治療法の決定権は医師ではなく、絶対的にあなた自身にあります。病気が治るために医者との上手な付き合い方
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みなさんは体調が悪くなったらどうしますか?
IN YOU読者の皆様はできる限り医療機関にお世話にならないように、と日頃から自然療法を学んだり、予防医学に徹している方も多いのではと思います。
しかし国内では海外と違って個人の医療負担が安いので、ほとんどの方は、「病院に行く」という選択をする方も多いのではないでしょうか。
もし体調が悪くて病院に行くとします。
多少、病気や症状の事が気になって神経質になっているかもしれません。
ではあなたは、なぜ病院に行ったのでしょうか?
答えは、早く治りたいからですよね?
しかし、何の知識もなく行ったところで時間が無駄になることもあるのです。
病院での限られた時間をあなたが治るために、医者や病院の使い方を積極的に考える必要があります。医者や病院の潜在力までも最大限に引き出す方法とは?
最大のポイントは、あなたが「納得」する事です。
自分が今何をされているのかわからない、
どんな薬なのかわからない、
どんな治療法なのかわからない、
そんな状態で医療機関の言いなりになるのではなく、
医者との会話はもちろんのこと、検査や点滴などの医療行為についてもできる限り深く理解し、納得できる様に確認する事が大切です。
そして、そのためにはあなた自身も日頃から薬や治療のメリットやリスクについて知識を身に付けることが重要です。
これが医者や病院が持っている秘めたる力を引き出す最大のポイントです。
たった5分で何ができる?
多くの方は、辛い思いをして病院まで来て何時間も待って5分もしない内に診察が終り、
会計まで済ませたら一日仕事と不満を抱かれる気持ち、よくわかります。
医者も好き好んで診察時間を短くしているのではありません。
平均的な総合病院では1時間当たり、医者一人で10人近くの外来患者を診ます。
その結果一人の診察時間が5~10分程度になるのが現状です。
これは、いわゆる生活習慣病と言われる病状で来られる方が余りにも多いからです。
もしあなたが生活習慣病の一つで治療を受けておられるならば、自らも改善する努力が必要です。
生活習慣は薬では治せないのです。
食生活や生活習慣が乱れているのでしたらまずはそこから考え直すことをお勧めします。
その上でもし病院に行くのであれば、「たった5分の診察を自分に役立つ時間にする」と決めてください。
大切なのは「一刻でも早く治る」ことなのです。
役立つ5分にするために
たった5分でも有意義に使う方法
医者も人間です。
初めて会ったあなたの生活や性格まで具体的に知っているはずがありません。
すなわち正確な情報がなければ、誤診のきっかけを作ることになります。
「言わなくてもわかってくれているはず」と思わず、大事なことは伝えましょう。
結局損するのは、患者になったあなたなのですから。
しかし、「質問したことだけに答えなさい」といって怒る医者は、あなたにとって「納得」できる治療なるとは思えません。
離れた方が無難でしょう。
症状は具体的に
どの症状が一番辛いのか、いつ、どんな時に起こるのか
医者の頭の中では、あなたが言った症状からいくつかの原因を考え、結果的に消去法で診断します。
このためには、あなたが一番辛い症状から話すと医者は、より正確に診察をできるようになります。
この症状は、いつから続いているのか?
どんなタイミングで発生するのか?
が大切な診断ポイントになります。
もし薬剤を服用しているならば、必ず伝えましょう。
薬のリスクを下げ、重複を避けることもあなたが早く治る秘訣になります。
(「食べ物があなたを作っている」より)
「この検査を受けるのは何のためですか?」という質問をしよう。
医者は、問診が終れば症状をより具体的に判断するため検査をします。
検査と言っても検体検査、画像診断、内視鏡、生理機能検査などがあります。
一般的に馴染みやすいのは、血液や尿で行う検体検査と思います。
結果の数値と基準値との比較で内臓などの異常を発見する方法です。
この「基準値」については健常人を参考に決めたもので、時代と共に変わる一つの目安です。
詳細は前記事「自己管理とは自己治療のこと。本当の血液検査数値の見方と、病になる前に行いたい自己管理方法をお伝えします。」
https://macrobiotic-daisuki.jp/ketuekikensa-67208.html
を参照ください。
医者が何を目的にして、どの項目を検査しようとしているのか理由を聞いてください。
その時に、ご自身が気になっている臓器や症状があれば同時にするように頼みましょう。
しかし、一度に10項目以上になると不要な検査と見なされ病院負担となり嫌がられます。
治療方法を決めるのはあなたです。
決定権は絶対的にあなた自身にあるのです。
問診や検査の結果から診断が下され、治療方針が「提案」されます。
ここで勘違いされる方が多く、あくまでも提案であって命令ではありません。
決定権はあなたにあるのです。
あなたがこの治療方針をしっかり理解するために質問をなさってください。
その治療をすると、どこまで治るのか?
その治療は、いつまで続けるのか?完治は可能なのか?
薬を続ける場合、その副作用として何が起こるのか?
完治のために、自ら努力することは何か?
目標は、完治することです。
しかし当面は、完璧な健康でなく、普段の生活が支障なく過ごせる程度の健康であることですが、
これを決めるのはあなたなのです。
あなたがすることは
疾患名をしっかり覚えましょう
医者にのちのち質問するためには、病名をしっかり覚えメモを取ってください。
そして疾患名を知ったら、ご自身でもあらゆる角度から情報収集を行うようにしましょう。
うろ覚えだと、本やネットで調べることもできません。
しかも、あなたの症状と違う記載があっても聞きたいことがわからなくなります。
次の診察時に確認するために大切です。
なぜなら、
あなたが真剣に病気と向き合い治そうとする姿勢が完治のためには必須事項
だからです。反対に知ったかぶりは、医者の判断を惑わせ適切な治療の妨げになるからです。
生活習慣をチェック
例えば、医者がお酒の制限を指示しても、あなたが無視すれば治療にはなりません。守れない事情があるならば、必ず相談して新たな提案を出してもらってください。
事情を伝えずに指示を無視することは、誤診につながります。
医者が見ているのはデータ?それともあなた?
初診の時は、触診や聴診器で鼓動を聞く医者もいますが、最近はしない医者も多くなりました。
患者にとって医者に触れられる事は、「お手当」といわれるくらい安心できる行為で、この安心感も重要な治療の一つのはずです。
しかし再診となると、ほとんど顔を見ないでカルテに情報を入力しならが話を聞いています。
これでは微妙なあなたの変化に気づかず、検査データが前回とほぼ同じならば「同じ薬で、では次回いついつで」と言って終ります。
すなわち、治療が継続状態になると見ているのは「パソコンの画面上に示される検査データ」なのです。
数値には数値を
徹底的に自分で管理する
もしあなたが生活習慣病の一つ「高血圧」で治療されていると仮定します。
あなたは、きっと薬を処方されているはずです。
そして、できれば飲みたくないのではないでしょうか?
では、どうしたら止めることができるのでしょうか?
そのためには数値を示すことなのです。
多くの方の場合、血圧は病院で診察前に測定されていますが、このような状態で測定すると基本的には高くなります。
このデータを見た医者は、「血圧は依然として高い」と判断しますから、結果的に投薬が継続されることになります。
自己管理をしましょう
自宅で毎日の生活リズムに合わせて一日数回測定すれば、平均血圧が得られます。
これが安定した血圧で食生活、運動、睡眠などの行動を示せば、医者はあなたの状態を把握しやすくなります。
すると薬の微妙な調整ができ、やがて減少し止めることもできるようになります。
あなたが本当に病気を治したいと考えられるならば、これくらい徹底的に自己管理をされる事を希望します。
しかしながら、無知なまま自己判断で薬をやめたり再開するのは危険です。特に重篤な疾患がある場合はできる限り専門家の指示の元で自己管理しながら、病気の改善を目指してください。
(「マイベストプロ神戸」 ベストヘルスパートナーより)
医療の本来あるべき姿は、あなたが治るためのパートナーである。
医療は本来、何のためにあるのでしょうか?
大量に薬を飲んで、苦しい思いをして、残りの人生を病院のベッドで過ごすためではないはずです。あなたが生まれてきたのは、病気と向き合うためではないですよね。
素敵で心豊かな毎日を過ごして「より良い人生」にするためです。
どんな優秀で良心的な医者であっても、あなたの代わりなることはできません。
私のような臨床検査技師を含め多くの医療従事者も、あなたが病気を改善し「より良い人生」を過ごされることを願っているはずです。
でも、何が「より良い人生」なのかは一概に言えません。
私が思うのには、この世に命を受けて生まれてきたからには何か目的や使命を与えられていると思っています。
そして、それを実行するために人生があるのかも知れません。
このためには、あなたが日頃から健康で過ごすことが大切なのです。
これからの医療は、あなたが「治る」手助けをし、健康で過ごすためのパートナー なのです。
要は、病気を治すための主役は、あなたなのです。健康的な毎日を過ごされ、人生の役割を果たされることを切に願っています。
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