腸内環境美化スイーツ|米麹甘酒で作る「発酵さつまいもモンブラン」
こんにちは、鍼灸師のakiです。
鍼灸以外にも、ヴィーガン発酵・薬膳食の効果と魅力を日頃、皆様にお伝えしています。
発酵食品といえば、今の寒い季節に思い浮かぶのは、甘酒。
皆さんは、甘酒を飲んだり、お料理などに使われていますか?
「甘くて、大好き!でも、そんな甘いのに体にいいの?」
「独特の香りが苦手だし、アルコール分もあるから飲まない…」
そんな方もいらっしゃると思いますが、あなたが飲んだその甘酒は、どの種類でしたか?
甘酒といっても、種類や味に違いがあるんです!
「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養効果が高い「甘酒」
飲む点滴なら、いっぱい摂りたい!
そう思う気持ちもわかりますが、ちょっと待ってください。体に良いと聞いたからといって、摂り過ぎは良くありません。
市販の甘酒は、すでに砂糖や添加物が入ってるものがあります。体に気遣うなら、ぜひ無添加で無農薬など安全で質の良いお米と麹だけでしっかり発酵させた本物の甘酒をいただくことが大切です。
本物の甘酒であれば、お料理などで砂糖の代わりに使うことでヘルシーな1品になります。そして甘酒は発酵食品ですから、腸内環境が整う効果が期待できるので、オススメです!
発酵食品が大好きな私も、甘酒をスムージーに入れたり、スイーツの甘味料代わり、ドレッシング、など色々なレシピに大活躍させています。
今回は、そんな甘酒の栄養とその効果と、美味しく食べながら腸内環境を美化しちゃうスイーツのレシピをご紹介します。
何が違うの?甘酒の種類
まずは、甘酒の種類について見ていきましょう。大きく分けると甘酒には、米と麹で作る米麹(こめこうじ)甘酒と、酒粕と砂糖から作る酒粕(さけかす)甘酒の2種類があります。
1:米麹(こめこうじ)甘酒
米麹甘酒は、日本酒と同様に麹の発酵作用を利用して米から作るものです。
ただ、日本酒との違いは、甘酒は米のデンプンを麹菌によって糖分に変えているだけのものです。アルコールは含まれません。
甘酒が苦手という方もいらっしゃいますが、実は市販のすでに砂糖や添加物の入った米麹の甘酒を飲んだのかもしれません。
あるいは、後でお話しするアルコールが含まれている「酒粕の甘酒」だったのかも知れません。
「米」と「麹」だけで作った本来の味と香りの甘酒飲んでみたら、もしかすると甘酒の印象が変わるかもしれません。
2:酒粕(さけかす)甘酒
酒粕甘酒は、酒粕を水で溶いて、砂糖で甘みを加えたものです。
こちらは、酒粕のアルコール分が含まれています。ですので、お子様やアルコールが苦手な方は注意です。
また、砂糖が入っているためカロリーも米麹の甘酒より高くなります。こちらも市販のものは、砂糖や添加物なども入っていることが多いので、買い物の時は原材料を気にして見てみましょう。
今回のおすすめしたい甘酒のポイント!
今回、私がご紹介している健康や美容に良いと言われている甘酒は「米麹甘酒」の方です。そして、素材も自然農法や有機など安心で信頼できるお米や麹そのものの栄養や味が鍵となります。
お米はスーパーに行けば、本当にお手頃な価格で色々な品種や産地などがありますよね。
でも、やはり生産者様の愛の込もった信頼できる自然農法や有機農法のものが一番です。
何も、甘酒に限ったことでなく全ての食べ物に言えることですね。
米=糖質だけではない。知っておこう、米麹甘酒の効能と効果
最近は糖質制限が巷では流行ったせいか、お米=糖質=体に悪い!なんてイメージも出てきましたが、そんなことはありません。お米で発酵した甘酒には腸に嬉しい効果がいっぱいです。1:消化吸収を助けるので、胃腸に優しい
甘酒には、ブドウ糖が多く含まれてます。
ブドウ糖は、麹菌によって既に分解されているため、効率よく体内にエネルギー源を吸収できます。
その他にもアミノ酸、ビタミンB群、ミネラルなどが豊富に含まれているのですが、なんとこの成分は点滴と同じなんです。
麹菌は、一緒に摂った栄養の消化吸収を助けてくれる働きもあるので、胃腸に優しい菌なのです。
甘酒と聞くと、お正月など「冬の飲み物」というイメージも少なくないですが、夏バテで胃酸が出にくい時にも効果的なので、ぜひ夏も甘酒のことを忘れないでくださいね。
②腸内環境を整え、便秘の予防・解消に
甘酒には、食物繊維やオリゴ糖も豊富に含まれています。
これらの成分は、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる働きがあるので、便秘の予防・解消にも効果的です。
麹菌は死骸となっても、腸内にいる善玉菌の餌になりますので、免疫活動を活性化させて免疫力を高める効果もあります。
風邪を引きそうになったとき、甘酒を少し温めて飲んでみてはどうでしょう。体の違いを感じられるかもしれません。
③血行と代謝を促進。美肌効果も抜群!
お次は、女性は特に注目する方が多い美容効果のあるビタミンB群についてです。
ビタミンB群も豊富に含まれている甘酒は、血行と代謝をアップさせ、毛細血管の隅々にまで身体が求める栄養素を届け、老廃物を流してくれます。
麹菌は、飲酒・喫煙・ストレスなどで欠乏しやすい、皮膚の状態を整える働きのあるビオチンを含んでいるため、目の下のくま、肌荒れ、しみ、くすみにも効果的です。
④ダイエットの強い味方に!!
先にも挙げたブドウ糖ですが、消化補助の他にも血糖値を上昇させる効果もあります。少量でも空腹感を抑えてくれるので、上手付き合えば、あなたのダイエットの心強いパートナーにもなってくれます。
また、イライラを抑えるGABAといったアミノ酸由来の物質も含んでいるので、食べ過ぎを防止する効果もあることでしょう。
ダイエット中、どうしても甘いものが食べたいときなど、ダイエットのサポート飲料として甘酒を使ってみてはいかがでしょう。
甘酒の注意点
身体に嬉しい効能がたくさん含まれている甘酒ですが、飲み過ぎには要注意です。過剰な摂取はデメリットがありますので、甘酒の注意点についてご紹介します。
糖質が高い
メーカーや作り方によって差はありますが、甘酒100mlに含まれる糖質は平均で約18gです。
一般的なコーラ100mlに含まれる糖質が11g前後ですから、かなり高い数値だということが分かります。
アレルギー(アスペルギルスアレルギー)の悪化
甘酒の麹菌は、アスペルギルス属に分類されるカビ菌の一種です。
このカビにアレルギーがある人は、甘酒によって症状が出てしまう恐れがあります。菌を吸い込んでしまう危険性があるため、手作りも避けましょう。
甘酒の適切な量とは!?
甘酒は健康的な飲み物ですが、一日にどれだけ飲んでもいいというわけではありません。1回あたり、50~120ml(おちょこ1杯~コップ1杯分)程度が適量といわれています。
また、糖分の摂りすぎを防ぐためにも、1日に飲む量は200ml程度に抑えたほうがいいでしょう。
甘酒の魅力が分かったら、早速試したい!
本物の甘酒を適量飲むことで、色々な効果が期待できそうですね。さて、甘酒のことが分かったところで早速試したくなった方も多いのではないでしょうか?
今回は、せっかくなので飲むだけでない、美味しい甘酒のスイーツのレシピをご紹介します。
このレシピは、グルテンフリー、ヴィーガン、砂糖不使用、そして腸内環境を整える発酵「甘酒」入り!なので
少しでも多くの体質や体調の方にも味わっていただけたら嬉しく思います。
腸内環境美化!「サツマイモと甘酒のモンブラン」
材料
◎土台・オーガニックアーモンド 50g
・無農薬クルミ 50g
・オーガニックアーモンドプードル 50g
・有機デーツ 50g
・有機カカオパウダー 10g
・水 40g
・自然塩 少々
◎スイートポテト・クリーム
・無農薬サツマイモ 200g
・無添加甘酒 30g
・有機豆乳 50g
・有機ココナッツミルク 20g
・有機シナモン 小さじ½
下準備
・アーモンドは12時間、クルミは6時間の浸水の後、乾燥させる。(酵素抑制物質を除去できます。)・デーツは細く切っておく。
作り方
◎土台の作り方1:フードプロセッサーでデーツ以外の材料を混ぜる。
2:少しづつデーツを加え、さらに混ぜ合わせる。
3:セルクルで型にとり、土台をつくる。
◎ポテトクリームの作り方
1:サツマイモの皮をむき、15~20分間、蒸らす。
2:フードプロセッサーにサツマイモ、豆乳、ココナッツミルク、甘酒、シナモンを入れる。
3:ペースト状になったら、裏ごしをする。
4:絞り袋に入れてモンブランを絞る。
5:完成!
・生地を発酵させる際、約3倍ぐらいの大きさを目安とする。
・生地は発酵後すぐに綿棒で平らにし、シナモンとアーモンドプードル、レーズンとアーモンド、ミカンピールを混ぜ合わせたものをのせる。
・写真のように記事を包みこむ。包んだらこねながら混ぜていく。
・ケッパーで固めながら混ぜると簡単に混ざります。
・今回は有機の粉砂糖を使用しました。見ためは劣るものの、てんさい糖をミキサーにかけて粉にしたものをかけても良いでしょう。
皆さんの、健康と笑顔のために作ったレシピです。
飲む点滴と言われている、健康にも美容にも嬉しい効能がいっぱいの甘酒。
今回のレシピは、食物繊維が豊富で、自然な甘味がスイーツに合うサツマイモと、甘酒を使ったことで腸内環境を整えてくれることでしょう!
皆さんが健康で笑顔に過ごしていけるように、という想いを込めて作らせていただきました。
本物の甘酒を適量に摂取することを心がけ、腸から美しく、健康な日々を過ごして、寒い冬を健康に乗りきりましょう!
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