【ヴィーガンレシピ】大定番のネパール料理「タルカリ」を誰でも簡単に作る方法|お家にいながら旅気分!
海外旅行もカンタンにはできないご時世です。
代わりに異国の景色をウェブの動画で観たり、写真集を眺めてみたり、
海外の料理を食べたり作ってみたり…。
とりあえず海外に行った気分になるかも?と、
そんな楽しみもいいものですよね。
そこで今回は、なかなか外出できない家の中、
旅気分を楽しめる異国料理体験として
南アジアの小さな国、ネパールの料理をご紹介しましょう。
野菜たっぷりでヘルシーな「ネパール料理」
ネパールは、世界最高峰エベレストがそびえるヒマラヤ山脈がある国。
真っ白い雪山を想像すると寒い国、というイメージがあるかもしれませんが、
首都カトマンズは年間の気温は3℃~30℃くらいです。
日本同様に、春・夏・秋・冬の四季があり、季節ごとに旬の野菜が豊富に食べられます。
人口の80%が農業中心の暮らしをしているネパールの主な農産物は、
米や小麦、トウモロコシ、ジャガイモなど。
そして、近隣のインド、中国、チベット料理の影響を受けた、
様々な多国籍料理を食べることができます。
そして、今回レシピをご紹介する野菜メインのネパール家庭料理「ダルバートタルカリ」は、
庶民の一番の大好物。
観光地として賑わう首都・カトマンズから郊外へと足を運んだ先には、
緑の多い自然村が広がっている、畑で自家製の野菜作りをしている家庭では、
収穫したばかりの新鮮な野菜で作ったダルバートタルカリが毎日に食卓に上ります。
ネパールの国民食
「Dal Bhat Tarkari (ダルバートタルカリ)」とは?
ネパールの庶民の味である「ダルバートタルカリ」は、
日本料理の白飯、味噌汁、おかず、漬物のセットのような
ワンプレート料理です。
白いご飯にまろやかな豆スープ、スパイスがピリッと美味しい野菜のおかず、
酸味と辛味の効いた漬物がひとつの皿に盛り付けられ、右手の指先と手のひらを使って食べます。
その内容を順にご紹介しましょう。
バート(米飯)
日本米のような粘り気はなく、さらっとした食感の白米で糖質も低めです。ダル(豆スープ)
洗った乾燥豆を圧力鍋に入れて水を加え、そこにターメリック・塩・油を入れて煮込んだスープ。仕上げにジンブールという高山で採れた乾燥野草とスパイスを油で炒めたものを加えます。
タルカリ(野菜のおかず)
季節の野菜を油とスパイス類で炒めたおかず。タルカリはネパール語で野菜という意味にもなります。
アチャール(お漬物)
野菜をスパイス類で炒め、唐辛子とライム、にんにく・ショウガなどで辛味と酸味をプラスしたお漬物です。
家庭ごとに異なる「ダルバートタルカリ」
ダルバートタルカリは、各家庭、宗教、各民族によって食材や味も少しづつ異なります。スパイス類を使ったネパール料理は、お隣りの国インドの食文化の影響を強く受け、
似ている部分が少なくありませんが、大きく違うところは、使うスパイスの種類の数です。
インド料理では多種類のスパイスを使いますが、ネパールでは3〜4種類と少なく、
油の焦がし加減も異なります。
「タルカリ(野菜のおかず)」の作り方の基本ポイント
ダルバートタルカリはご飯、スープ、おかず、漬物のセットで食べるのが、現地では一般的ですが、今回はその中のタルカリ(野菜のおかず)の作り方の
ポイントをご紹介します。
スパイスから作る料理=カレーというイメージがあるかもしれませんが、
タルカリは、日本のカレールウで作った濃厚な味とは違う、
スパイシーな野菜のおかずという感じの料理です。
「タルカリ」に使う野菜について
現地で売られている野菜は、きゅうりやレタスのような水分多めの野菜以外は、
たいていタルカリ料理に使われます。
そんなネパールよく使われる野菜とは、
ジャガイモ・カリフラワー・瓜類・なす・ピーマン・インゲン・ソラマメ・大根・オクラ・枝豆・
グリンピース・パクチー・キャベツ・青菜・かぼちゃの葉・玉ねぎの葉・フェンネルの葉など。
そして、トマトと玉ねぎ、にんにく、しょうがは、スパイス類と一緒に炒め、
料理のベースとして使われます。
トマトと玉ねぎ、にんにく、しょうがは相性がよく、油で一緒に炒めることによってさらに
トマトの栄養リコピンが体内に吸収されやすくなります。
ネパール料理に必要な、5つのスパイスとその健康効果
とりあえず次の5種類くらいは揃えておくとよいでしょう。もし簡単に手にはいらない場合は、ターメリック、クミン、フェネグリークがあれば、
ひとまずは安心です。
①ターメリック
黄色い色付けになり、土っぽい独特の香りが特徴。
美容・消化促進・肝機能改善に役立ちます。
②クミン
強い香りと苦みが特徴。
生活習慣病予防・老化防止に役立ちます。
③フェネグリーク
甘い香りとほろ苦さが特徴。
消化不良改善・胃痛の緩和に役立ちます。
④アジョワン
苦味とスーッとした香りが特徴。
整腸作用が期待できます。
⑤ティンブール
ネパールの山椒で爽やかな香りが特徴。
ネパール料理を象徴するようなスパイスです。
消化促進・整腸・食欲増進に役立ちます。
●油は、菜種油が現地風ですが、植物油で大丈夫です。
●塩は、天然塩をお使い下さい。
ベジタリアン料理・ヴィーガン食にもなる「タルカリ」
タルカリはその健康効果も相まって、野菜料理好きの方、ベジタリアン、ヴィーガン食の
新しいレシピは?とお探しの方にオススメです。
野菜嫌いのお子さんも、スパイス風味で食べやすいことでしょう。
意外と知らなかったネパール料理から、
新たな料理のアイディアが発見できたら面白いですよね。
今回ご紹介するレシピは、日本でも一年中手に入りやすい野菜、
ジャガイモをメインに使ったタルカリ3種です。
野菜の種類をかえるだけで、基本的な調理工程は同じなので、
いろいろなお好みの野菜でお試し下さい。
「じゃがいものタルカリ(アル タルカリ)」の作り方
材料
・有機じゃがいも 3個・有機にんにく
・有機パクチー 少々
・有機ターメリック 小さじ1/2
・有機クミン 小さじ1/2
・有機フェネグリーク 少々
・有機アズワン 少々
・有機ティンブール 少々
・天然塩 小さじ1/2
・有機植物油 大さじ1
※スパイスは全部揃えなくてもOKです。
下準備
じゃがいもは皮をむいてカットしておきます。作り方
1.厚手の鍋に油を入れて温め、そこへ、ターメリック・クミン・フェネグリーク・アズワン・ティンブールを入れて炒める。
2. 1.へ刻んだにんにくを入れて炒める。
3. 2.へジャガイモを入れて炒める。
4. 3.へ水を加えて水分が無くなるまで煮込む。
5. 4.が煮えたら刻んだパクチーを入れて出来上がり。
・油をよく熱してからスパイス類をいれましょう。
・スパイスは焦がさないように炒めましょう。
(ネパール料理では、スパイスは少し焦がし目に炒めます。
真っ黒にならなければ大丈夫です。)
アレンジレシピ①
「玉ねぎとトマトのアルカリ
(アル ゴルベラ ピアーズ コ タルカリ)」の作り方
作り方
1.「アル タルカリ」の作り方の1.~2.までと同じです。2.玉ねぎを入れて炒めます。
3.トマトを入れて炒めます。
4.「アル タルカリ」の作り方の3.~5.までと同じです。
・玉ねぎとトマトをスパイス類と一緒に炒めることで、
トロッとした仕上がりになります。
・白飯と一緒に、または、全粒粉で作ったロティ(ネパール式の無発酵パン)との相性もよく、
野菜だけの料理でも満足感の味になります。
・玉ねぎとトマトは多めの油でしんなりするまで炒めましょう。
トロッとした仕上がりになります。
・白飯と一緒に、または、全粒粉で作ったロティ(ネパール式の無発酵パン)との相性もよく、
野菜だけの料理でも満足感の味になります。
・玉ねぎとトマトは多めの油でしんなりするまで炒めましょう。
アレンジレシピ②
「枝豆のタルカリ(アル バトマス コ タルカリ)の作り方
作り方
1.「アル タルカリ」の作り方の1.~2.までと同じです。2.枝豆を入れて炒めます。
3.「アル タルカリ」の作り方の3.~5.までと同じです。
※今回のレシピでは水分を多めにスープ状に仕上げましたが、
水分少量で、おかず風に仕上げても良いです。
・枝豆の他、ジャガイモと相性が良い
グリンピース・インゲン・そら豆・高菜・青菜・小松菜など
を使っても同じレシピで美味しいタルカリが作れます。
グリンピース・インゲン・そら豆・高菜・青菜・小松菜など
を使っても同じレシピで美味しいタルカリが作れます。
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