玄米のメリットを最大限に引き出す「最強の玄米おにぎり」の作り方|微量栄養素を簡単に補える保存食を作ってみよう。
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玄米のメリットを最大限に引き出す「最強の玄米おにぎり」の作り方|微量栄養素を簡単に補える保存食を作ってみよう。
こんにちは。オーガニックビューティセラピスト・自然療法士の坂田まことです。
玄米菜食が若い女性の中でも浸透しはじめた近頃。
いろんな食べ方・炊き方があり健康法としても様々な意見があります。
ベストな食べ方・炊き方はなく、
食べる相手が違えば異なるところが実に面白いところ。
そんな奥深い「玄米の食べ方」ですが、
オーガニックビューティセラピスト目線で考案した
「微量栄養素をバランスよくいただく保存食」をお伝えしたいと思います。
そもそも玄米のメリット・デメリットを知っておこう。
・「ミネラル阻害効果」と「フィチン酸」の真実
玄米の中には、中には豊富な栄養素と共に人体に有害な物質も含まれています。
「消化しにくい」と「毒物(=ミトコンドリア毒性)」。
この2つが玄米食の最大のデメリットです。
・フィチン酸にミネラル吸収阻害作用があるのか?
それは間違いで、そもそも玄米にはフィチン酸は含まれていません。
玄米などの種子類に含まれているものは、フィチン酸ではなく、「フィチン」という形で存在しています。皆さんがフィチン酸と呼んでるのは「フィチン」のことです。
様々な栄養成分(※有害成分も含む)と結合して、
これ以上他の物質と結合できない状態で安定して存在しています。
フィチンがミネラル欠乏を起こすなら、
玄米よりフィチンが多く含まれている小麦や大豆などを食べてもミネラル欠乏を起こします。
玄米を発芽させるとフィチンが分解され、
ミネラルが体内で効率よく吸収されるようになりますが、
同時にフィチンが本来持っている抗がん作用も高まるという考え方が自然ではないでしょうか。
乾煎りしたあとで、浸水し、玄米を炊く方法とは?
1、生きた玄米(=発芽する玄米)を選ぶこと
2、正しい調理を(炊き方)行うこと
それこそが、乾煎りしたあとで、浸水し、玄米を炊く方法です。
発芽するまで「浸水」してこそ、
玄米の栄養素を無駄なくいただくことができるのです。
この一手間を決して忘れないこと。
玄米や季節によって「発芽するスピード」が異なるため明記はできないものの、
よくお米を観察していると白い芽が出てくるので、
お気に入りの玄米があれば「よく観察」してみるといいでしょう。
【参考目安】
春・夏 24~48時間
秋・冬 48~72時間
上記時間くらいを目安にしましょう。
「最強の玄米おにぎり」のレシピ例
材料
作り方
1、※ 6-8 時間浸水(塩ひとつまみ・乾燥昆布一枚)して発芽させる。
2、発芽させた玄米を炊く。(ここで日本酒少し加える)
3、炊きあがった玄米に材料を混ぜ混み、おにぎりの真ん中に梅干しを入れて、エゴマの葉で包んだら完成 (冷蔵で1週間・冷凍で1ヶ月保存可能)
※ 発芽までの浸水時間は、玄米や季節によって異なる。
このおにぎりに使う玄米のポイントは3つ。
1、無肥料・無農薬米であること
2、発芽している状態であること
3、できるなら寝かせ玄米(酵素玄米)でいただくこと
冷凍方法と保存方法のコツですが、
玄米は炊きたてなら、保温するより冷凍した方が美味しさは長続きするらしいです。
何より「継続して食べられる方法」を一番にお伝えしているので、冷凍保存も推奨します。
その際4つのポイントに気を付けてください。
1、生のしらす等は使用しない(解凍時に臭くなる・痛みやすい)
2、無添加ラップを使用する(食べ物に密着するため)
3、出来るだけ平くする(蒸し器での解凍が楽)
4、トレーに平らに並べて急速冷凍する(鮮度が損なわれない)
この「最強の玄米おにぎり」のメリット
1、完全栄養食である(タンパク質もある)
2、微量栄養素が摂れる(ビタミン・ミネラル類)
3、手軽に食べられる
4、持ち歩ける
5、食べやすい
6、冷蔵でも保存がきく
7、匂いが少ない
8、冷たくても美味しい
9、一握りでも満腹を感じる
10、血糖値が上昇しにくい
●DHA/DPA/EPA オメガ3を毎日手軽に摂取する
「オメガ3系脂肪酸」の一種である
DHA(ドコサヘキサエン酸)
EPA(エイコサペンタエン酸)
DPA(ドコサペンタエン酸)。
有名な亜麻仁油で摂取することができる「オメガ3」は
体内で変換されるのに時間がかかってしまうため、
結局10%程度しか吸収する事ができないのです。
私は「青魚」からオメガ3を日々摂取することを選択しています。
摂取目標量を1日1g以上、または1日90g以上の魚。
つまり、切り身1切れ程度の量。
ひと昔前の日本人であれば、毎日簡単に満たすことができたましたが、
近年、食の欧米化が急速に進んだことから魚離れが進み難しくなっています。
毎日食べるおにぎりの具に、
私は手作り「マグロフレーク」などの魚の具を入れることもお勧めしています。
<選ぶ際は天然で育った汚染の少ないものを選ぶこと。>
●旦那と子どもには無理に玄米を食べさせない理由
これも玄米のデメリットである「消化に悪い」ことが理由です。
1、早食い
2、咀嚼があまい
3、玄米が苦手
旦那さんと子どもに与えるのであれば、玄米はあまりオススメしません。
消化の悪い人なら、女性でも。
何故なら前述お話ししたように、
「消化に悪い」ことが最大のデメリットだからです。
噛まない・早食いだと、メリットが得られにくく、
消化不良を起こしてしまうと意味がありません。
出来れば5分づき玄米か、有機の白米+雑穀米がベストでしょう。
どうしても玄米を食べてほしい(特に糖質摂取量の多い男性や子ども)なら、
「玄米パウダー」を白米に混ぜて炊く方法も良いでしょう。
これなら消化しやすい粉末状になったオーガニックの「糠」なので、
誰でも消化しやすい状態になっています。
健康食は「何を食べるか」ではない。
「誰が食べるか」の方が重要なのです。
まず毎日2握りを食べることを継続してみよう
まずは毎日2個食べることから、初めてみよう!
お昼ご飯のお供に、1個。
おやつ代わりに、1個。
朝ごはんでも、夜ご飯でも、
よく噛んで食べられるときに食べてみよう。
毎日の習慣にすることで、体は見る見るうちに変わっていきます。
たまに食べる高価なオーガニックランチより、
毎日食べる玄米おにぎりの方がよっぽどお財布とお腹に優しいでしょう。
自炊するだけで、不必要な添加物は減らすことができますし、
高価なスーパーフードに頼るより、味噌や醤油、雑穀や玄米の栄養の方が、身近で安価で買いやすい。
オーガニックフードはまたまだ「流行り」を感じさせることも多いけれど、
これは流行ではなく「文化」として当たり前になる日を期待して、私は発信し続けます。
どうかまずは自宅の調味料とお米から変えていこう。
そして、自炊が苦手な人も、まずは「最強の玄米おにぎり」から始めてみてはどうだろうか。
日々の生活の中に、1%でも多くのオーガニックを。
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