イギリスでは16歳以下への販売禁止になったエナジードリンク。思春期や子供は要注意!体と心に異変が出る危険なエナジードリンクについて養護教諭がまとめたデータとは。
危険?思春期のエナジードリンクに要注意。手が出やすい分、体と心に異変がすぐ出る。養護教諭がまとめたデータとは。
大人気の海外発のカフェイン入り清涼飲料水、エナジードリンク。
元気が出ると勘違いして、毎日のように飲んでいる人が近くにいませんか?
恥ずかしながら、昔からの同僚に毎日某カフェイン炭酸飲料を2本飲んでいる人がいました。
栄養補給かなにかと勘違いしているのか、
疲れが取れるビタミン剤だと思っているのか、とにかく飲まずにはいられないようでした。
飲まなくてもいいじゃない、といっても買いに走るその様子は中毒そのもの。
エナジードリンクは「エナジー(エネルギー)を補給してくれるドリンク」ではなく、
精神を高ぶらせて疲れをマヒさせる「カフェインが大量に入ったドリンク」であることを今、しっかり子どもたちに教えなくてはいけない時です。
心身の不調、メンタルのゆらぎ。
思春期特有のもの、では済まされない場合があります。
中高生のエナジードリンク中毒に注意。実は、「エナジードリンクが原因で体調が悪い」のかもしれません。
「エナジードリンクが原因で素行が悪い」
という研究結果や論文はありません。
権威のある人が実験と検証を重ねて発表された結果ではないので、公のものではないのです。
そうなると、一部の大人は「エナジードリンクは悪くない」「いいがかりだろう」「エナジードリンクのせいではないだろう」という解釈をするのが普通です。
でも、最近の聞き取り調査でこんなことがわかっています。
日本体育大学の野井真吾研究室のアンケート調査からわかるカフェイン中毒の症状
全国の1096人の養護教諭にアンケートを実施した野井教授。
子どもが普通にエナジードリンクをコンビニや自販機で買い、日常的に飲んでいる。
そんな子どもたちの心や体に異変が起きているのを懸念して、エナジードリンクに大量に含まれる「カフェイン」の影響を調べたのです。
その結果、なんとエナジードリンクを習慣的に飲んでいる子は
小学生で5%以下、中学生で24.4%、高校生で48.4%。
受験勉強をきっかけに手を出すことが多いのだと言います。
アンケート調査からわかるエナジードリンクの身体の異変とは
●頭痛
●脈拍が多い
●ハアハアと息苦しい
●胸に痛みが走る
など、少し具合が悪い、体がだるいと思うような程度ですが日常的に若者に起こりうるものとしては深刻です。
アンケート調査からわかるエナジードリンクの心の異変とは
●寝ていられない
●じっとしていられない
●テンションのアップダウンが激しい
●性的欲求が起こる(突発的に口にする)
●イライラする
●響き渡るような高笑いをしたり、場違いなふざけ方をする
エナジードリンクのモンスターでカフェイン中毒、死亡事故で一時は危険性が認知されたはずが・・・
エナジードリンクはカフェインを大量に含むドリンクです。
2015年に、20代男性の死亡れが報道されたことによって危ないと認識されるように。
さらにアメリカでも女の子がモンスターを飲んだ後に死亡するなど、カフェインに致死量があるという事は認知されたはずでした。
でも、さすがに「死亡」まで行く例は少なく、さっさと忘れ去られてしまうのがニュース。
さらに、中高生の体調不良は生活習慣の乱れやホルモンバランスの急激な変化、と言われることが多く、養護教諭がエナジードリンクが怪しいと思って伝えていてもとくに検査もされず
「医師による診断は、原因不明」
とされて返ってくることの方が多いのだそうです。
とすれば、周りの大人がエナジードリンクの飲みすぎやカフェイン中毒について、子どもたちにしっかり教える機会を持たなくてはいけないのではないでしょうか。
眠気除去薬のエスタロンモカ錠は、1錠に無水カフェインが100g。、15歳以下は服用不可なカフェイン量となっています。
エナジードリンクのカフェイン量ですが、A社は1本(355ml)で約142mg。
B社は1本(180ml)で80mgです。
こう見ると、子どもがごくごく飲むようなドリンクではないという事がお分かりでしょうか。
薬にしたら、カフェイン100mgで15歳以下の服用が不可です。
それが、ジュースではスルーされる。
こんなことは誰も教えてくれません。
ちなみにイギリスでは子どもや妊婦の引用は控えるように注意喚起されています。
さらに、16歳以下がエナジードリンクを購入することが禁止される動きを見せています。
中高生が自分でエナジードリンクの飲みすぎに気を付ける・・・?
中学生、高校生くらいの年頃になると、
「エナジードリンクを飲むと眠れなくなる」というのはもしかすると魅力的に映るかもしれません。
特に、エナジードリンクを手に取るきっかけとされる受験生は、「眠れない」のを最高に良しとする傾向にあるかもしれません。
大人は冷静ですが、子どもはこういう未知の世界に惹きつけられるものです。
ドラッグやタバコと同じ扱いでカフェインについても、デメリットを伝えていかなくてはいけないのですが、
周りの大人ですらカフェインは「嗜好品」と捉えているために危機感がないのが普通になっているのです。
「エナジードリンクは危ない」と言っている大人は周りにいますか?
子どもと一緒になって飲んだりしていませんか?
上の養護教諭のアンケートを見れば誰もが
「エナジードリンクは子どもに飲ませてはいけない」と感じませんか?
市販のエナジードリンクは、炭酸で味も美味しく感じるようにできていて、ごくごく飲めます。
「元気になるし」
「疲れも飛ぶし」
「また飲もうかな」
と思わせるようにできているんです。
実際に「元気になる」わけでも「疲れも飛ぶ」わけでもありませんが、この思考はドラッグに似ていて危ないな、と感じたのは私だけではないはずです。
疲れたな、エナジードリンク飲みたいな、と思った時に、この記事を思い出して頂けたら・・・
少しでもエナジードリンクが子どもたちの身体と心に与える影響が、認知されるようになってくれれば・・・と願っています。
ちなみに・・・
寝ずに勉強した子どもは、昼間のどこかで寝ています。
受験に要らない授業は寝ていたり、放課後図書室で寝ていたり。
夜はしっかり眠って、昼間に勉強してもらいらたいものですね。
リズムを崩して体内に支障が出るような受験勉強は、本当に将来役に立つのかどうか・・・親の私たちが、教えてあげられるのが一番いいですね。
あなたはどう思いますか?
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