健康志向な人はもう実践している!おいしい自家製甘酒の作り方。
健康志向の高まりに「甘酒ブーム」も加わってスーパーなどでも様々な甘酒を目にするようになりました。
甘酒は「飲む点滴」とも言われ、美容にも、健康にもいいと飲む方も増えて来ています。
IN YOU読者のみなさまもすでに意識が高いので、料理やお菓子などに、活用をスタートされているのではないでしょうか。
しかし、甘酒が何故身体にいいのか・・・
自分の言葉で説明できるかと言うと私自身もかつては
何となく身体にいいからという理由で何気なく飲んでいた時期がありました。
「この甘酒は死んでないよ!」
ある時、デパートの催事場で味噌屋さんが販売されている甘酒を試飲して
「この甘酒は死んでないよ!生きた甘酒だよ!」と言われたのに衝撃を受けました。
死んでる?生きてる?何のこと?と耳を疑いました。
よくよく話を聞いていると甘酒を作る際の糀の働きは高温度による加熱の温度により糀の持つ菌のチカラが死活してしまう、ということだったのです。
もしかするとこれまでに身体に良いと思って飲んでいた甘酒も、
自分が選ぶものによっては、実際はその効果があまり効果的に取り入れられないままだったのではないか?
そもそも甘酒ってどう作られて、何が身体に良いのだろうか
そう考えるようになりました。甘酒の原料ともなる「こうじ」
「こうじ」って何だろう?
甘酒に興味を持ってから表示に
「糀からできた」や「米麹入り」など二種類の「こうじ」の文字を見かけます。
その違いとは一体何なのでしょうか。
こうじは米、麦、大豆などの穀類で作ります。
それらのこうじ全般を表す漢字として「麹」という字が使われています。
これは中国から伝わった漢字になります。
もう一つの「糀」という字は明治時代に出来た国字(和製漢字)で米糀のみを表します。
米糀は、蒸し米に麹菌をつけて発酵させたものです。糀は米に花が咲いたように生えたかびを見て作られた漢字だといいます
参考:http://www.saikikoujiya.com/kouji/mame_0001.html
麹とは「麹菌」というカビの一種を、蒸した米や麦、豆などの穀類に生やしたもので
甘酒の原料となる「米麹」はお米に「黄麹菌(二ホンコウジカビ)という麹菌を繁殖させたもの。
この二ホンコウジカビは別名「アスペルギルス・オリゼー」とも呼ばれ、
これは日本の気候でしか繁殖できない菌で、日本の優れた発酵食品を支えてきた菌なのです。
この菌が穀類に繁殖して菌糸を伸ばすときに様々な酵素を作り出します。
その中でもたんぱく質をアミノ酸に分解する酵素「プロテアーゼ」と
でんぷん質をブドウ糖に分解する酵素「アミラーゼ」によって、食材の栄養価が高まり、消化吸収が良くなり、味わいが増すといった働きが生まれるのです。
このように微生物の力によって成分が分解されたり変化が生じ人間にとって有益になった食材が「発酵食品」なのです。
参考文献:
[“麹の「生きた力」を引き出す本 (青春スーパーブックス)”]
できるだけ「生の甘酒」を取り入れよう
市販の甘酒は「加熱済み」で添加物入り・・・・・?
甘酒がブームになった理由の一つとして発酵食品の良さが見直されたというのも、理由にあります。
しかし、実際に市販で販売されている甘酒が全て発酵食品としての「甘酒」として効果的という訳ではありません。
市販の甘酒などではその保存性を保つために最後に加熱をすることが多く、
一定の温度を超えると死滅してしまう麹菌の性質からすると発酵食品としての甘酒としての効果は少なからずストップしてしまうからです。
また市販で販売されている甘酒の裏面表示を見てみると、
中には砂糖、酸味料、甘味料、酸化防止剤などが含まれている商品などもあったりします。
本来は甘酒には砂糖や添加物は一切不要です。
本当に甘酒の効果を取り入れたいと思っている場合は
麹の持つチカラを取り込むことのできる「生のまま甘酒」を飲むことをおすすめします。
実際に生の甘酒を手に入れるにはどうしたら良いかと言うと
市販のものであれば、オーガニックでしっかりと作られているものや、
(味噌屋さんで販売されていた甘酒は冷凍して販売されていました)もしくは自分自身で作ることをおすすめします。
IN YOUMarketでも、無農薬の甘酒を販売しています。
手作りで甘酒を、作ることもできる!
私は少しさっぱりとした飲み口の甘酒が好きなので、白米に玄米を加えて
甘酒を作っています。
炊飯器で作る玄米入り甘酒
【材料】
無農薬白米:無農薬玄米(1:1)…1合
有機米糀…200g
炊飯用の良質な水…720ml
追加用の水…200ml
温度計…温度が重要なので、温度計は持っているといいでしょう
炊飯器
【作り方】
1)炊飯器に洗ったお米とお水を加えおかゆを炊きます。
2)炊きあがったお粥に追加用の水を加えかき混ぜながら温度を55℃位まで
冷まします
3)温度が下がったら手でほぐしておいた米糀を加えてよくかき混ぜます
4)温度計で55℃から60℃の温度を保ちながら8時間程度ときどきかき混ぜながら
保温します
※この時温度が低すぎてしまうと上手く発酵せずに粒が固いままになってしまったり、
逆に温度が高すぎると酸っぱくなってしまったり、麹菌が死滅してしまうので、
温度はしっかり測りましょう
※この時炊飯器の蓋を閉めてしまうと甘酒の温度が高くなり過ぎてしまうので、蓋をややあけた状態にして、布巾などで重しをしておいてください
保温する時間が長くなるほど、甘酒の発酵が進み甘みも強くなってきます。
温度を見ながらかき混ぜて味見をしながら自分の好みの味になったら
取り出してしまっていいかと思います。
完成したら、熱湯消毒した容器などに入れて冷めてから冷蔵保存、もしくは冷凍庫でも保存できます。
仕上がりは市販のものよりもどろっとしています。
甘酒の使い方
IN YOUでも甘酒のレシピをたくさんご紹介していますが、
甘酒は「砂糖」の代わりに使えるので、IN YOUオリジナルレシピも見てみてくださいね!
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そのまま食べてもいいですし、豆乳などで割って飲んで頂いても美味しい甘酒。
または砂糖の代わりに料理やお菓子作りなどにも使うことができます。
甘酒は「飲む点滴」と呼ばれ流ように、本当にいいものを選べば、消化を助けてくれる酵素、すばやくエネルギーに変えてくれるビタミン群。
更にはビタミンやミネラルをなどの酵素の働きを助ける補酵素の一緒に含まれアミノ酸、腸内環境を正常に保つオリゴ糖や食物繊維なども含まれる万能食材なのです。
簡単に自宅で作ることが出来る本物の甘酒を常備しておいて単にブームで終わらせてしまうのではなく、長い目で続けてみることをオススメします。
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