あなたの身体を作るために最も大切な「正しい水の選び方」を教えます。
私たちの身体は、毎日の食事から得られる栄養素によって作られています。
そのことはIN YOUの読者さんならご存知の事と思います。
しかし、食べ物だけで作られている訳ではありません。
体内に取り入れ続ける必要があるのが2つあります。
それが、水と空気です。
ヒトは、息を1分程度止めると窒息状態になり意識の回復を望む事が難しくなります。
また水と睡眠を取っていれば、食事をしなくても2~3週間は生きるとされています。
しかし、水を一滴も飲まないと4~5日程度で死に至ります。
健康で過ごすためには、この
空気と水を選ぶ事が食事よりも重要
かも知れません。今回は生命を維持するための水の選び方についてお伝えします。
毎日食べ物からも含め2.0~2.5Lの水を補給する必要がある!?
出典:日経スタイル細胞の源は、毎日の食事から摂れる栄養素が大きく関わっています。
ヒトの栄養は、基本的に7つの成分(6つの栄養素と水)から出来ています。
それぞれの栄養素は異なった機能を持っています。
大きく分けてエネルギー源として炭水化物と脂質、組織の成長や発展にはタンパク質・ビタミン・ミネラル・微量ミネラル、代謝調整にはタンパク質・ビタミン・水が必要です。
水は、体重の約60~70%占めています。
この水を代謝調整に使い毎日
尿として約1.5L
汗として0.6L
呼気として0.3L
便として0.1L
合計2.5L失われます。
すなわち毎日少なくても食べ物からも含め2.0~2.5Lの水を補給しなければなりません。
そもそも水の役割って何?
ケガをすれば出血します。
この血液の成分の一つが水です。
血液は、有形成分(赤血球・白血球・血小板)と無形成分(血漿)に大きく分けることができます。
当然ながら有形成分にも水は必須ですが、血漿に無くてはならない成分です。
この血漿には、
私たちが生きるために必要な栄養素が血流に乗って全身に運ばれます。
喉の渇きや尿の色も意識してみて
身体の水分が1~2%減少すると、のどの渇きを感じるようになります。これが脱水症状です。
脱水症状を起こすと体温を調節する汗が出なくなり、
だんだんと体温が上がってきますが、これだけではありません。
身体からはもっと繊細に信号が発信されています。
例えば、以下のような症状です。
3~6%程度減少の場合
疲労感や気分変動がある今しがた食べたても空腹感がある
背中や関節の痛みを感じる
乾燥肌・だるさ・小じわが目立つ
排尿の回数が少なく、尿の色が濃ゆく便秘の時
7~10%程度減少の場合
筋肉のけいれん循環不全
腎不全
10~20%程度減少の場合
死亡また慢性的な脱水症状は
胸やけや便秘の消化管障害
情緒不安定や凶暴性
尿路感染症
老化の促進
高コレステロール血症など
尿の色は健康のバロメーター
のどの渇きに注意することも大切ですが、尿の色によっても判断できます。色が明るい黄色になるように水を飲むのが良いでしょう。
濃厚な尿は、生命機能を維持するために腎臓が体液の保持に務めているからです。
その結果、濃縮され尿に色が濃くなったり、排尿の回数が減ったりします。
この場合、腎臓がフル活動している状態なので、腎臓に負担がかかり疲れやすくなります。
また、無色透明な尿が長期的に排泄される場合、肝臓での解毒・代謝作用が極端に低下していますので受診されることをお勧めします。
身体が喜ぶ水とはどんな水なのか
生物は、約30億年前に海から誕生したと言われています。これからを考えると生命が誕生した時の海水を飲むのが良いかも知れませんが、やはり海水は飲めません。
なぜなら、進化によって水と海水に含まれるわずかなミネラル成分で生命を維持できる様になったからです。では、どんな水を飲めば身体に良いのでしょうか?
身体に優しく、そしてしっかり体内で利用され結果的に害を及ぼさない水が適しています。
どんな水かと言えば
自然水のように美味しい水
管理されて安全性の高い水
新鮮な水
です。自然水のように美味しい水
理想的なのは山の湧水です。
美味しく感じるのは、ミネラル(ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムなど)分を少量含み㏗6.5~7.5の水です。ただ、年間を通して中国で発生したPM2.5や有害化学物質などが飛来し大気汚染が広がっています。
これらの汚染物質が雨と共に土壌に溶け込んでいます。
その土壌から湧き出す水は本当に安全なのでしょうか?
当然、汚染状況も調査されていると思いますが365日全く同じ水質になっているとは限りません。
したがって、山の湧水を常用するには適していません。
(2013.10.19日本経済新聞)
管理されて安全性の高い水
管理されて安全性が確認されているのは、何と言っても水道水でしょう。これから夏になってくると雑菌の増殖が懸念されるため水質維持に塩素の使用量が多くなってきます。
するとカルキ臭が強くなり、美味しいと思われない方が増えてきます。
また行政は、浄水場での水質保全に積極的に取り組んでいますが、
水道管の安全性の維持管理が難しいようです。
なぜなら一度埋設すると交換するのに多額の費用が必要なためです。
これでは、水道水を浄水せずに飲用することは、健康な身体作りに適しているとは思えません。
ちなみに水道管の耐用年数は40年です。
この間、清掃等の義務付けはありません。
写真は、私の友人(土木関係)が写した破裂した5年間使用後の水道管です。
管内には、鉄さびやヘドロがいっぱい付いています。
(新品)
(使用後)
新鮮な水
ペットボトルなどに入れられたミネラルウォーターの原料は、ほとんど山の湧水が使われています。しかし、このミネラルウォーターが販売されるには、少なくても1~3ヶ月後になり、これでは新鮮な水とは言えません。
最近人気のウォーターサーバーの水も同じく新鮮ではありません。
水を出す時には、ボトル内に空気中の雑菌等が混入する恐れがあり安全性も問われていますので定期的なメンテナンスが必要です。
健康を維持するために飲用に適した水は、手軽にしっかり毎日飲める事が大切です。
これには水道水が良いのですが、塩素や水道管の汚れなどから生水で飲むのに適していません。
ですから水道水を、家庭で浄水器等によって処理するのが簡単です。
健康に良い浄水器のポイント
私が浄水器の使用を薦める理由は、様々な飲料水(ペットボトルのミネラルウォーター・ウォーターサーバー・スーパーのイオン水など)が売られていますが、維持費が安く済み、それより安全で美味しい水を安心して必要なだけ飲んだり使ったりできるからです。
ただ浄水器なら何でもいいのではありません。
選ぶポイントは、その規格がNSF認証である事です。
このマークは、現在存在する最も尊敬されている独立した認証機関の1つによって製品がテストされたことを保証するものです。
これは世界中の消費者、製造業者、小売業者、規制当局によって評価されています。(NSFインターナショナルのHPより引用)
NSF:National Sanitation Foundation Internationalの略(国際衛生科学財団)
食品、飲料水、サプリメントや健康食品などの衛生面を検査する国際機関
どの国の政府機関にも帰属せず70年以上の歴史を持つ
世界で最も信頼できる第三者機関
引用:NSFインターナショナルのHPより
浄水器の基準で決まる性能
日本で主に販売されている浄水器は、浄水器協議会によって基準が設定されています。
ではNSF認証とどれほど違うのか一部抜粋して掲載します。(除去率)
項目 浄水器協議会 NSF(国際衛生科学財団)
塩素 80%以上 75%以上
濁度 80%以上 99%以上
TDS(総溶解量) なし 75%以上
微粒子 なし 05μ以上が85%以上
トリハロメタン なし 95%以上
クリプトスポリジウム なし 99.95%以上
アスベスト なし 99%以上
シマジン なし 99%以上
トリクロロエチレン なし 99%以上
トリクロロエタン なし 99%以上
四塩化炭素 なし 99%以上
テトラクロロエチレン なし 99%以上
ベンゼン なし 99%以上
ブロモホルム なし 99%以上
その他の化学物質 なし 65~95%以上
出典:名水ドットコム
このように違いは歴然です。
日本の基準は、結果的に「塩素が除去できて濁っていない」ならば販売できるのです。
すなわち有害物質が除去できていなくても製造認可される非常に緩い基準なのです。
これでは、私たちが求めている「安全な水」とは考えづらいです。
ちなみに浄水器協議会の検査対象項目は全46項目のみで、世界的にもかなり緩い基準になっています。
これに対してNSF基準は、とても厳しく89種類の有害物質が除去可能と決められています。
しかもフィルターの除去能力持続期間は、交換目安の2倍も保てる事も基準になっています。
さらに年2回の抜き打ち検査に合格した浄水器の名前だけが公開されます。
浄水器の選ぶ際は、NSF認証を確認しましょう。
フィルターにも注目
NSF認証浄水器の多くは、フィルターに逆浸透膜(Reverse Osmosis Membrane)を使用しています。
この逆浸透膜の特徴は、水に含まれる水(H₂O)以外の成分を除去できる能力にあります。
当然多くの有害物質が除去可能なのですが、これが痣となって水を美味しく感じる成分(ミネラル)まで除去するのです。
したがって多くのメーカーは、ミネラル分を添加する事で美味しさを保とうとします。
これでは自然水のような水とは言えません。
この弱点を克服するのが圧縮型活生炭です。
活性炭フィルターは、ミネラルを除去せず、
しかも活性炭を圧縮する事によってNSF認証に適合する性能を持っています。
身体が喜ぶ水を飲むには、NSF認証に適合し圧縮型活性炭の浄水器を選びましょう。
まとめ
日本は、世界的に見ても生水が安心して飲めるほど水の安全な国でした。
しかしながら、水の存在が身近過ぎたため、関心度が低く水質汚染が進みました。
水は、『健康の源』と言っても過言でない生命を繋ぐ大切な飲み物です。
あなたの正しい水の選択は、あなたの健康を守る基礎となります。
あなたの身体を大切に元気でハツラツとした人生を過ごしましょう。
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