。
ぜひ、夏のごはんづくりに役立てていただければ幸いです!
では、皆さまにとって健やかな夏になりますように。
この時期、オススメしたい安心安全な農薬不使用の甘酒
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発酵食品の健康効果が見直されるようになり、スーパーやコンビニでも
瓶入りや缶入りの甘酒を見かけるようになりました。
でも、その多くは砂糖やオリゴ糖などが加えられており、麹のみで甘さを出しているものは多くありません。
有機栽培や自然栽培の原材料にこだわっているものは非常に少なく、
INYOU読者の皆さんが安心して飲むことができるものは、なかなか手に入らないのではないでしょうか。
こちらの甘酒は、自然栽培の玄米を麹にし、その麹の力だけで糖化させて作っています。
もちろん、お砂糖などの甘味料や添加物は一切加えていませんので、安心してお飲みいただけますよ。
市販品の甘酒は、白米から醸造した白米甘酒がほとんどですが、こちらは玄米と麹で醸造した、玄米甘酒です。
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