特に注意したい食品添加物。最悪、無添加商品が手に入らなかった時の応急処理方法を作成しました。
こんにちは!オーガニックスペシャリストの小林くみんです。
以前からお伝えしてきた食の大切さ。
今日は中でも、「添加物」にフォーカスをあて、これらの対処法も含め詳細をお伝えしていきたいと思います。
現在、日本国内で使用されている食品添加物は計819種類
(指定添加物454種類+既存添加物365種類(+天然香料、一般飲食物添加物)。原則として、厚生労働大臣の指定を受けた添加物(指定添加物)だけを使用とされていますが、
日本で広く長期的に使用されてきた既存添加物は例外的に指定を受けることなく使用されています。
現在、既存添加物の安全性の確認が促進されており、
問題が発覚した添加物は製造・販売・輸入などの禁止を行うこととなっています。
(厚生労働省HPより)
今、食品添加物は、私たちの「便利な生活」に欠かせないものとなっています。
大量生産によるコスト削減
賞味期限の延長
うま味や香料として
なめらかさや濃厚さをだすため・・・
数多くの「メリット」。
たしかに、私たちは毎日の生活の中で、食品添加物の恩恵を受けて日々を送っています。
今日今この瞬間に食品添加物をたくさん取っても、明日何か変化が起こるわけではありません。
何事もなかったかのように過ごしている人がほとんどです。
仮に万が一あるタイミングで病気になったとしても
それらの「添加物」が要因のひとつだったかどうかなんて、
誰にもわからないし、因果関係に関する「科学的根拠」がないと断言はできません。
しかし、長期的にみると私たちの健康への影響が危惧されている食品添加物も確かに存在することも知っていてもらいたい。
ただちに毒性はないと考えられる・・・?
「現在使用されている範囲において直ちに人の健康に対して有害性影響を及ぼすような毒性はないと考えられる」
(既存添加物の安全性の見直しに関する調査研究報告書(平成26年3月)より抜粋)「直ちに影響はない」
という言葉。
そして、
動物実験をして、安全な範囲で微量に使用されているのだから、問題はない
そんなことを言っていたら何も食べるものがなくなる
上記のような主張を繰り返す方もいらっしゃいます。
では、これらの発言を信じ、
5年後、10年後、またその先の将来、安心して食べていてもいいものなのでしょうか。
あなたの大切なお子さんやご家族にこの言葉を信じて食べさせてもいいものなのでしょうか。
しかし、農薬も化学肥料も、添加物も、当時は危険性についての指摘がなかったにもかかわらず、
あとから危険性が発覚して禁止になるものが後を絶ちません。
直ちに影響がない、とされていたにも関わらずです。
また、すでに海外で私たちの体への影響が危惧され使用が禁止になった添加物もあります。
健康への影響が心配されている添加物を複合的、かつ長期にわたり摂り続けた結果。
それは科学的根拠の有無に関係なく、
結果的には試してみた本人にしかわからないはずです。
そんな今だからこそ知っておきたい、
食品に含まれる添加物の処理方法をまとめました。
普段食卓に並ぶ食品、調理法が便利なため、つい手に取ってしまう商品、
また、以前INYOUでお伝えした、注意してもらいたい添加物が含まれる食材の処理方法を中心にまとめています。
みなさんに特に避けてもらいたい食品添加物はこちらから
【危険度レベル「高」。これだけは避けたい、特にハイリスクな添加物リストをまとめました。】
【全ての女性に避けてもらいたい、特にリスクの高い添加物リストを作成しました。】
あなたに、特に注意してほしい食品添加物の処理方法
もちろん、注意が必要な食品添加物を含まない食品を選ぶことが一番よいのですが、
近所のスーパーでは、それがなかなか難しいのが現状かもしれません。
スーパーで売られているものは長期保存が出来るように、大抵のものには保存料などの添加がしてある場合が多いですよね。
そんな現状から、あなたとあなたの家族の未来を守るためのちょっとした工夫をお伝えします。
どれも簡単に、ほんの少しの時間ででき、すぐに生活に取り入れられることばかりです。
食卓に上がる頻度の高い食品の添加物処理方法
肉加工品のウインナー、ソーセージ、ベーコン、ハム、また竹輪、かまぼこなどの魚加工品は使う頻度の高い食品。
でも肉や魚などの加工品は日持ちするように、
また変色を防ぐため食品添加物が多く使われる食品でもあります。
肉加工品や魚加工品、また、たらこ、いくら等は色合いを良くするために使われる発色剤と腐食や変質を防ぐ保存料が一緒に使われることが多く、同時摂取による発がん性、また胎児の奇形リスクも心配されています。
食品添加物の簡単な処理方法と、それぞれの食品に使用される「注意が必要な添加物」をお伝えします。
お湯で下茹でする処理方法の場合、80℃位のお湯で15~30秒ほど処理すると添加物が食品からよく溶け出します。
保存料が溶け出すので 下処理後は早めに召し上がってくださいね。
ハム・ベーコン
処理方法:お湯で15秒程振り洗い。
ハムやベーコンに含まれる注意が必要な食品添加物例
発色剤:亜硝酸ナトリウム
日本ではその強い毒性のため亜硝酸塩の使用量を制限しています。
しかし規定範囲内の使用量であっても魚肉・魚卵、食肉などに含まれる成分「アミン」と胃の中で結合し発ガン性物質のニトロソアミンに変化する可能性があるという指摘もあります。
保存料:ソルビン酸
亜硝酸ナトリウムと一緒にとると発ガン性や胎児の奇形のリスクが高まる疑いもあります。
結着剤:リン酸塩ナトリウム
肉を結着させ、保湿性を保ち、さらに弾力・食感をアップするために使用される。
リン酸の過剰摂取は骨粗しょう症の原因になるといわれています。
カルシウムの吸収を妨げ骨中のカルシウムを排出するといわれ、成長期のお子さんの発育を阻害する可能性も心配されています。
その他、腎臓疾患やミネラル排出も危惧されています。
着色剤:コチニール 色素
昆虫由来の天然色素ですが、アレルギー反応を引き起こす可能性により、2012年消費者庁よりコチニール 色素に関する注意喚起が出ています。
ウインナー
処理方法:包丁で切れ目を入れ、お湯で30秒~1分位ゆでる。
ウインナーに含まれる注意が必要な食品添加物例
発色剤:亜硝酸ナトリウム
保存料:ソルビン酸カリウム
結着剤:リン酸塩ナトリウム
着色剤:コチニール
かまぼこ
処理方法:薄く切り、お湯で15秒位振り洗い。
かまぼこに含まれる注意が必要な食品添加物例
着色料:赤色106号、 赤色3号、コチニール
赤色3号はアメリカではすでに使用が禁止となっており、赤色106号は日本以外のほとんどの国で使用が禁止となっています。
保存料:ソルビン酸カリウム
結着剤:リン酸塩ナトリウム
たらこ
処理方法:切らずに40度くらいのお湯に1~2分程浸す。
たらこに含まれる注意が必要な食品添加物例
発色剤:亜硝酸ナトリウム
着色料:赤色3号、 黄色5号
調味料:アミノ酸、コハク酸
お安いたらこは食品添加物がたっぷりなので注意。
ついつい便利で買ってしまう食品の添加物処理方法
手作りできるのだけど、つい面倒で買ってしまう・・・、そんな商品にも、みなさんに注意してもらいたい添加物が潜んでいます。
食卓に上がる頻度が多い食品の処理方法をまとめました。
漬け物類
処理方法:漬け汁を捨て、適当な大きさに切り切り、水洗いまたは水に数分つけておく。
漬け物に含まれる注意が必要な食品添加物例
着色料:赤色106号、 赤色102号、黄色4号 、青色2号など
保存料:ソルビン酸カリウム
甘味料:人工甘味料やステビア
つくだ煮類
処理方法:湯どうしする。
つくだ煮に含まれる注意が必要な食品添加物例
保存料:安息香酸ナトリウム 、ソルビン酸カリウム
結着剤:リン酸塩ナトリウム、ポリリン酸塩ナトリウム等
処理が難しいので、やっぱり避けて欲しい食品添加物
お湯で茹でたりさらしたり、水につけたりすることで、
実際に口に入る添加物の量を減らす簡単な方法をまとめてみましたが、なかなか簡単には処理できないものもあります。
知っておくだけで、スーパーで食品を選ぶ時の参考になると思うので、処理が難しい添加物もお伝えします。
輸入フルーツなどの防カビ剤:TBZとOPP 等
柑橘系の果物はカビが生えやすいため、
海外から輸入される柑橘類には収穫後に防カビ剤として毒性の強い農薬が使用されます(ポストハーベスト農薬)。
私たちの体へ有害であるとして、日本ではポストハーベスト農薬の使用は禁止されています。
染色体異常、変異原性、成長抑制や発がん性が危惧されている輸入フルーツなどの防カビ剤、TBZ(チアベンダゾール)とOPP(オルトフェニールフェノール)等。
これらは不水溶性なため水洗いでは落ちにくく、果皮だけでなく果肉にも浸透している場合もあり対処が難しいかもしれません・・・。
できるだけ国産のものの購入をお薦めします。
バナナの場合は、軸から1cmに農薬が浸透していることがあるので、
切り落とした方が良いとも言われていますが、最近では防カビ剤を使用しているバナナは少なくなっているそう。
アスパルテームやアセスルファムKなどの人工甘味料:
「ダイエット」、「カロリーオフ」、「シュガーレス」をキャッチフレーズとする商品、
スィーツや飲料に含まれている場合が多く「下処理をして避ける」のは難しいので、使用されている食品を避けるよう心がけてみて。
人工甘味料は食品衛生法で規制されている食品添加物。
アスパルテームは昭和58年、アセスルファムKは平成12年にそれぞれ食品添加物に指定されており、歴史が浅い甘味料。
他の食品添加物と同じように一日摂取許容量が定められており、スクラロースとアセスルファムKについては、使用してもよい食品や使用数量の上限などの使用基準が定められています。
(独立行政法人農畜産業振興機構HP参照)
アスパルテーム
内臓異常、失明・視力低下、精子減少、パーキンソン症発症、うつ症状など安全性に対し議論が続いています。 アセスルファムK
発ガン性、肝疾患、肝臓・腎臓への悪影響、うつ症状、記憶力低下、だるさ、頭痛などのリスクが心配されています。注意点
すでに添加物が含まれている場合は処置を行っても、それは対処法にしかすぎず
100パーセント添加物を落とすことはできません。
できれば無添加・オーガニックなものを選びましょう。
最後に。
皆さんにお伝えしたいのは今回お伝えしたのはあくまで「対処法でしかない」ということ。
つまり、もしできるのであれば最大限、いますぐオーガニックなもの、無添加なものを選んでほしい。
どうしても手に入らない状況。
緊急事態、被災にあったとき、人里離れた場所に来た時、周囲にオーガニックなものが一切ない、など。
そんな時には今日お伝えしたことを覚えておいてください。
便利なものを「メリット」と感じるか、「不自然」と感じるか?
私はあなたが健康に毎日を過ごせればそれでいい。
日持ちがする。 色合いが良く、見た目がおいしそう。
カロリー控えめでダイエットによい・・・。
それを、「メリット」と感じるか、「不自然」と感じるか?
そんなことはどうでもいい。
どちらにせよ、結果的にあなたが「健康」に毎日を過ごせれば、私はそれでいいのです。
あなたが神経質になり過ぎて、食事を楽しめないのであれば、それを私は望んでいません。
「知っているだけ」で、何も現状が変わっていないのであれば、それも私は望んでいません。
忙しい生活の中、見失いそうになることがある。
「流されて」生きていれば、ずっと楽なのかもしれない。
そんな時、いつも思い出すのは大切な人の存在。
「いつも笑顔でいてほしい」
何の疑問もなくスーパーで手に取る食品。
何の疑問もなく食卓に上がる食事。
何の疑問もなく、毎日、口に運ぶ食べもの。
不自然なものから距離を置く。自然の力を頂く。
あなた自身が自然の一部だということに気づいたら、何の疑問もない毎日が変わるはず。
ほんのちょっとの工夫。ほんの少しの意識。
もし、それだけで何かが変わるとしたら。あなたにその1歩を踏み出してほしい。
食品添加物や化学物質が不安な方へ。腸内を整えるアイテムをチェック!
ブルガリアの1000m級のバルカン山脈で咲くスノードロップ(マツユキソウ)の花弁から発見された珍しい植物性乳酸菌のサプリメント。
この乳酸菌をオーガニックの人参で培養させた、生きたまま腸まで届く乳酸菌です。
人参は、ブルガリアの農場でNON-GMO、農薬不使用で育てられ、もちろん塩素洗浄もしていないもの。
原料は、このマツユキソウから生まれた乳酸菌とオーガニックの人参のみ。
市販のサプリメントとは違い、素材の由来が明記された、オーガニック、ヴィーガン、無添加のシンプルな原料が使われたサプリメントです。
有害食品添加物を回避するために。自分で自分の身は守ろう。
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