台所やお風呂場など、意外なところで発生するダイオキシンの実態。身体に与える影響とその対処方法とは?
台所やお風呂場など、意外なところで発生するダイオキシンの実態。身体に与える影響とその対処方法とは?
『ダイオキシン』
誰しもがこの言葉は聞いたことあると思います。
ビニールを燃やすときに出るもの
環境に良くないもの
体内に入ると健康を害するもの
様々なイメージがあると思います。
事実ダイオキシンは人類が生み出した最強の猛毒化学物質と呼ばれ、
私達が住むこの環境や私達の健康に大きな影響を与えています。
そんなダイオキシンは実は毎日私達の周りで発生し続けているのです。
知らないからこそ怖いダイオキシンの事実。
なぜ発生するのか、そしてその対処法はあるのでしょうか。
名前は知ってる でもそれが何者なのかは知らない人も多いダイオキシン まずはダイオキシンのおさらいから
ダイオキシンという名前は知らない人がまずいないくらい有名ば物質だと思います。
でもダイオキシンが何かを説明するとなるとできる人は少ないのではないでしょうか。
ダイオキシンは毒性の極めて強い環境汚染物質で、
塩素を含む物質の不完全燃焼や薬品の合成の際などに発生するものです。
その毒性は漫画やドラマで殺人現場などで使われる青酸カリの1000倍あるともいわれています。
日本ではダイオキシンの年間排出量は約5100~5300gあります。
このうち大部分は燃焼する際の工程で発生するものです。
主な発生源の排出割合は、ごみ焼却施設80%、産業廃棄物焼却施設が10%、金属精錬施設が5%となっています。
現代人の身体をダイオキシンがむしばんでいる? 発がん性、不妊などダイオキシンが人間に与える影響とは
ダイオキシンの人間の健康に対する影響はまだまだ研究段階にあります。
しかしながら影響が懸念される症状はいくつも発表されています。
<ダイオキシンがもたらす可能性のある影響>
発がん性
甲状腺機能の低下
生殖器官の重量、精子形成の減少
免疫機能の低下
※2009年関係省庁共通パンフレットより
これは一部ですが、ダイオキシンは他にもアレルギー、IQの低下、不妊、各種生殖器のがんの増加、性同一性障害の原因物質でもあるのではないかといわれています。
私自身が医療関係者でこれまで様々な患者さんを見てきました。
このような症状で悩む人たちはたくさんいます。
全ての人がそうではないにしろ、
もしかしたら一つの原因にダイオキシンが関連していたのかもしれません。
実際に人ではないものの1993年アメリカでライアー博士によって行われたアカゲザルの実験で
顕著に病気にダイオキシンが影響を及ぼすという結果があります。
ダイオキシンを与えられた雌のアカゲザルは、与えられた量のグループにもよりますが、
70~80%が子宮内膜症を発症し、そのうち40~70%が重症でした。
一方ダイオキシンを投与しなったアカゲザルは30%が軽症の子宮内膜症を持っていただけで、重症になるものはいなかった。
「女性を悩ませる経皮毒」 池川明著より
人間での結果ではないものの、同じ哺乳類でここまで顕著に差がでるダイオキシンの影響。
人間だけに無関係と考えるのは難しいのではないでしょうか。
ダイオキシンの恐ろしさ 7年経ってもやっと半分の濃度に 少量・長期間がキーワード
ダイオキシンの恐ろしさは身体に及ぼす影響もそうですが、
作用を示す量が極微量で起こるということです。
さらに一度体内に取り込まれるとなかなか身体の外にでていかないのもまた悩ましいところです。
ダイオキシンなどの環境ホルモンはppb(10憶分の1ℊ)やppt(1兆分の1g)というような単位で障害を引き起こすと言われています。
もともと体内のホルモンもごく少量で様々な作用を示します。
よく耳にする女性ホルモンなんかも生涯でティースプーン1杯程度しか分泌されていないといわれています。
これと同じようなものだと言われると少量でも健康に影響があるのは納得かと思います。
さらに一度体内に入ると身体の中のダイオキシンの半分の量になるまでになんと7年もかかってしまうのです。
その為たとえ少量しか摂取していなくても、段々身体蓄積していき、なんらかの症状がでる可能性がでてきてしまうのです。
シャンプーをする 食器を洗う 毎日何気なくやっていることがダイオキシンを発生させている
先ほど書いたように身体から抜けていきにくいものは身体に蓄積していきやすいです。
その為大量にダイオキシンを排出する焼却施設などにも注意してほしいですが、実は一番注意して欲しいのが日常生活で発生するダイオキシンなのです。
シャンプーをするとダイオキシンが発生するってどういうことなの?
正確に言うとシャンプーが原因というよりは、
シャンプーに含まれる合成界面活性剤が水道水に含まれる塩素と反応してダイオキシンを発生すると言われています。
合成界面活性剤とは本来混じらない水と油を混ぜるためのものであるため、ありとあらゆる日用品に使用されています。
その為同様に洗剤に含まれる合成界面活性剤が反応することにより、お風呂場だけでなく台所でも洗濯機の中でも同じような反応が起きてしまうのです。
1回に発生するダイオキシンの量は決して多いものではありません。
しかしダイオキシンの性質上一度体内に入ると抜けにくく、
少量でも作用を示すことから日々使うもので発生するのはできれば避けたいところではあります。
特にお風呂場で使うものに関しては、他の部屋よりも温度が上がっている環境下であるため体内への吸収率が上がります。
その為更に注意が必要になってくるのです。
毎月のお付き合いのナプキンやタンポン ダイオキシンはこんなところにも
女性であれば毎月のことである生理。
そこで何を使用するかにもダイオキシンが関係してくるのです。
日本では生理用品は医薬部外品の扱いになるため様々な規制がかかります。
その一つが直接肌に触れる部分が白く漂白されていないといけないという決まりです。
その為塩素系漂白剤で漂白されて売られているのです。
それを使用したナプキンやタンポンが副生成物としてダイオキシンを発生させると言われています。
更に生理用品は身体の中の最も吸収しやすい性器部に使用するものなので他の部位に使用するものよりも注意が必要なのです。
実際アメリカでタンポンの素材であるレーヨンが原因でショック死するという事件がありました。
吸収率の良い場所に使うものは、通常よりも気を付けて選んでもらいたいものです。
自分の身を守れるのは自分だけ! ダイオキシンから身を守るために
有害ダイオキシンから身を守りたい。
しかしそのためにダイオキシンを発生させないようにシャンプーをしない、食器を洗わないというのは現実的ではありません。
そこで生活をするために必要な日用品をダイオキシンの発生しないものに変えていくというのがポイントになってきます。
買い物をするときには裏の表示を確認しよう
原因が合成界面活性剤なのであればそれを使用していない日用品を選べばよいというのがダイオキシンをさける一つの方法です。
例えばシャンプーに利用される合成界面活性剤で有名なものであればラウリル硫酸ナトリウムが一つ挙げられるかと思います。
こういった表示を一つ一つ見ながら合成界面活性剤を使用していないものを選んでいければ理想です。
しかし残念ながら合成界面活性剤は数えきれないくらいの種類が世の中に流通しています。
更に同じ成分でも異なる名称で記載されている場合もあります。
その為すべてを覚えきるのは難しいでしょう。
今はネットが流通しているので検討しているものがあれば裏の表示を見ながら一つ一つ確認してみるというのもいいかもしれません。
ただそれも難しいのであれば健康なものにこだわっている信頼できる購入先を見つけておくことです。
成分を厳選したものを取り扱っているところも今は多いのでそこで購入するようにするといいですね。
合成界面活性剤を避けるだけでなく、使用するもの自体を変えてみる
例えば洗濯であればそもそも洗剤を使用しなくても一緒に入れて洗えば汚れが落ちるグッツが今はたくさん売っています。
そういう日用品を必要としなくなるグッツを購入してみるのも良いですね。
他にもケミカルナプキンやタンポンの塩素系漂白がそもそもダメなのであれば、それを使うのをやめるのも良いでしょう。
布ナプキンに変えるのも一つの手ではありますし、
トイレで経血を排泄できる経血コントロールをとりいれていくのも良いと思います。
可愛い布ナプキンもたくさんでているので楽しく生理をすごせたり、
骨盤底筋が鍛えられるため将来の尿漏れ防止や代謝アップなどにもつながりますよ。
ダイオキシンを恐れて不便に暮らすのではなく、上手に避けて健康な毎日を
健康の大切さが浸透してきた今だからこそ、気を付けて欲しいことがあります。
それは上手に悪いものを避け、かつ快適に暮らすこと。
健康に気を付けてあれがダメ、これが危険とすべてを避けて不便な日常を送るのは大変です。
避けるべきポイントを知って、上手に使えるものを利用する。
それが本当の健康なライフスタイルなのではないでしょうか。
健康気を付けるとに早すぎるということはありません。
是非今日から身の回りのものを見直してみませんか。
初めてでも安心!オーガニックコットン100%布ナプキンスタートセット
話題のINYOU Marketで扱っているこちらの布ナプキンは、化学薬品や染料を一切使用せず、製造工程の段階からオーガニックにこだわって作られています。また、経血を洗い流すために強力な合成洗剤を使ってしまっては、せっかくのオーガニック素材が台無しです。
こちらの商品には、経血を洗浄するための安心安全な洗浄剤もセットされていますので、布ナプキン初心者には使いやすいものとなっています。
完全無添加・無漂白コットン100%の使い捨て布ナプキン
ナプキンの上に敷いて使用するタイプの手軽な使い捨て用布ナプキンです。いきなり布ナプキンを使うことが不安だったり、布ナプキンを洗浄する際の衛生面が気になる方にオススメです。
国内で製造され、漂白剤・蛍光剤などの化学薬品は一切使用していません。
一枚の布で変化があるのだろうか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、デリケートな箇所のかぶれがおさまったり、布によって冷えが改善されるなど、1枚の布がガードしてくれているのです。
量が少ない時に使うナプキンとしての利用はもちろん、たくさん入っているので、重ねて使っても大丈夫。
触り心地も抜群なので、コットンで作られた紙ナプキンと併用して使うのがオススメです。
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