受験生にカフェイン含有量が異常に多いエナジードリンクで頑張らせていませんか?受験生に本当に必要な栄養3つをご紹介します
受験シーズン真っ盛り!
受験生にカフェインやエナジードリンクで頑張らせていませんか?
我が家の子供たちは中学三年生と小学校六年生。
同級生には受験生も多く、話題に事欠きません。
塾にお弁当2食持ち、ゼロ時を過ぎてからの帰宅後に学校の宿題開始などというハードスケジュールをこなす子供たちが
健康に、頭もスッキリに、受験に臨めるように何をしてあげられるでしょう。
目を覚ますことだけを目的にカフェイン含有量が異常に多いエナジードリンクや栄養ドリンクなどで頑張らせていませんか?
エナジードリンクはいいものなの?悪いものなの?
メリットとデメリット・適量を知り「選択する」
エナジードリンクに限らず、それが良いか悪いかは、どの側面を選択するかということや、
適切な量であるかで変わってくるものです。
例えば、ナッツは美肌や便秘解消に良いとされていますが、ナッツは良い!とナッツばかり大量に食べていては体重増加や下痢につながります。
同じように、カフェインには、目を覚まさせたり覚醒させたりというメリットがある反面、多く摂りすぎると、
急性の中毒と、慢性の中毒の両方を引き起こすとされています。
カフェインの急性の中毒とは
2017年にアメリカで、エナジードリンクに含まれる過剰なカフェイン摂取で14歳の女の子が死亡したという訴訟がおこされました。【10月22日 AFP】米メリーランド(Maryland )州で19日、栄養ドリンク「モンスター・エナジー(Monster Energy)」に含まれる多量のカフェインが原因で娘(14)が死亡したとし、遺族らが製造会社を相手取って訴えを起こした。
原告の代理人によると2011年12月、アナイス・フルニエ(Anais Fournier)さんは死亡するまでの24時間に700ミリリットル入りのモンスターエナジーを2本摂取しており、これに含まれるカフェインの量は480ミリグラムだったという。缶入りコカコーラ(350ミリリットル)14缶分のカフェイン量に相当する。
また検視結果では、死亡の原因は「カフェインの毒性による心臓の不整脈」とされた。(引用:AFP BB NEWS)
カフェインの急性中毒が起きると、心拍数の増加や不整脈が起きることがあり、それが呼吸困難につながることもあるのです。
慢性中毒で起こりえること
急性中毒が起こらなくても、過剰なカフェイン摂取を続けていると、神経過敏や睡眠障害を引き起こす可能性があります。また、冷えにもつながるので、特に毎月月経のある女の子にとっては、生理痛につながりやすいということも考えてあげたいところです。
カフェインの適正摂取量を守っていれば大丈夫?
大人のカフェインの1日の適正摂取量は200mg-300mg程度とされています。体が小さな子供たちはもちろんそれより少ないということになります。
また、体の大きさが同じでもお酒に弱い人強い人がいるように、受容性はひとそれぞれ。
適正摂取量はあくまでも目安です。
・コーヒー1杯が100-150mlくらい
・スーパーなどでよく見かけるエナジードリンクや栄養ドリンクは80ml-140ml程度
です。子供が飲むにはカフェイン量が多いことがわかります。
アメリカで亡くなった女の子は480ml程度を摂取したとのこと。
無知は危険です。
実際、海外で販売されているエナジードリンクには1本に375mlも入っているものもあるというから驚きです。(日本最大エナジードリンク総合サイト参照)
見た目も味もソフトドリンクと変わらないエナジードリンクを、目を覚ましたい・覚醒しておきたいというメリットのためだけに1日何本も飲んだり、毎日のように飲んでいれば、体がぼろぼろになっていきます。
それではどんな栄養を意識すると、いつも頭がすっきり勉強に取り組めるのでしょうか?
受験生が積極的に摂りたい栄養素3つをご紹介します
私は、同種療法士として、受験生の体調管理を請け負うこともあります。
その時に一番意識して取り組んでいるのがミネラルを不足させないことです。
この3つのミネラルは受験生のためにとても大切なので、特に大切にしています。
1.体の隅々まで酸素を運んでくれる鉄分
一生懸命勉強に取り組んでいると、どうしても呼吸が浅くなりがちです。そうすると、酸欠に陥りやすくなります。脳に酸素が足りなくなってくると、記憶能力が落ちたり、集中力がきれたりしてくるのです。
そんな時に、エナジードリンクに頼るのではなく、脳や体の隅々にまで酸素をいきわたらせる働きがある鉄分をしっかり摂るようにしましょう。
青のりやひじきなどの海藻類には鉄分がたっぷり
日々のご飯には鉄分を意識したものがおすすめです。青のりやひじきには鉄分が豊富です。
また、大豆やピュアココアにも鉄分が含まれていますので、ココアで風味をつけた温かい豆乳でほっと一息つくのはいかがでしょうか。
また、鉄分を豊富に含んだレーズンをおやつにするのもおすすめですよ。
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2.鉄分が運んだ酸素をしっかり細胞へ浸透させるカリウム
鉄分が運んできてくれた酸素は、カリウムの力でしっかりと細胞の内部へと浸透していきます。カリウムはストレスで減りやすいミネラルのひとつです。
カリウムが減少すると精神への影響も出てきます。
イライラしたり、不安感が強くなったりするので、受験勉強には悪影響。
カリウムをしっかり補って体も心も安定を保たせてあげたいものです。
切り干し大根のさっぱりサラダがおすすめ
切り干し大根にはカリウムが多く含まれています。お酢で和えたサラダにして食べると、味覚も頭もすっきりです。3.浸透圧と神経伝達を担うナトリウム
ナトリウムはカリウムと共に細胞の浸透圧を調整しています。このバランスが崩れると、疲労感が増したり、神経伝達がうまくいかなくなったりします。暗記必須の受験生は大切にしたいミネラルです。
とはいえ、現代の食生活でナトリウムが激しく欠乏することは少ないといわれています。
ナトリウムは欠乏させないのも大切ですが、質の良い塩分を摂るという意識が大切です。
本物のお塩やお味噌、お醤油にこだわって、質の良いものからナトリウムを摂らせてあげるようにしましょう。
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私が管理している受験生たちも、このような栄養のバランスに気を付けながら、
元気にそして受験勉強以外の私生活も楽しみながらいきいきと勉強を続けています。
大切にしたいのは、合格の先のこどもたちの歩み
親としては、目の前の合格を祈らずにはいられないものですが、その為に手段選ばずでは、本当に大切にし応援したいもの…
進学した後、子供たちが自らの力でいきいきと生き抜くための体や心を奪いかねません。
子供たちが、疲れたり不安定になりやすい時だからこそ、私たち親は、子どもの持つ力を整え引き出すことで精いっぱい応援してあげたいものです。
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